更新日:2023年5月22日

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第21回県民会議(審議結果)

第21回神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議の結果をお知らせします。

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

第21回神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議

開催日時

令和4年3月30日(水曜日)10時00分から11時45分

開催場所

波止場会館 5階多目的ホール

出席者

太田真理子、大原一興、大部さつき、小堤健司、加藤紳一、金木健一(山本秀裕代理出席)、猿渡達明、鈴木孝幸、関根千佳、塚田操六、中野泰志、西尾佳章、三上弘良、宮本英子、吉富多美、和久井真糸、渡邊朋子

(敬称略、50音順)

次回開催予定日

未定

所属名、担当者名

福祉部地域福祉課 調整グループ

電話番号 045-210-4804(直通)

ファックス番号 045-210-8874

掲載形式

議事録

審議(会議)経過

(事務局)
会議を開始する前に事務局からお願いがございます。会場にいる皆様に、会議の発言内容を共有できるようにするため、ご発言される際には、最初に手を挙げてお名前を名乗っていただきますとともに、ゆっくり大きな声でご発言いただくように、どうぞご協力をよろしくお願いいたします。各委員の皆様の前にはマイクが置いてございますが、会議録を効率的に作成するための録音機器でございます。発言の際に操作は不要ですので、ご承知おきください。
それでは定刻となりましたので、ただいまから第21回神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議を開会いたします。私は本日の進行を務めさせていただきます神奈川県地域福祉課の佐野でございます。どうぞよろしくお願いいたします。初めに参事監兼福祉部長の水町からご挨拶申し上げます。

(福祉部長)
皆様おはようございます。福祉部長の水町でございます。本日は年度末の大変お忙しい中、神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議に出席いただきまして、ありがとうございます。コロナの流行が続いておりますが、まん延防止等重点措置が解除になりましたので、対面方式での開催ということにさせていただきましたが、感染防止に万全を期して開催をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
本日の議題はお手元の次第の通りでございます。まず来年度のバリアフリーフェスタかながわについての議題でございます。コロナの影響によりまして、ここ2年中止でございましたが、来年度は実施を予定しております。本日は、具体的な進め方等について、ご説明をさせていただきたいと考えております。
また二つ目の議題が、前回の会議でご議論いただきましたバリアフリーまちづくりの概要版リーフレット、
県民会議からの提案ということで、前回ご議論いただきました件につきましてその後の検討状況等をご報告させていただきたいと思っております。その他、来年度のモニタリング等を議題として予定をしてございます。県では、津久井やまゆり園での事件が二度と繰り返されないよう、県議会とともにともに生きる社会かながわ憲章を策定し、理念の普及を進めているところでございます。皆様方にも、これまで、この憲章の理念の普及にご協力をいただいておりますけれども、引き続きご協力を賜りますよう、この場をお借りして、よろしくお願いを申し上げます。また県では、共生社会実現に向けて、当事者目線の障害福祉に、オール神奈川で取り組んでいこうということで、条例の制定を考えているところでございます。このバリアフリー街づくりの施策につきましても、改めて当事者目線を大切にして、県民の皆様、市町村事業者の皆様方と連携協力をしながら、施策を充実・強化していきたいと考えているところでございます。今後とも、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
本日は限られた時間でございますけれども、活発な意見交換の場とするとともに、忌憚のないご意見ご議論いただきまして、有意義な会議になればと考えております。どうぞよろしくお願いを申し上げます。

(事務局)
ありがとうございました。水町部長は都合により、途中で退席をさせていただきます。
本日ご出席の委員は出席者名簿に記載の通りでございますが、関根委員が遅れていらっしゃるようですが、間もなく到着されると思います。それから、代理出席を除く委員の方の出席者数は現在15名となっておりまして、会議の定足数に達しておりますので、本日の会議は有効に成立をしております。なお、東日本旅客鉄道株式会社横浜支社の山本委員に代わりまして、金木様にご出席をいただいております。
また、ご所属割愛いたしますが、名簿の番号で、1番の石川委員、6番の海津委員、9番の小山委員、11番の下田委員、17番の藤原委員、18番の福地委員につきましては、ご都合によりご欠席となっております。
県民会議の事務局は、地域福祉課及び建築指導課の両課で担当をさせていただいております。なお、当会議の記録につきましては、神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議の会議及び記録の公開に関する取扱要領の規定に基づきまして、委員の皆様のお名前を記載し、会議の内容を要約した形で会議終了後、県のホームページに掲載をする予定でございますのであらかじめご了承ください。本日傍聴につきましては、ご希望の方はいらっしゃいませんでした。
そして、本日配付しております資料ですが、次第、名簿のほかに、資料1から資料6として、参考資料が参考資料1から参考資料6となっております。また、資料番号振ってございませんが、県民会議構成員の猿渡委員からご参考で資料をいただいております。ありがとうございます。続きまして、第6期になりまして初めて会議にご出席される委員の方がいらっしゃいますので、一言自己紹介いただければと思います。神奈川県社会福祉協議会の渡邊委員一言お願いいたします。

(渡邊委員)
社会福祉法人神奈川県社会福祉協議会地域福祉部の渡邊と申します。今回初めて参加させていただきます。社会福祉協議会の方は住民主体で地域福祉のまちづくりを進めるというようなところで、特に今、地域共生社会と言われている中で、いろんなものがまざり合って、片方が支え手とか、片方が受け手とかということではなくて、みんなが地域福祉を支える、そういったことをできるような、まちづくりを目指している団体でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

(事務局)
ありがとうございました。それではここからの進行は大原座長にお願いいたします。

(大原座長)
それではこれから議題に入っていきたいと思います。議事に入る前に皆様にお諮りしたいことがあります。本日は代理出席の方が1名いらっしゃいますけれども、委員ご本人の代理ということですので発言権を付与したいと思いますけれども、ご異議はございませんでしょうか。

