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更新日:2023年4月13日
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獣医師の紹介と先輩からのメッセージ
家畜の改良や増殖、畜産物の流通・販売の促進など「畜産業の振興」に係る仕事を行います。
家畜衛生の向上及び家畜伝染病の発生予防・まん延防止、獣医師や飼育動物診療施設の指導、動物用医薬品の適正流通使用の指導、畜産技術の研究開発や普及などの「安全・安心な畜産物の生産」に係る仕事を行います。
食品の製造所や販売店に対して食品衛生の観点からの監視指導や、牛や豚等のと畜検査など「食の安全・安心の確保」に係る仕事を行います。
理容、美容、クリーニングなどの生活衛生関係営業施設の監視指導や、動物愛護管理の推進、狂犬病予防対策など「衛生的な生活環境の確保」に係る仕事を行います。
畜産課、畜産技術センター、家畜保健衛生所、生活衛生課、衛生研究所、保健福祉事務所、食肉衛生検査所、動物愛護センターなど
各部局について、詳しく知りたい方は組織紹介をご覧ください。
家畜保健衛生所では「家畜伝染病予防法」に基づく家畜の検査、診断、指導などを行っています。病性鑑定課では細菌、ウイルス、病理、寄生虫及び生化学の精密検査を専門獣医師が実施しており、私は病理とウイルスを担当しています。
職務の関係上、私自身が生産者と直接かかわる機会は少ないですが、発生してしまった疾病を迅速に診断し、適切な防疫対応に繋げることが重要となります。そのため、疾病の収束がみられた時にやりがいを感じます。また、神奈川県は生産者と消費者が非常に近い都市型畜産を特徴としており、多くの生産者が直売所なども経営しています。出かけた際に、仕事で関わった生産者の直売所でたくさんの畜産物が陳列されていると嬉しく思います。
家畜保健衛生所は、家畜防疫・衛生指導・病性鑑定・獣医事といった業務を行っていて、私は防疫課で養鶏を担当しています。
主な職務内容として、養鶏農場に赴き、採血やスワブ採材を行い高病原性鳥インフルエンザの浸潤状況の確認やニューカッスル病などの抗体検査を行っています。また、衛生指導による飼養衛生管理の向上や養豚農場での豚熱のワクチン接種なども行っています。
衛生指導をしていく中で、家畜伝染病の発生リスクの高い農場が発見されることもあります。そういった農場の衛生レベルを上げる改善案を提案し、その案が農家さんに採用され、継続して取り組んでくださっている姿を見たときに嬉しかったことを覚えています。このように農家さんとやり取りを行い、より良いかたちにしていくことにやりがいを感じています。
生活衛生課は、食品衛生、動物愛護、環境衛生といった多岐にわたる業務を行っています。私は動物愛護・水道グループに所属し、主に動物愛護管理に関する業務を行っており、県民の皆さんの声を聞きながら、人と動物の調和のとれた社会の実現に向け仕事をしています。
また、これまでに食肉衛生検査所で検査業務や保健福祉事務所で飲食店の調査なども経験しました。このように獣医師の幅広い知識や技術を生かしながら、県民の皆さんの健康や生活の向上に役立てることができる点にとてもやりがいを感じています。
このページの所管所属は人事委員会事務局 です。