海外動向レポート(2021年6月(株)横浜銀行研修派遣職員)

掲載日:2021年6月3日

新型コロナウイルス第3波とコロナ禍でも活躍する県内企業のご紹介

タイの新型コロナウイルスの感染状況

 タイでは4月から新型コロナウイルスの第3波が到来している。2月のレポートで報告した第2波は、3月に入ると新規感染者数が二桁台になるなど、4月の旧正月(ソンクラーン)の大型連休に向け収束の兆しが見えつつあった。同時期には、タイ政府が7月からプーケットで、ワクチンを接種した外国人に対し、隔離措置なしで受け入れると発表するなど、明るい話題も続いていた。
 しかし、4月に入り状況は一変した。バンコク都内の娯楽施設を中心に集団感染が発生し、瞬く間に全国へと感染が広がった。ソンクラーンの大型連休中には、一日の新規感染者が千人を超え、過去の感染拡大の中でも最も深刻な状況となった。その後、ロックダウンには至っていないが、4月18日から全国的に管理体制が強化され、飲食店の営業時間の短縮やアルコール提供の禁止、外出時のマスク着用の義務化などの規制が続いている。
 5月17日には、一日の新規感染者数が過去最多の9,635人を記録し、累計感染者数は11万人を超えた。一方、ワクチンの接種を完了した人の比率は1%にとどまるなど、今後の生活や企業活動への影響が懸念されている。

コロナ禍でも活躍する県内企業

 今回は、こうしたコロナ禍においてもタイで活躍を続ける県内企業を紹介したい。
神奈川県内を中心にスーパーマーケット「Fuji」やショッピングセンター等を運営する富士シティオ株式会社(横浜市)は、バンコク都に4店舗「UFM FUJI SUPER」を展開し、日本人駐在員には欠かせない存在となっている。店内には見慣れた日本の食材が数多く並べられており、客層も日本人が中心であることから、しばしば自分が日本にいると錯覚することもある。最近はタイ人の富裕層も多く来店し、コロナ禍で渡航ができず、日本を恋しく思っているタイ人が集まってきている模様である。
 城戸デピュティマネージングダイレクターは、コロナ禍での業績について、「まとめ買いをするお客様が増えた。タイは日本に比べ規制が厳しいこともあり、巣ごもり需要の拡大を受け、業績は好調を維持している。」と話した。7月には、第3号店のリニューアルオープンも控えている。
 今後もタイの動向やタイでの活動をお伝えするとともに、現地で活躍する県内企業についても、積極的に情報発信していきたい。

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【UFM FUJI SUPER 1号店(筆者撮影)】

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