(異議なし)

(大原座長)
それでは代理出席の方に発言権を付与するということで、対応したいと思います。どうぞよろしくお願いします。それでは議事に入りたいと思います。
今日は、議題として、1、2、3それで報告事項というのが4番として挙げられています。例によって限られた時間ですので、皆さん、効率よくご意見等いただければと思います。議題1、2、3のうちそれでは1番目に入ります。バリアフリーフェスタかながわ2022についてということで、これは資料1で事務局の方から先に説明をいただきたいと思います。お願いします。

(事務局説明)

(大原座長)
ありがとうございました。それではこの件についてのご意見とかご質問というのをお願いしたいと思います。まず、フェスタに関してはこの2年間のブランクがありましたので、次年度は、従来の形にほぼ準じた形で進めていくということで、いわゆるリハビリテーションというか、その次の年に、さらに新たな展開とか考えるということで、再開するということが一番大きな目的になるのではないかなと思います。コロナの様子を見つつということですね。内容に関してご説明があったわけですけれども、それでは何かご意見等をいただいて、決めていきたいと思います。よろしくお願いします。

(猿渡委員)
神奈川県障害者自立生活支援センターの方で2回ほど私も参加させていただいているのですけれども、やっぱり9階っていうところが行きにくいというのと、周知の方法がせっかく神奈川県タウンニュースもありますし、タウンニュースとか、神奈川新聞とか、共同通信とかいろんなところを使って、広報していただくっていうのと、今DET研修とか結構多いので、最初に、僕が以前いた文京区でも、DETみたいな感じでこの街にどういうものがあったらみんなが住みやすいかっていう例えば、エレベーターとかがなくて2階がある、障害のない方は、普通に階段を使うバリアフリーになっているけれど、車椅子ユーザーとか他の方に関しては登れない。じゃあどうすればいいのかみたいな感じのことをやってきたり、交通バリアフリー教室やエコモ財団の仕事なんかもしてきました。そういう中でバリアフリーっていうかユニバーサルデザインに近づけていきたいなと思うのですけども、何がバリアというところが大事だと思います。だけど、1回とか2回授業とかで触れ合ったりというよりは、継続的にそれをやっていく、うちはファンケルとかそういうところも理解促進研修とかそういうのでやっているので、今回もここに出ているのですけど、各団体がどの様な研修をやっているかみたいなものも出ています。そういうビデオとかも、そこで見ていただいたりとかして、どの様な理解が得られるかということと、自分だったら何ができるかっていう方向につなげていけたらいいのではないかと思います。以上です。

(大原座長)
はい、ありがとうございました。会場が9階という点にかなり制約があるということは皆さんご存知だと思いますが、内容に関しては、今ご提案あったように今回1回限りというのでなくて、この展示の見せ方の中に、継続して他の研修があるのだとかいうような情報もぜひ入れてほしい。それから、ビデオブースなど設備的な対応みたいなものも考えていただくということとか、ご意見として付け加えて企画ができるかなと思います。事務局から何かありますか。

(事務局)
はい。ありがとうございます。ご意見を踏まえて広報のところもそうですし、いろいろな団体さんがやっている活動というところをご紹介しながら、何が障害を作っているのか、自分たちにできることは何かっていうところを考えられるような展示の工夫というところは、ぜひ図っていきたいと思います。

(大原座長)
それではご意見続いて、鈴木委員からいただけますか。

(鈴木委員)
基本的に開催の方向というのはよくわかるのですが、実行委員会が3回程度開かれるという中で、最初の段階で、1点目で、どういう状況になったら、その取り止めにするのかっていうのがここでは難しいと思うので、きっと。実行委員会でそこら辺のところを詰めていかないといけないんだろうなという点があります。それから、その辺の対策をしっかりしてというところでは、あまり止めていても仕方がないので、やる方向で考えていきたいというふうに思うのですけれども、この4月から5月ぐらいにかけての、団体の募集のところの方策はどのようにするかちょっと確認をしたいと思います。

(大原座長)
はい。それでは、まず、募集の仕方とか説明いただけますか。

(事務局)
募集の仕方につきましては、県民会議の皆様に改めてメールでご参加の希望というところを確認するとともに、今までのフェスタにご参加をいただいている県民会議の構成団体ではないのですが、コーナーを出していただいている団体さんがありますので、そこにも声掛けをいたしますし、もし県民会議の団体の皆様で、他の団体でこういうコーナーを出したいと言う団体さんがありますよということであれば、お寄せいただければ、そちらの方にも確認をしたいと思います。よろしくお願いいたします。

(大原座長)
はい、ありがとうございます。それから実行委員会ではリスク管理というか、中止の場合とかその状況に応じて臨機応変に対応できるというプログラムをきちんと管理して、県の方ではこの2年間で随分学習されたと思いますので、ぜひそういう対応で対応にまごつかない様に、お願いしたいと思います。実行委員会に関しては、どういう形で募るかというと、まず参加団体を募るわけで、そういう方々が実行委員会に入るのと、ここの委員会の中の何人かの方が参加していただくと良いということですけど、これに関しては事務局の方から後で依頼が行くということですか。

(事務局)
はい。改めて、皆様に今日の会議終わりましたらご参加の希望について伺いますので、コーナーに出展されるかどうかも併せて確認できればと思います。またスタンプラリーを毎年やっていまして、その景品を皆様にご寄付をいただいておりますので、例えば実行委員会にはなかなか出席ができないのだけれども、そういったところの寄付できるよというところありましたらそれも併せて依頼に書きますけれども、順次受け付けておりますのでよろしくお願いいたします。

