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更新日:2021年7月30日

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インターネット広告で依頼した水回り修理に関する苦情相談が増加!
-令和2年度 神奈川県内における消費生活相談概要-

2021年07月30日
記者発表資料

令和2年度に神奈川県内の消費生活センター等で受け付けた消費生活相談総件数(「苦情」と「問合せ」の合計)は66,690件(前年度比7,187件減少(△9.7%))、このうち、苦情相談は61,745件(前年度比7,071件減少(△10.3%))でした。また、消費生活センター等に相談した結果、被害の未然防止やその回復が図られた金額(救済金額)は約25億円となっています。

令和2年度 消費生活相談の特徴

1 トイレの詰まりなどの水回り修理に関する苦情相談が幅広い年代で増加!

 インターネットの利用が増えるなか、特にトイレの詰まりなどの水回りの修理では、慌ててインターネットで検索して呼んだ修理業者との間で、修理料金等のトラブルになるケースが増えています。苦情相談件数は374件で、前年度(217件)と比べ約1.7倍と過去5年間で最多件数となっており、幅広い年代で増加しています。

2 高齢者の苦情相談は、訪問購入や点検商法が増加!

 高齢者(契約当事者が65歳以上)の苦情相談件数は17,447件で、前年度(23,080件)と比べ24.4%減少しました。一方、古着などの不用品を買い取るという業者を呼んだら、強引に貴金属を買い取られたといった「訪問購入」は260件で、前年度(195件)と比べ約1.3倍、屋根や床下の無料点検に訪れた業者に必要のない工事を強引に契約させられたといった「点検商法」が628件で、前年度(588件)と比べ約1.1倍に増加しています。

3 若者の苦情相談が引き続き増加傾向!

 若者(契約当事者が30歳未満)の苦情相談件数は8,133件で、前年度(7,707件)と比べ約1.1倍に増加しました。特に、保護者が知らないうちに、未成年の子どもがオンラインゲームで課金をしていたといった「オンラインゲーム」に関する苦情相談件数は314件で、前年度(218件)と比べ約1.4倍に増加しています。また、SNS等をきっかけに副業を始めたが報酬が入ってこないといった副業に関連する相談は、全体(278件)のうち若者が約6割(169件)を占めています。

<参考>新型コロナウイルス感染症関連の相談概要について

 新型コロナウイルス感染症に関連する相談は、令和2年3月から急増し、4月には1,406件の相談がありましたが、9月以降は200~300件程度で推移しています。(詳細は別紙13ページ以降を御覧ください。)

消費生活センターから消費者の皆様へのアドバイス

 トイレの詰まりなどの水回り修理の苦情相談件数は374件で、前年度(217件)と比べ約1.7倍となっています。内容は、「トイレが詰まり慌ててインターネットで検索した業者を呼んだが、詰まりが解消せず、作業を次々と提案され、最終的に数十万円を請求された。返金を求めたい。」といった相談が多くなっています。

3

〇 修理のために事業者を呼び、作業が完了した場合は、消費者側から来訪を求めた契約であるとして、事業者がクーリング・オフに応じないケースがあります。ただし、もともとの目的以外の工事や修理については、来訪要請に当たらないとして、契約の申込みの撤回又は契約の解除を主張できることもあります。

〇 事前に料金やサービス内容を確認し、納得できない場合は、一旦契約を断りましょう。

 

不安や疑問に思ったら、消費生活センターに相談しましょう。

消費者ホットライン 局番なし 188(いやや!) 身近な消費生活相談窓口につながります。

別紙「令和2年度 神奈川県内における消費生活相談概要」(PDF:932KB)も併せて御覧ください。

 

問合せ先

神奈川県くらし安全防災局くらし安全部消費生活課

課長 関根
電話 045-312-1121(内線2620)

消費生活相談総括 勝又
電話 045-312-1121(内線2611)

相談第二グループ 斎藤

電話 045-312-1121(内線2660)

このページに関するお問い合わせ先

くらし安全防災局 くらし安全部消費生活課

くらし安全防災局くらし安全部消費生活課へのお問い合わせフォーム

相談第二グループ

電話:045-312-1121

内線:2660、2661

ファクシミリ:045-312-3506

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