ホーム > 神奈川県記者発表資料 > 有機フッ素化合物の地下水調査結果について
初期公開日:2022年11月16日更新日:2022年11月16日
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県が地下水質の経年変化を把握するために継続調査している19地点で、令和4年10月に有機フッ素化合物の調査を行ったところ、分析が終了した1地点で暫定目標値(50ng/L)を超える有機フッ素化合物が検出されましたのでお知らせします。
なお、超過した地点以外の18地点については、現在分析中であり、暫定目標値を超えていることが判明した場合、速やかに公表します。
(1)調査対象物質
ペルフルオロオクタンスルホン酸(以下「PFOS」という。)及びペルフルオロオクタン酸(以下「PFOA」という。)
(2)採水日
令和4年10月11日(火曜日)
(3)調査結果
下表のとおり
採水地点 | 井戸区分 | PFOS(ng/L) | PFOA(ng/L) | 合算値(ng/L) |
秦野市末広町 | 浅井戸 | 200 | 4.4 | 200 |
(注記)有効数字2桁で処理しているため、合計値は必ずしも「PFOS」及び「PFOA」の和と一致しません。
(注記)上記の井戸は飲み水に利用されていません。
秦野市と連携し、暫定目標値を超過した地点及び、その周辺で井戸水を利用する住民等への注意喚起を行うほか、汚染範囲の把握に関する追加調査等を行います。
PFOS及びPFOAは、独特の性質(水や油をはじく、熱に強い、薬品に強い、光を吸収しない等)を持ち、撥水剤、表面処理剤、乳化剤、消火剤、コーティング剤等に用いられてきた化学物質です。令和2年5月28日付けで人の健康の保護に関する「要監視項目」に追加され、公共用水域及び地下水に係る暫定的な目標値が50ng/L(PFOS及びPFOAの合計値)に設定されています。
なお、環境省によると、暫定目標値は、体重50kgの人が、1日当たり2Lの水を一生涯にわたり摂取しても健康に対する有害な影響が現れないと考えられる値として設定されています。
有機フッ素化合物(PFOS・PFOA)について(神奈川県ホームページ)
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/pf7/suisitu/joukyou/yuukihusso.html
問合せ先
神奈川県環境農政局環境部大気水質課
課長 関 電話 045-210-4120
副課長 望月 電話 045-210-4185
このページの所管所属は環境農政局 環境部環境課です。