(大原座長)
いかがでしょうか。ご意見、ご質問あればお願いします。

(中野委員)
基本は開催ということでいいというところは賛同した上で、やり方なのですけれども、今大きな制度等の動きがあるわけです。例えば、障害者差別解消法が改正されましたし、バリアフリー法も、近年2度の改正を経ております。それから、つい先日29日に、道路の移動等円滑化に関するガイドラインが公表されました。4月1日には交通バリアフリー整備ガイドラインの改正が公開されます。こういった今大きな動きが世の中には起こっているので、例えば県がブースを一つ持って、こういった世の中の今動きがどうなっているかということを説明するようなものがあった方がいいのではないかなと思います。今回出展していただける団体にも、今回の会に関しては、こういう意図で今世の中大きく動いていています。その中で、この県民会議としてはこういう方向性というのを考えているということを示した上で募集をしていただき、かつ全体にトーンをそろえるために県のブースとして先ほどのようなものをやっていただけるとすごく良いのではないかなというふうに思います。それから先ほど、猿渡さんからお話があったように、DETですね、障害平等研修をどこかで展開できるとすごく良いかなと思っていて、例えば先着20名はその場でDETの研修受けられますというような広報をしていただいて、その場で少し他の方がもうオーディエンスとして見ることができるような形で、DETを受けていただけるとすごく良いかなと思います。今、国も障害の社会モデルや人権モデルの考え方をしっかりと広げていく必要性があるということを重視しておられて、進めていくのは自治体だと思いますので、その意味で、今回DETをお願いすればきっとこの中にも実施できる方がおられると思いますので、1ブースを使うというぐらいでそんなに大掛かりな話ではないと思いますので、そのやりとりを見ていただけると障害って一体何だろうかっていうのを気づくことができる県民が増えるのではないかというふうに思います。あと、これまでの議論でも教育関係を何とか引っ張ってくれないのかという議論があったかと思うのですが、近年特に県内の大学だとか、それから学校で、いろんな取り組みをオリパラ以降しておられるので、そういうような展示があるとすごくいいなというふうに思っています。今回オリパラがありましたので、このオリパラに関する神奈川県内で行われた取り組みの展示が、オリパラでこのバリアフリーに対して、特に心のバリアフリーの推進というのは随分と、いろんなところでうたわれたことだと思いますので、そこで実践された団体等が、今回ブースを持っていただけるとすごくうれしいなあというふうに思います。ご存知のように神奈川からは、特にパラリンピックの重要な推進した方々が何人かおられますので、そういう方がご協力いただければこんな取り組みをしたというのを紹介していただけると、随分アピールになるのではないかなというふうに思います。以上です。

(大原座長)
ありがとうございました。事務局から何かありますか。

(事務局)
ありがとうございます。ぜひやってみたいというようなところはあるので、確認したいと思います。まず県のブースで、昨今の大きな流れというところを紹介したらどうかと思いましたので、そこの展示として検討したいなというふうに思いました。
それから障害平等研修の話もブースの一つとしてやってはいかがかというところがありましたので、どういったスペースを使えるかどうか、ブースの一つでやるとしても、5人とかというよりはもう少し多く入れるといいのかなと思うので、ちょっとそのあたりは、区割りの検討の時などにもちょっと含めて検討できればと思います。
それから、教育委員会の関係では、例年特別支援学校の方などに来ていただいて、パラスポーツのご紹介などしていただいているのですけれども、例えば高校ですとか、そういったところでも昨今取り組みが進んでいるのではないかというご示唆もありましたので、少し幅広に教育委員会に投げかけをしたいなと思います。
それからオリパラの関係につきましては、来ていただけて何かお話をいただける時間があると、来られた皆様にもとても魅力になるかなと思います。こちらについても、来ていただける方がいるかや、また、時間とか場所を用意できるか事務的なところもありますので、そのあたりも含めて、どういった形でできるかというのはちょっと確認をしてみたいと思います。

(大原座長)
いろいろアイデア盛りだくさんになってきて、大変いいことだと思います。今まで受け身で、参加団体を募ってきた感じもありますけれども、積極的に呼びかけて、こういうことをぜひ提示してくださいということを事務局から呼びかけることが大事かなと思いました。企画的に積極的に呼びかけるという姿勢で、フェスタを進めていただければいいかなと思います。

(吉富委員)
9階の会場だけではなくて、地下2階の広場を利用するというのもすごくいいと思います。そこでちょっと目に留まって、車の試乗もできなかったですけれども、あそこだったらできると思うのですね。そういうことから9階へ誘導するというようなことが必要かなっていうふうに思います。何が何処でされているのかということがなかなかわからないというところがありますので、あそこはすごく目立つのでいいと思います。

(事務局)
本当におっしゃる通りで、地下2階が一番目立つところで一番いいのですけど、実は予約が取れなくて申し訳ありません。ただ、そごうの出口を出た地下2階の出入口のあたりで、チラシを配ったり、呼びかけることは、確か前回もそごうのビルの人と交渉して、許可をいただいていたので、今回もそのあたりのビラ配りとかをご了解いただいて、上に上がっていただけるように工夫をしていきたいと思っています。駅の改札出たところでのビラ配りとかも東横線とかJRとかに交渉してお願いをしていたこともありますので、それもやって、少しでも会場に誘導できればと思っています。

(大原座長)
はい、ありがとうございます。それではこの件に関しては、もう時期的にも会場の件では動かせないところもありますので、とりあえず確保していただいているということで日程もこの11月5日ということです。それから、具体的な内容に関しては、今日いただいたご意見をもとに、実行委員会でさらに企画を詰めて、先ほどの呼び込みの工夫とか、当日の運営などに関しては実行委員会で詰めていただくということに賛同いただければ、進めていけると思いますけれど、特に進めるということに関しては、ご異議はございませんか。このままいただいたご意見をもとに、進めていくということで、よろしいでしょうか。一応、お諮りします。

(異議なし)

