家庭におけるカビの調査を実施しました

掲載日:2020年1月7日
保存していたパンにカビが生えた。また、使用している冷蔵庫やエアコンにカビが生えたがどうしたらよいかという相談が寄せられています。そこで、一般家庭においてどのようなカビが生息しているかの実態を調査し、家庭におけるカビの防除対策について情報提供します。

1 調査概要

調査概要
事項 内容
調査対象 消費者宅10件
調査内容

カビ(真菌類)*の調査

(1)  落下真菌数

(2)  付着真菌数

調査時期 平成24年8月から平成25年3月まで
連携試験研究機関

神奈川県衛生研究所

一般財団法人 北里環境科学センター

 カビは生物分類上、真菌類に属します。真菌類には、カビのほかにキノコや酵母が
含まれます。
 

 

2 調査結果

台所における落下真菌(カビ類)を秋(9月)に調査したところ、10軒のお宅すべてからカビ類の発生が認められました。1軒あたり2から50程度の真菌数でした。
 菌株を培養し、顕微鏡で観察し形態によりカビの種類を同定(決定)したところ、8種類の真菌類が認められました。
 
No. シャーレ内画像 真菌類の画像 真菌類名称 参考
1 シャーレ画像1 真菌類の画像1 Penicillium sp.(ペニシリウム)
(アオカビ)
土壌、植物、空中、食品などから検出される。空中に多量飛散している場合、アレルゲンとして重視されることがある。
2 シャーレ画像2 指定菌株画像2 Phoma andigena (フォーマ) 世界各地に分布しており、土壌、空中、河川、木材、風呂目地、などから検出される好湿性かびである。
3 シャーレ画像3 指定菌株画像3 Peniophorasp.(ペニフォーラ) 担子菌類(キノコ)の一種
4 シャーレ画像4 指定菌株4 Geotrichumsp.(ゲオトリクム) 乳肉、穀類、果実を汚染するカビだが事故事例は少ない。別名、ミルク腐敗カビとも呼ばれる。
5 シャーレ画像5 指定菌株5 Hyphodermellasp.(ヒポデルメラ) 担子菌類(キノコ)の一種
6 シャーレ画像6 指定菌株6 Schizophyllumcommune(シゾフィラム) 担子菌類(キノコ)の一種
7 シャーレ画像7 指定菌株7 Cladosporiumsp.(クラドスポリウム)(クロカビ) 土壌、植物、空地中、繊維などから検出される。空気中で最も多く分布しており、建造物の天井、壁、床などに付着し、汚染しやすいカビである。
8 シャーレ画像 指定菌株 Asperugillussp.(アスペルギルス)(コウジカビ) 土壌、植物屑、食品、家の内部のほこりなどから検出される。多量の胞子を産生し、中にはカビ毒を産生する種も存在する。

3 消費者へのアドバイス

 有効なカビ対策は温度、湿度管理と思われます。常日ごろから、除湿、乾燥に努めましょう。

 お風呂場など、湿気の高いところは、通風、換気に努めましょう。

 台所からもカビが検出されています。食品は、フタを利用したり、カビの胞子が落下してこない棚や冷蔵庫などに保存するのがよいでしょう。

 パン類にカビが生えたということをよく聞きます、高温多湿となる夏は、特に注意し、購入後できるだけ早めに食べましょう。

 カビは有害か無害かは、外見で判断できません。発見したら、放置せずにすぐ除去しておきましょう。

 カビを発見した場合、はたいたり、表面的に刷毛で除去することはかえって胞子が飛び散り汚染を広げます。自分で胞子を吸いこまないようにマスクをした上で、ゆっくりと拭い去るなど慎重に除去しましょう。 

 エアコン、洗濯機の内部にカビが認められた例があります。定期的に清掃をしたり、洗濯機はふたを開けておく等、日ごろから除湿に気をつけましょう。

4 消費生活相談は、消費者ホットライン188番をご利用ください

188
本文ここまで
県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • 神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」
  • ともに生きる社会かながわ憲章
  • SDGs未来都市 神奈川県 SDGs FutureCity Kanagawa