海外駐在員の活動レポート(2021年11月・北米事務所)

掲載日:2021年11月18日

米国でのリアルイベントの復活とその動向

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、昨年は多くの展示会やイベントが中止またはオンラインでの開催となった。オンライン開催という形式については、ポストコロナにおいても、業務効率化や経費削減のため選択肢のひとつとして存続すると考えられるが、現在米国では、食品分野を中心に完全対面形式に戻る動きが加速している。
 対面形式のイベントの実施にあたっては、米国疾病予防管理センター(CDC)のガイドラインや州政府等の規制の状況により、地域によって異なるものの、多くの場合、参加者に対してマスクの着用、検温、ワクチン接種証明の提示などが求められる。この数か月で筆者が参加したイベントを例に、こうしたポストコロナにおける対面形式のイベントの動向について紹介したい。

Japan Sake Fair

 Japan Sake Fair は米国西海岸最大級の日本酒イベントであり、サンフランシスコで約2年ぶりに対面形式により開催された。当初、定員1,000名の予定であったが、カリフォルニア州政府の規制を受け、700名に来場者数を抑えての開催となった。規模は縮小されたものの、事前販売チケットは完売し、当日も開始前から長蛇の列ができるなど高い注目を集めた。
 一方、出展者については渡航規制により、多くの酒蔵が会場に来られず、現地ボランティアに出展ブースの運営を任せているケースが多いように感じられた。ポストコロナにおいても、海外展示会などに社員を派遣できないケースは発生し得ることから、現地ボランティア向けのトレーニング教材(英語での解説付き動画や資料など)を日頃から備えておくことが望ましいと言えるだろう。

Sake_Fair_01

Sake_Fair_02

JAPANFes

 JAPANFes はニューヨークで唯一開催されている日系の”街フェス”であり、マンハッタンで年に10回以上開催されている。屋内開催ではなく、大通りを歩行者天国にして行うため、ワクチン証明の提示や検温は不要で、出展ブース間を自由に行き来することができた。
 米国では、コロナ禍を契機に衛生観念が高まり、非対面・非接触でのやりとりを可能にする様々な技術が生み出されている。その中でも、キャッシュレス決済に対する需要は非常に大きく、ポストコロナにおいてもスタンダードになりつつある。本イベントでは、商品の価格帯が10ドル前後と少額であったが、多くの来場者がクレジットカードや電子決済で支払いをしていた。現金は一切持ち歩かないという人も多いことから、商機を逃さないためにもキャッシュレス決済への対応は必須と言えるだろう。

 

JapanFes1

【個人間の送金が無料でできるアプリを活用している出展者】

JapanFes2

 今後も多くの対面形式のイベントが実施される見込みであり、引き続き米国の動向に注視しつつ、県内企業の現地での活動を支援していきたい。

 

 

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