(大原座長)
特にご異議ないようですので、今の形で進めていきたいと思います。それでは、事務局から4月ぐらいに参加者・参加団体募集と実行委員会組織化ということで、皆さんにもお願いがいくかと思いますけれども、それでは進めていただくということでご了解いただければと思います。それでは、議題の2番目を、済ませてそのあと休憩をとりたいと思います。県民会議からの提案、それの概要版のリーフレットというのを作成して、前回、いろいろご意見いただきましたので、急遽、きちんと立て直すということで、今作業を進めていただいております。ワーキングで今、リーフレットの、特に事例で物語的に語る部分を詰めていただいているところです。それでは、概要を事務局から簡単に説明していただいて、それでワーキングリーダーとして働いていただいている中野委員から現在の状況について説明をお願いしたいと思います。

(事務局・中野委員 説明)

(大原座長)
はい、ありがとうございました。いかがでしょうか。何かテレビドラマができそうな感じの、内容の盛り上がりというのがあるかと思います

(鈴木委員)
ストーリー案の(1)、(2)、(3)はそれぞれ作って合わせるのですか。

(中野委員)
合わせるのではなく、どの案でストーリーを作ると、一番効果的に大切なことを伝えられるかを議論しようということで、それぞれが案を作っているところでございます。

(鈴木委員)
例えばここで私はこれがいいですよっていう話をしていいってことですかね。

(中野委員)
それもとてもありがたい話であって、ぜひお願いします。

(鈴木委員)
私としては(3)がいいかなと思っています。何か突然、「何であたし乗れないのよ」って。そしたら「こんないっぱい人いるじゃん」で、「そう、困ってるんだよ」ってエレベーターがしゃべり始めるみたいな感じですよね。最後エレベーターが話すのが聞こえちゃう。私は(3)がいいなと思っています。以上です。

(大原座長)
はい、ありがとうございます。どうでしょう。楽しんで作業ができるというのは、非常に重要なことだと思います。

(猿渡委員)
僕も(2)と(3)と迷ったのですけど、結構今は国土交通省で、「必要な人に、エレベーターを」と書いてありますが、ヘルプマークをつけている方も最近は増えてきましたけど、わからない部分もすごくいっぱいあって、僕らが、よく横浜駅とか平塚なんかだと盲学校とかあるので、私たちは障害を持っていて、誘導してくださいとかいろいろ伝えているのですけれども、そういう部分でも、なかなかエレベーター乗れなかったり、誘導されてなかったり、危ない場面とか見ることが多いです。実際、僕が松葉杖を使ったり、いろいろしてきた部分ではありますが、障害がなかった方が、怪我をしたとき、鈴木さんと同じで、自分でこうなったときに、普段バリアフリーを見ているので、2段家の中に階段があって、スロープとか知らないときにどうやっておりるのかみたいな部分は、しょっちゅう考えているのですよね。なので、みんなが使いやすい、みんなが考えやすいっていうところでは、(3)なのかなっていう。それが特別なものではないっていうことですよね。日常的にあってそれがみんなで考えたときに、この様な形になったらみんな使えるよねって言うのがいいと思いました。以上です。

(大原座長)
ありがとうございます。他いかがでしょうか。

(関根委員)
このワーキングものすごい盛り上がりを見せておりまして、自分で物語を書いてくるっていうのが宿題になっているのですね。吉富さんはもうしっかり出されているのですけど、私まだ書けてなくてちょっと肩身が狭いです。実は昨日からちょっと腰を痛めております。本当にぎっくり腰っぽくなると、歩く速度がむちゃくちゃ遅くなるという「みなちゃん状態」になっておりまして、誰にでもこういう状態が起きるのだと実感しております。バスに乗りたいのに走っても追いつけないとか、ほんのちょっとした階段を前に、やっぱり階段だ!と思ってため息をつくとかいろんな問題が起きてくる。そういうのを、子供の視点で語ってもらうっていうのはすごく面白いし、さらに、この擬人化した町と会話をするっていうところが、すごいと思ったのですね。エレベーターや階段は、自分はもうちょっと人に優しくしたいと思っている。だけど、なかなかそれができないことがある。本当は建築とか交通とかの街自身が、もうちょっとUDだったら、もっといろんな人を幸せにできるのにと思いながら、それができないでいるっていうもどかしさを持っているかもしれない。それらが、エスパーになっちゃったみなちゃんと話ができるのは面白いかなと思ってこういった案を出しました。まだ宿題を書いていないので、何とも言えないのですけど、皆さんもこんなところあったらいいのではないかっていうのを教えていただけると、みんなで作るパンフレットになるのかなと思っています。今回、たまたまみなちゃんは、かかとの複雑骨折で3ヶ月の車椅子なのだけど、本当は、目が見えなくなった時、突然聞こえなくなった時、病気になっちゃった時、いろんな続きのバージョンがあってもいいのかなって気もするのですよね。だから、今回はたまたまこういう事例なのですけれども、もしかしたらみなちゃんの次に、リリちゃんとか、ケンちゃんとか、いろんな子供が主人公になって、街の中のUDを考えるっていう、そういうシリーズになったら面白いかなということも考えています。というわけで皆さんもぜひ、想像をたくましくしていただければと思いますので、いろいろご意見ください。

