トイレの詰まり原因調査

掲載日:2020年1月7日

はじめに

1 目的

紙の普及は目覚しく、便器の洗浄等に使用する紙類は、そのままトイレに流せるとの触れ込みで消費者の間に普及している。しかしながら、実際に流すと、詰まりを起こすことなども聞くようになった。そこで、どのようにしてトイレが詰まるのかについて、トイレに流す可能性のある紙製品の水に対するほぐれやすさを調査し、消費者へ情報提供を行う。

2 調査期間

平成22年1月から22年3月まで

3 調査機関

株式会社 巴川製紙所 巴川分析センター

調査内容及び調査方法

1 調査に使用した商品

トイレに流す可能性がある紙製品 16件
〈内訳〉 トイレットペーパー(2)、ティッシュペーパー(4)、ウエットティッシュ(2)、便座除菌クリーナー(2)、おしり拭き(6)

2 調査内容

(1)  紙類の水に対する「ほぐれやすさ」
(2) 水洗トイレに流せるなどの表示

3 調査方法

トイレットペーパーの水に対するほぐれやすさに関する規格(JIS P4501)に準じ、攪拌子(かき混ぜるために回転させる棒状のもの)が一定の回転数で回転している水中に試料片を投入後、一旦低下した攪拌子の回転数が規定の回転数に復帰するまでの時間を計測する。(30分継続後も攪拌子の回転数が規定の回転数に復帰しないものは、ほぐれないと判定した。)

調査結果

 
品名 表示等 ほぐれやすさ(秒)
方法1 方法2 方法3
トイレットペーパー(2) 一度に多量を流さない 18から23 18から23 17
ティッシュペーパー(4) 水洗トイレに使用しない NG × ×
ウエットティッシュ(2) トイレに流せない NG × ×
便座除菌クリーナー(2) トイレに流せる NG 23から43 17から29
おしり拭き(4) トイレに流せる NG 22から950 19から340
おしり拭き(2) トイレに流せない NG × ×

注1 NG:攪拌子不安定のため測定不可   注2 ×:30分継続後、ほぐれない

考察

 トイレットペーパーの水に対するほぐれやすさに関する規格(JIS P4501)に準拠した方法(方法1)では、トイレットペーパー以外は攪拌子不安定のため測定ができなかった。

 試料片の条件を大きさから重量に変更した方法(方法2)及び試料片の条件を大きさから重量に、回転数の条件を変更した方法(方法3)では、流せると記載がある6製品は攪拌子の回転数が復帰したためほぐれたとしたが、試料片が完全にほぐれないものもあった。

 ティッシュペーパー及びウエットティッシュは、全ての試料で30分以上の攪拌でもほぐれなかった。

 便座除菌クリーナーは、方法2及び方法3では1分以内でほぐれた。

 おしり拭きは、流せないと記載のある製品では30分以上の攪拌でもほぐれなかった。また、流せると記載がある製品でも、製品によりほぐれやすさに明確な違いがあった。

消費者への注意事項

 流せない旨が記載されている製品については、排水管のつまりの原因になると推定されるため、絶対に流さないよう注意することが必要である。

 流せると記載がある製品でも、製品によりほぐれやすさに明確な違いがあり、トイレットペーパーとは比較できないレベルであるため、なるべく流さないようにすることが望ましい。

 流せると記載がある製品をやむを得ず流す場合には、できるだけ小さくし、大量の水で流すことが必要である。

 排水管等については、定期的に点検を行い、必要に応じて特別に清掃することが望ましい。

消費生活相談は、消費者ホットライン188番をご利用ください

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