ライターの調査 -いわゆる使い捨てライター及び多目的ライター(点火棒)の調査ー

掲載日:2020年1月7日
消費生活用製品安全法施行令が改正され、平成23年9月から、いわゆる使い捨てライター及び多目的ライター(点火棒)には、幼児が容易に着火できないような幼児対策(チャイルドレジスタンスChild Resistance(CRと略します)(注1)が施され、PSCマーク(注2)の付いたものでないと販売できないこととなっています。
 しかしながら、高齢者や女性のように力の弱い方にとっては使いにくさも生じています。またライターをタバコの着火用に継続的に使用したところ、親指にしびれが生じた、といった相談も寄せられています。そこで、市販されているライターの着火時に必要な力である「押込み力」について調査し、消費者がライターを安全に使用できる方法を情報提供します。

(注1)幼児対策(チャイルドレジスタンスChild Resistance(CRと略します)):5歳(51か月)未満の子どもの火遊び防止のため、着火レバーが重たく容易に着火できないような構造となっています。
(注2)PSCマーク:構造、爆発性、可燃性等製品の安全性とともにCR機能など国が定めた技術基準に適合した場合に付される表示です。

1 調査の概要

調査の概要
事項 内容
調査対象

押しボタン方式により着火するライター 12件

(内訳:いわゆる使い捨てライター 5件、多目的ライター(点火棒) 5件、CR規制対象外ライター 2件)

調査内容、方法

ライターの着火時に必要な力である「押込み力」を調査

JIS S 4803「たばこライター及び多目的ライター操作力による幼児対策(チャイルドレジスタンス機能)安全仕様」に基づき調査を実施

調査期間 平成25年10月から平成26年3月
試験検査機関 一般財団法人 日本燃焼機器検査協会

使い捨てライター画像点火棒の画像

いわゆる使い捨てライターの例 (押しボタン方式) 多目的ライター(点火棒)の例(押しボタン方式)

2 調査結果

今回調査したCR規制対象ライターは、全てCR機能を担保するために必要な押込み力のJIS基準を満たしていました。しかしながら、押込み力には商品ごとに差があり、実際の使用にあたって、使用者にとって押込み力が強すぎる場合、着火しづらいことがあると思われます。

 
押しボタン式ライターの押込み力調査結果
No. 名称

押込み力(N:注3)

JIS基準(N:注3)
1 いわゆる使い捨てライター(CR規制対象) 42 42
2 同上 47
3 同上 46
4 同上 44
5 同上 44
6

点火棒(CR規制対象)

45 40
7 同上 44
8 同上 44
9 同上 41
10 同上 43
11 点火棒(CR規制対象外) 35 (基準なし)
12 同上 31

 (注3)    N(ニュートン):重力の大きさを示す単位。1Nは約100gの物体にはたらく重力の大きさに相当します。 

 

 

3 消費者への情報提供

使い捨てライターと多目的ライター(点火棒)にはCR規制がされており、着火には一定以上の押込み力が必要ですが、その力には商品ごとに差があります。

着火レバーが重たく容易に着火できない場合の対策等

 着火方式が異なり、より小さい力で着火するライターを使用する。(注4)
 シガーライターなど電熱コイル式着火用具を使用する。 
 指や腕に痛みが生じた場合等は、すぐに使用を中止し、医師に相談する。

スライド式ライタースライド式多目的ライター例

スライド式たばこライターの例 スライド式多目的ライター(点火棒)の例 

(注4) スライド式たばこライターやスライド式多目的ライター(点火棒)では、着火に要する力は20N以上と規定されています。

CR規制対象外のライターの場合

CR規制対象外のライターは子どもが容易に使用できるため、子どもの手の届かないところへ
保管する等の注意が必要です。

4 消費生活相談は、消費者ホットライン188番をご利用ください

188
本文ここまで
県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • 神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」
  • ともに生きる社会かながわ憲章
  • SDGs未来都市 神奈川県 SDGs FutureCity Kanagawa