(和久井委員)
関根さんの話に付属する形で、お話したいと思うのですけど。私は、いかにいろんな人に興味を持ってもらうことが、大切かなと思って、今まで東京都とか、国がいろんなパンフレットを作っている中で主人公はほとんど人なのですね。それって明らかに障害が人にあるっていうイメージを植え付けやすいのと、社会モデルを伝えるには、障害が社会にある、街の中にあるってことを伝えなきゃいけないって考えたときに、主人公にするのは、私も折衷案(3)で考えているのですけど、擬人化したその街、エレベーターだったり券売機だったり、あとは聴覚とか視覚とか、いろんな障害の中でもやっぱ障害は街にあるってことなので、そういうところからちょっと視点を変えて、街を擬人化というふうに考えてみました。私は、ちょっと変わった考えをして、いろんな人に興味を持ってもらうというのを考えるのが得意な仕事みたいなことをしていて、今までと同じことをしていたら、なかなか興味を持ってもらいにくいっていうところがあって視点を変えてみました。そんな感じで、これ面白いね、この話みたいなふうになったらいいなと思って、主人公がエレベーターだったり、自動販売機だったりみたいなふうに載っています。その中で、関根さんが話していた券売機の話をしてくれたらすごく嬉しいです。私うまく話せないかもしれないですけど、券売機君は、券売機を作った人が難しくしてしまったんですね。当事者が尽きない状況で券売機が作られているから、障害の人が使いにくい。障害者とか高齢者がどうやって使うかわからなくて渋滞になっていて、「俺のせいで渋滞を作らせてしまって、俺のせいで高齢者が切符を買うのを難しくしている」というのを券売機君が嘆くっていうのをすごく面白いなと思って。その物を作る時もやっぱり、当事者目線でつくらないと難しいものができてしまって、そこがバリアになるのですよね。高齢者がバリアを作っているのではなくて、その券売機がバリアを作っている。そういうことを社会モデルとして訴えていけたらいいのかなって思っています。

(関根委員)
特に新幹線の券売機の前で、高齢者が、ボタンがわからなくなってそこでオロオロするっていうのは実は私の本の「ユニバーサルデザインのちから」で一番有名なシーンなのですけれども。講演会で、これは一体誰が悪いのでしょうかということを企業の皆さんに聞くのですね。ものづくりやってらっしゃる方々は、「すみません、これはきっと私たちが高齢者のことをちゃんと理解せずに作ったからいけないのです」って反省されるのですけれども、きっと券売機君自身も私がもうちょっとUDだったらこの人たちを悲しませないで済むのにと思いながら日々暮らしているのではないかと思うのですね。だから、その辺の会話ができたら面白いよねっていう話を確か分科会の中でしたと思います。情報検索端末とか券売機とか自動販売機とか、空港のいわゆる発券のATMとか、これ全部実は「情報キオスク」っていう名前になっていて、アメリカとかヨーロッパでは、ユニバーサルデザインじゃないと作ってはいけないのですよ。だから、海外ではものすごく基準が厳しいのですけれども、日本ではそういう法律がないために、障害のある人がアクセスできないものがたくさんあるのですね。その辺も本当は、みんなが使えるのが当たり前だよねっていうふうに、作る側も買う側も、行政の場合はそれを調達する側も、UDなものしか買わないと理解していただけるような話になればと思っています。券売機のシーンどこかで入れましょうね。

(大原座長)
ありがとうございます。大体よろしいでしょうか。大変楽しみにしているというか、非常にメンバーが素晴らしいと思います。それぞれの方がいろいろなアイデア出されて、それが積み重なって今こんな状態になっています。非常に画期的な出来事だと思います。大変ですけれども、まずは、リーフレットという形で残していただき、さらにこれはいろんな展開の仕方が今後待ち構えている気がします。先ほど言ったようにドラマのような形にもなり得るでしょうし、いろいろなタイプの建築物っていうかな。券売機に限らず、階段とかエレベーターとかそういうような立場の嘆き、それからそれを使う人たちにもいろいろなバージョンが出てくるということで、すごく展開の可能性があると思いますので、よろしくお願いします。

(鈴木委員)
投稿していいのですか。こういうふうに書いたのだけどっていうのはありですかね。

(和久井委員)
欲しいですよね。皆そんな意見もぜひ重要視したいと思っているし、みんなが頷いたり、メモしてくれているから、皆さんどんどん意見をいただけたらな、その意見が汲み取れるページ数もあるし、汲み取れるかわからないけど、どんどん言って欲しいなって思います。

(関根委員)
いいのではないですかね。吉富さんが書いてくださった最初の宿題もすごくよくできていて、映画にしたいくらいでしたよね。

(鈴木委員)
先ほど、みなちゃん以外に誰さんとおっしゃったのですけど、みなちゃんが出会っていくっていうのもいいのかなと思っていたのですけどね。あんまり主人公がいっぱいいると駄目で、このみなちゃんが例えば、目の不自由な人に会うとか、聞こえない人に会うとか、高齢者に会うとかっていう話の中で、何か擬人化された物もそうだし、人とも会話しながら、理解していくのがいいかなっていうふうに思ったりしたので、ちょっと書きます。

(吉富委員)
リーフレットですので、非常にコマ数が小さいのですね。それをすべて誰かに何かが伝わるように抑えないといけないので、あまりにも欲張りすぎると、大事なものをなくしてしまうというのが。私もプロなので、そのあたりはすごく、皆さんのお話を、みんなこう本当にすばらしいなと思うんですけれども、それで小学生から高齢者までの読者を考えたときに、機械が主人公になってしまうとなかなか自分のこととして、伝わりにくくなるのかなっていうのがあって、私は小学生のみなちゃんっていう名前も今の子供たちの名前からすると、ちょっと古いっていうか、神奈川県のかんなちゃんにしたのですけれども。作品を書く上で、名前というのもすごく大事なことで、今の子供たちの名前が「あっ」というふうに、伝わらないといけない。主人公の名前、友達の名前ってすごく考えるのですよ。現在の小学生たちの名前も、私が作品を書くときには、すべて参考にしながら書いています。だから、何か相手に伝えようと思うと、ちょっと削らなければいけないところ。県民会議の存在っていうのもすごく大事に思っていますので、書いたストーリーの中では最後にバリアフリーフェスタに行って、家族の困っていること、色覚障害だったっていう弟のことに気づくっていうようなストーリーにしたのですけれども、出だしが県民会議でやっているバリアフリー教育の出前授業から始まるようにしたのですけど、本当にたくさん書きたいようなことがあるのですけども、そこの辺りちょっと考えながら作っていければと思っています。

