自然冷媒ヒートポンプ給湯器(エコキュート)の調査

掲載日:2020年1月7日
家庭における省エネルギーのため自然冷媒ヒートポンプ給湯器(エコキュート*)(以後ヒートポンプ給湯器と呼ぶ)が普及している。
しかしながら、そこから発すると言われる音や電磁波により不快な思いをしたという相談が寄せられている。そこで、消費者の安全・安心のため、音および、電磁波の一種である低周波電磁界を調査し、その結果について消費者へ情報提供する。
ヒートポンプ給湯器(エコキュート):炭酸ガスを冷媒として使用し、電気料金が安価な夜間電力を利用する。ヒートポンプにより大気中の熱を集めて温水をつくり、貯湯する方式の給湯器を言う。エコキュートと呼ばれている。

1 調査の概要

対象 消費者宅に設置されているヒートポンプ給湯器4件
調査内容 音の調査
低周波電磁界の調査
調査期間 平成22年4月から23年3月
連携検査研究機関 神奈川県環境科学センター
神奈川県産業技術センター
財団法人 電気安全環境研究所横浜事業所

2 調査結果

ヒートポンプ給湯器から発生する音の調査をしたところ、44デシベルから51デシベルであった。これは、エアコン(室外)と同程度の騒音レベルであった。 音と同時に電磁波の一種である低周波電磁界について調査したが、磁束密度は0.27から0.96マイクロテスラであった。

ヒートポンプ給湯器の音の調査

稼動時の騒音レベル(dB*) 無稼動時の騒音レベル(dB)
44から51 33から49
dB(デシベル):音の大きさ(騒音レベル)の単位

参考データ

発生源名(測定条件) 騒音レベル(dB)
エアコン(室外) 42から65
環境省ホームページ「生活騒音の騒音レベル」より抜粋

低周波電磁界の調査

場所(発生源) 磁束密度(μT注1)(50Hz)
発生源から測定点までの距離
0cm 30cm
ヒートポンプ 5.63から8.78 0.27から0.96
参考(ICNIRPガイドライン)(注2) 200
注1:μT(マイクロテスラ)磁界の強さを表す磁束密度の単位
注2:ICNIRPガイドライン:ICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)が示す、健康影響から人体を防護するためのガイドライン値

参考データ

発生源 磁束密度(発生源から測定点までの距離30cm)
電気掃除機 0.1から0.546μT
出典:身のまわりの電磁界について平成25年3月 環境省 環境保健部 環境安全課ホームページ

3 消費者へのアドバイス

 ヒートポンプ給湯器の稼動は、夜間であることが多いが、夜間は都市騒音等が小さくなり、稼動音が際だつため、設置にあたっては注意が必要です。

 電磁波の一種である低周波電磁界の発生レベルは、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)が示す、健康影響から人体を防護するためのガイドラインの数値を下回る値を示しています。

電磁界について詳しくお知りになりたい場合は、環境省のホームページに掲載されている「身のまわりの電磁界について」を参照してください。

環境省総合環境政策局環境保健部環境安全課
「身のまわりの電磁界について」
http://www.env.go.jp/chemi/electric/material/minomawari.pdf

※「低周波電磁界」は、環境省のホームページでは、「超低周波電磁界」と表記されています。

4 消費生活相談は、消費者ホットライン188番をご利用ください

188

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