海外駐在員の活動レポート(2021年4月・東南アジア事務所)

掲載日:2021年4月9日

進む医療の国際連携

 県は2016年にシンガポールの科学技術研究庁(A*STAR)、シンガポール国立大学(NUS)、同大学保健機構(NUHS)とライフサイエンス分野での協働に係る覚書を締結し、これに基づき、毎年企業ミッション団を派遣し、相互の連携を深めてきた。
 今年のミッションはコロナ禍において、感染症対策分野をテーマとして2月22日から23日の日程で14社の企業の参加のもと、初のオンライン形式で開催した。
 1日目は、シンガポール保健省(MOH)及び保健科学庁(HSA)によるシンガポールでの感染症対策や薬事審査体制の話のほか、NUHSからシンガポールの医療現場における最先端の感染症対策について説明があった。
 2日目は、A*STARによるコロナウィルスを含む感染症対策のための医療機器・医薬品・サービス等の研究開発動向の話や、中外製薬によるA*STARとの共同研究の報告があった後、NUHS傘下のヘルスケア・イノベーションセンター(CIH)に入居する企業と、ミッション参加企業とのネットワーキングの機会が設けられた。
 このネットワーキングではさらに、東南アジア地域でスタートアップ企業の日本進出支援を行っているリバネス社現地法人とCIHとの間で、健康・医療分野のヘルステック企業を相互に支援するための連携覚書が締結された。
 リバネス社は、すでにシンガポール中小企業庁(ESG)とも連携し、日本への企業進出支援プログラムなどを実施している。今回のミッションを契機に、県シンガポール事務所でもESGと日本進出意欲のある現地のスタートアップ企業に対して本県の投資環境情報の提供を行うなど、企業誘致の面での連携の可能性が生まれた。
 リバネス社現地法人の徳江代表は「今後、先端医療・ヘルスケア分野に力を入れている神奈川県を含む日本の地域と協働して日本とシンガポールの当該分野での官民連携を促進し、医療分野の革新につながることを期待している。」と語っていた。
 シンガポールと日本の先端医療分野での官民の連携基盤を活かし、今後も医療技術の相互交流やビジネス機会の創出を図っていきたい。

 

CIHの施設で覚書を交わしたCIHのローレンス・代表(左)とリバネスシンガポールの徳江紀穂子代表(右)

CIHの施設で覚書を交わしたCIHのローレンス・代表(左)とリバネスシンガポールの徳江紀穂子代表(右)

 

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県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」
  • ともに生きる社会かながわ憲章
  • SDGs未来都市 神奈川県 SDGs FutureCity Kanagawa