(中野委員)
進行役をさせていただいている中野ですけれども、まずは風呂敷広げて、いろんな声を聞かしていただいた上で、最終的には採用されるものと採用されないものが出てくると思いますので、その点はご了解いただいて、このワーキングにはプロもおられますので、どうやれば効果的かっていうことで最終的には決めさせていただきたいと思います。ホームページとの役割分担というのも考えていますので、まずはいろいろご意見いただいた上であとはワーキングでさらにこれを詰めていって、また皆さんに諮らせていただくというような流れで進めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。

(大原座長)
ありがとうございました。ということで、ワクワクしてくる感じを持ちつつ、皆さんからも情報をいただいて、さらに進めていただけるとありがたいと思います。これは11月のフェスタに何か簡単なものを紹介できるリーフレットを作るというあたりを目標としますか。

(事務局)
はい。11月のフェスタのところでは、目標としては、完成したものがお配りできるような形になると良いなと思っております。もし何かストーリー的なところで難航するようであれば、ちょっとそこはまた改めて考えなくてはいけませんけども。いずれしても何がしかのものは出していけると、良いかなあというふうに思っております。

(大原座長)
ありがとうございます。あんまり欲張ったことを言ってしまうのもなんですけども、このリーフレットができるまでのストーリーというか、その間に皆さんから寄せられたいろいろなアイデアとかお話っていうのが、ものすごく貴重な資料になると思うので、そんなブースもあってもいいのかな。パネルぐらいでいいかもしれませんが。ぜひそういう形でそれでは進めていただければと思います。それでは、議題の2二つ目がこれでしたので、5分ほど休憩を入れて、そのあと続けたいと思います。

(休憩)

(大原座長)
それでは、議題の3番目と報告事項がいくつかあるので、残り40分切りましたけれども進めたいと思います。議題の3つ目「令和4年度のモニタリングについて」ということです。これも、2年間お休みしていて、それをまた再開するということです。それでは資料の説明をお願いしたいと思います。

(事務局説明)

(大原座長)
はい、ありがとうございました。まず実施要領の改正というのは、当事者の視点当事者参加と県民ニーズの反映度という、そういう検証項目を加えたということがポイントですね。これに関しては特にご異論無いとは思いますが、よろしいでしょうか。それから、次年度どこを対象にしていくかというようなことをご提案等がありましたらお願いしたいということです。事務局の方でも、腹案はあると思いますので、その辺の話になるかもしれませんけど、とりあえず、少なくとも今年も実施したいということと、それから実施要領の中で、先ほどの当事者の参加に関しての項目をきちんと評価指標に入れましょうということで、そこまではおそらくご異論はないでしょうかね。実施するという方向で考えていくとして、1件にするか2件にするか或いはもっとかというような話だとか、実際に対象としてどこをきちんと調べることにするか、まずこのあたりに関してのご提案等をいただきたいと思います。

(中野委員)
まずこの改正案についての確認をさせていただきたいのですが、この資料の2ページ目にある(3)の当事者の視点・当事者参加と県民ニーズの反映度というところを付け加えるというのが、改正のすべての内容と理解してよろしいのでしょうか。

(事務局)
こちらにつきましては、モニタリングに行きました先で、各委員の皆様に確認していただく項目となりますけれども、改正案の(3)なんですけれども、具体的には、もともと利用者の視点と県民ニーズの反映度というのは、元の原稿の方にもございました。今回改正しているのは、当事者参加をどのように行ってその取り組みの企画ですとか、実施の方に反映をしているかというところを見ていただくというところで、取り組み自体に際してどのように当事者参加を行って反映をしているのか、企画や中身にというところを付け加えさせていただいております。以上です。

(中野委員)
ご説明ありがとうございます。今の視点が入るということについては、全く異論はないのですが、全体像を見たときに、例えば権利条約とどういうふうに関係しているのかとか、改正障害者差別解消法がどう反映されているかというところは、多分今後の話になるかと思うのですが、今後さらに詳細に対応関係を詰めておいた方が良いかなというふうに思いました。特に、今、社会モデルの話をしていただきましたが、障害の社会モデルっていうことに関して言うと、障害者権利条約では第8条の「意識の向上」というところがそこに相当することになっていて、今回のこのモニタリングに関して実施要綱の中でそれがうまく反映されているのかどうかとかですね。これは今後で構わないと思うのですが、丁寧な対応っていうのをつけていった方が、良いかなというふうに思いましたので、さらなる改正に向けてのご議論をお願いできればと思います。以上です。

(大原座長)
はい、ありがとうございました。重要な点だと思います。現状では波及効果っていう形で効果に関して記載がありますけれども、実施されたものがどのように結果として反映されるかという辺りも入れといた方がいいでしょう。差別解消法との関係というようなところでの再整理してみるということで進めたらよいと思います。この要領自体は、実施要領ですから比較的こまめに変えても可能ですよね。つまりこの県民会議で、要領に関しては変えていくということでよろしいですね。

(事務局)
そうですね。要領ですので、比較的柔軟に変えることは可能だと思います。中野先生からご指摘いただいたようなところなども、要領、或いは実際に行っていただく方に少しきめ細かく、ちゃんとそのあたりを意識して、きちっと見ていただけるような項目ですとか、その留意事項ですとか、実際に見たときに、今までの状況とか経緯をわかった上で、この項目をちゃんと見ましょうというところの意識合わせができるような形で進められるように配布したいと思います。

(大原座長)
ということで、具体的事例としてどのようなものを取り上げたらよいかということに関してのご意見等
ありましたらお願いしたいのですが。

(事務局)
県のバリアフリー街づくり賞を受賞した団体に行っておりまして、特段皆様からないようでしたら、直近の令和元年度に、神奈川県バリアフリー街づくり賞のソフト部門を受賞されまして、そのあと令和2年度に国の障害者の生涯学習支援活動に関する文部科学大臣表彰を受賞されているところで、茅ヶ崎市美術館の「美術館まで(から)続く道」という企画展がございます。こちらの方に行ってですね、関係の皆様に実際お話を伺うというのはいかがかと思っております。以上です。

(和久井委員)
私美術館の担当された方と知り合いなのですけれども、文部科学大臣賞と、そのあとにも総務大臣賞というのも受賞していたり、全国の美術館から見学が来たりとか結構波及がされていて、その中でも来た人のアンケートの結果の言葉にたくさんいい言葉があって、美しい体験がバリアそのものを融解させるとかっていうか、これはいろんなところで記事に取り上げられているのですね。その後も美術館の中で、その企画を行ったことによるスタッフの研修だったり、美術館のホームページを、アクセシビリティを含めた改善をしたりとか、こんなことに波及されているということで、ここも新たな視点、芸術から、障害とか、そういうふうなところを見つめていく、考えていくというので、すごくいい取り組みだと思っていました。昨日もその方から「こういう記事がまた出たんだよ」というお知らせを受け、メッセージを書いていたところなのですけど。芸術分野では、いろんなところで「この美術館がこういう例がありますよ」というので取り組みが紹介されているということで、神奈川県の誇りだなと思うぐらいすごいなと思っているので、これをモニタリングして全国にもっと広めていけるようしていったらよいと思います。「障害を障害ととらえないようにするには」という考えを持っている方なのですごくいいと思います。私も発言される前に提案したかったけど、すごい効果が出ていると感じています。

(大原座長)
私も大変注目しているところです。今のご説明でも、その後もきちんと議論を続けてられて、多分その次また何するかというような話も、話としては聞けるのではないかなと思うので、取り上げる対象としては大変いいかと思いますけれども。いかがでしょう。よろしければ、少なくともこの茅ヶ崎市美術館に関しては、取り上げてきちんと私たちの目で評価、推奨したいと思っているところです。他に、この事例も、というようなそういうものがありましたらぜひ挙げていただきたいのですけれど。

(和久井委員)
モニタリングは1か所なのですか。

(事務局)
従来ですと、1施設に行っていただいてというところにはなってはございます。

(大原座長)
ということで、その対象になるところだけでも進んだ事例であるということがもうすでに評価されているところで、このモニタリングではそれを改めて聞くということと、他の地域でとか他の事例にうまく展開していくための長所利点をきちんと評価するということに加えて、他に発展していく可能性をここできちんと考えてあげるということだと思うのですね。もう取り上げられる時点ですでに高く評価されているというような事例は、その他にはあまり無いと思いますが。

(和久井委員)
ずっとモニタリングされているのが全部ソフト系だと思うので、何かハード系もあったらいいのかなと思ったところです。バリアフリー街づくり賞でもハードが満場一致っていうのが去年もなかったので。第5回までソフトですよね。

(大原座長)
そういうご意見いただきましたけど、これは残念ながら、神奈川県内ではその優良なユニバーサルデザインを達成した事例っていうのが、生まれてきていないということですか。

(事務局)
参考資料の5でつけておりますが、県のバリアフリー街づくり賞には、ソフト部門とハード部門がありまして、ハードの部門についても毎度表彰はしております。直近の令和元年度で言いますと、松田住宅パートナーズ株式会社さん他、連合体ですけれども、そちらの方で作られている建築物が受賞されているなど、ハードの部分も表彰はしております。今まで県民会議で取り上げてきたものがソフト的なものだったというところだけなので、もしハードの方も行かれるということになれば調整はできます。

(大原座長)
そういうことで何かご推薦があればということですけれども、多分ハードに関しては、もう見ればすぐわかるというかですね。わざわざ行って話を聞いて実際にその場で行われていることを見ながら、評価するということがあんまり必要ないということなのでしょうかね。
県民会議ではあまり推薦に上がってなかったということで、ぜひ取り上げたいというような事例がありましたら、挙げていただければとは思います。ちょっと今のところは今日この場ではちょっと思いつかないのかもしれません。これに関しては、今日のところは、次年度になりますが、取り上げるモニタリングの対象としては茅ヶ崎市美術館ということで、もしそのあと、皆さんから何かご意見があってここもやったらいいのではないかというような推薦がありましたら、出していただいてもいいですか。事務局としては対応できますか。2番目3番目の事例を推薦していただく必要があるかどうかなんですけれども。

(事務局)
今日の会議で行き先とそれから行っていただく方を決めたいなというふうに思っておりました。
もし、それでよろしければまず茅ヶ崎市美術館さんについては、行くということと、どなたか行っていただける方ご挙手いただくとともに、もし他に人数的に、今日挙手が少ないようであれば、行っていただく方を、座長と事務局でご相談なります。他の事例についてはもしぜひともというところがあれば、お寄せいただいて、また別途調整ということも可能かと思いますけれども、あまり随時というわけにもいかないと思いますので、期限を切らせていただいて他に行きたいところあればというところでお寄せいただくことは可能かと思います。その場合に、それをどうやって皆さんでここに行きましょうってふうに決めるかという決定の過程があるので、そこだけ先生とご相談させていただければと思います。以上です。

(大原座長)
ありがとうございます。それではこうしたいと思います。次年度のモニタリングの対象としては、今出てきた茅ヶ崎市美術館のプロジェクトを対象にするという1件を決めさせていただいて、誰が担当になるかっていうのはこれから決めます。それ以外のものに関しては、今年は候補がいないということで、もし加えたいという所がありましたら、事務局の方に申し出ください。それを取り上げるかどうかは、ちょっと考えさせていただくということで、基本的には例年1件ですので、こちらを取り上げて進めるということにしたいと思います。よろしいでしょうか。ちょっと短い時間で皆さんから候補とか推薦いただくというのができなかったので、次回はちょっと期間をおいて募集みたいな形でできればいいかなというふうには思います。それでは次に、担当者としてモニタリングに参加する方を募りたいと思うんですけれども、訪ねてみたいという方いらっしゃいましたらお願いいたします。日程調整はメンバー決まってからしていただけるということですよね。とりあえず希望だけ先にお聞きしましょう。

(吉富委員、和久井委員)
行ければ行きたいです。

(大原座長)
和久井委員は、関係者の立場でむしろヒアリングの対象になるのではないかと思いますし、もちろん参加いただくということで。他はよろしいですか。これは何人ぐらいを予測していました?

(事務局)
先方との調整にもなりますが、大体4、5人の方でというところがよろしいかと思います。今、関根委員、和久井委員、あと大部委員、大原先生からお手上げいただきました。ありがとうございます。

(関根委員)
たまたま今日の午後なのですけど、神奈川県民ホールのメンバーを含め、県内の10個ぐらいのミュージアムの方々に対して、ユニバーサルデザインの講演会を今から行います。明日も福祉のまちづくり学会で国立民族学博物館の広瀬浩二郎さんという全盲のキュレーターが行ったユニバーサルミュージアムの取り組みと、それから徳島県立博物館のユニバーサルミュージアムの取り組みの、二つの講演会をお願いしているのですね。ですから今、この文化財やミュージアムのユニバーサルデザインは、すごくホットな話題なんです。ぜひ茅ヶ崎の事例とかも拝見したいので、連れてってください。お願いします。

(大原座長)
よろしいでしょうか。これに関しては、茅ヶ崎を対象に取り上げるということで進めたいと思います。
協議事項としてはそこまでです。その他に報告事項がいくつかあります。ちょっと時間がなくなってしまいましたが、事務局の方でうまくかいつまんで報告をお願いできますでしょうか。

(事務局説明)

(大原座長)
補足、説明等、いただこうかと思っていたのですが、ちょっと時間がなくなってしまって、これらのことについて何かご意見とかありましたらお願いします。

(中野委員)
障害の「害」の表記なのですけれども、内閣府や、文化審議会の国語分科会ではいろいろと議論がなされていて、害っていうのが人に所属するのではなくって、社会という観点で考えると、害は漢字の害、いわゆる一般的な害虫の害と同じでいいのではないかという議論があるかと思うんですけれども、県で今回新たにこの条例を制定するときにこれをひらがなにしておくというのが社会モデルの観点からして、適切なのかどうかっていうところはぜひご議論いただきたいということをこの県民会議から、お伝えしても良いのではないかなというふうに思いますがいかがでしょうか。

(事務局)
いただいたご意見につきまして、この当事者目線の条例の所管課が別にございますので、そちらの方に県民会議から出た意見ということでしっかり伝えさせていただきたいと思います。ありがとうございます。

(鈴木委員)
いろいろな好事例がこのように上がっておりまして、私ども神奈川県の視覚障害者福祉協会では毎年、福祉大会というところでバリアフリーだったり生活だったり、それから就労だったり、いろんなテーマで分科会を設けているのですが、せっかく好事例がいっぱい出ているので、6月26日にその集まりをやる予定なのですが、そういったところへ個別にお願いをさせていただいて、ミニ研修会というか、そういった形でお願いするかというふうに思いますので、ご連絡先をいただいて、後程、個別にご連絡させていただきますので、よろしくお願いいたします。以上です。

(大原座長)
はい、ありがとうございます。ぜひ実践とか先進事例のいろいろな情報等を寄せていただいて、この辺も充実したデータベースにしていければとは思いますので、お願いします。それでは報告事項に関してはまた資料を見ていただくというようなこととか、それからその新しい条例が県民会議とあまり関係なく進んできたのに関してはちょっと気になりますが、この辺ぜひパブコメの段階で皆さんからいろいろご意見出していただくとか、県民会議の位置付けも為されてしかるべきというふうに感じます。それでは、またこういう形で報告に関しては、一応承ったということで、これで審議を終えたいと思います。それでは司会を事務局の方にお返しします。

(事務局)
本日は本当に皆様のご多忙の中、ご出席をいただきましてありがとうございました。これをもちまして、第21回神奈川県バリアフリー街づくり推進県民会議を閉会させていただきます。どうもありがとうございました。

 

会議資料

資料1 バリアフリーフェスタかながわについて(ワード:36KB)

資料2 「県民会議からの提案」概要版リーフレットのストーリー検討について(ワード:25KB)

資料3 モニタリングについて(ワード:42KB)

資料4 「提案内容の実践及び先進事例について」の更新について(ワード:121KB)

資料5 県民会議構成団体紹介の神奈川県ホームページへの掲載について(ワード:26KB)

資料6 令和4年度バリアフリーの街づくりの県での取組みについて(ワード:25KB)

参考資料1 「バリアフリーフェスタかながわ2019」の総括(ワード:67KB)

参考資料2 「バリアフリーフェスタかながわ2019」参加者アンケート結果(ワード:36KB)

参考資料3 「バリアフリーフェスタかながわ2019」実行委員会構成団体アンケート結果(ワード:41KB)

参考資料4 みんなで創るバリアフリーの街づくり~県民会議からの提案~(ワード:663KB)

参考資料5 神奈川県バリアフリー街づくり賞の受賞事例について(ワード:29KB)

参考資料6 当事者目線の障がい福祉推進条例の制定について(PDF:1,029KB)

 

このページの所管所属は福祉子どもみらい局 福祉部地域福祉課です。