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更新日:2023年4月13日

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平成28年度第1回手話言語普及推進協議会(審議結果)

28年度第1回神奈川県手話言語普及推進協議会の結果です

審議(会議)結果

次の審議会等を下記のとおり開催した。

審議会等名称

平成28年度第1回神奈川県手話言語普及推進協議会

開催日時

平成28年9月6日(火曜日)18時00分から20時30分まで

開催場所

波止場会館4階大会議室

出席者【会長・副会長等】

秋本委員、飯島委員、石渡委員【会長】、伊藤委員、影山委員、河原委員、佐藤委員、尾上委員、田畑委員、田村委員、戸井田委員、土佐委員、萩原委員、二見委員、本田委員、山本委員、吉本委員(敬称略、50音順)

次回開催予定日

29年3月

所属名、担当者名

地域福祉課調整グループ

電話番号045-210-4804(ダイヤルイン)

ファックス045-210-8874

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掲載形式

  • 議事録全文

議事概要とした理由

 

審議(会議)経過

(事務局から資料の説明を行った後、議論を開始した)

(石渡会長)
事務局からこれまでの経過について一気に説明していただきました。このあと休憩をしてから皆さんからご質問やご意見をいただく予定でおりますが、その前に河原委員が提出してくださった資料がございますので、それについてのご説明を河原委員にお願いしたいと思います。お願いいたします。

(河原委員)
河原です。手話推進計画に対する取組みについて感謝を申し上げます。
この計画に基づく施策を進めるにあたって、私ども当事者団体に相談がなかったことを非常に残念に思っております。4月に計画がスタートし、いつ話があるのかと思っておりましたが、突然、企業に対する手話講習会をやりますというチラシが送られてきました。それをみて、驚いたという経過がございます。
また、9月10日のイベントについても、県の方に話を聞いて初めて知って驚いたということもあります。
こちらとしては、なにかをやる前に、当事者団体に相談してくれればよかったのにと残念に思っております。地域福祉課の方には施策を進める際は相談しながら一緒にやるようお願いしました。
ただ、今回、送られてきた協議会の資料を見ますと、ほかにも取組みをやっているということがわかりまして、本当に驚いております。改めて皆様方に理解していただきたいと思い、今日、資料をお配りしました。
資料について、繰り返しになるかと思いますが、説明をしたいと思います。
まず、障害者権利条約の理念は、皆さんご存知だと思います。大きな理念は、「私たち抜きに私たちのことを決めないで」という理念にあります。障害者のことに関することを決める時には、障害者本人、当事者抜きにして決めてはいけない。必ず当事者が一緒になって考える、検討してつくっていくべきであるという考え方があります。新しい立派な考え方だと思います。障害者基本法などもこの考えに沿ってつくられてきたという経緯がございます。国の法律だけではなく、都道府県、市町村の障害者に関するすべての条例、計画に共通する理念だと考えております。
それからみますと、今の状況は、県主導で進められて、途中、簡単に、当事者団体に「どうですか」という投げかけがあるだけです。その時には内容がほとんど決まっていて、「これは違う」「こうした方がよい」「変えた方がよい」と言っても難しい。これでは今までの行政のやり方とほとんど変わっていません。それに対して私達は非常に不満をもっているところです。
たとえば、手話推進計画にもとづいたリーフレット。広報向けのパンフレットをつくることは、よいことだと思います。ただ、私たちからみると、手話の方が主になってしまっています。手話をなぜ学ぶのかという基本的な考え方、障害者に対する理解が薄れているという危惧があります。そのあたり、つくろうと思っている時から一緒にやっていただければ、もう少し違ったものになったと思い、残念に思います。
これは地域福祉課だけではなく、ほかの課にも言えることだろうと思います。今までのやり方を変えるのは、非常に大変で難しいことだと思います。それでもやっぱり、聴覚障害者のことを、当事者を抜きに進めることはやめてほしいと言いたいと思っています。今年度いっぱいは、予算についても内容はほぼ決まって進められている状況がありますので、これを変えるのは難しいという面があるかもしれません。来年度以降、今年度と同じようなことを繰り返すのではなく、はじめから、私たちや協議会の皆様と一緒になって、よりよい内容をつくっていくようにお願いしたいと思います。
参考として、内閣府の障がい者制度改革推進会議が発表している『障害者制度改革の推進のための基本的な方向(第一次意見)』報告書があります。そのなかに、下線が引いてありますが、「障害者権利条約は、障害関連の政策決定過程に障害者自身の参画を求めている」とあります。単に意見を聞くだけではなく、一緒になって、政策を作っていくという姿勢が求められています。
同じように、「ノーマライゼーション」という冊子がありますが、そのなかに、神奈川大学の山崎さんが書かれた論文が掲載されています。下線が引いてある部分です。『私たちのことを、私たち抜きに決めないで!』は障害者政策の形成と実施の全過程でも守られるべき大原則であるということが書かれています。
手話推進計画をつくるときだけではなく、実際に計画を実施する時にも守らなければいけない考え方です。実際に、昨年度の協議会の最後の時に、当事者の声を大切にするようみんなで確認しましたが、このこともきっちりふまえて、今後、来年度について計画を推進するにあたり、守っていただきたいというのが私どもの願いであります。よろしくお願いします。

(石渡会長)
石渡です。河原委員、大事なご指摘をありがとうございました。このことについては、休憩に入る前に委員の皆様からご意見をいただきたいと考えていますが、その前に今の河原委員の資料、ご説明を拝見して、神奈川県として何かお考えがございますでしょうか。

(事務局)
福祉部長の小島です。河原委員から昨日の午前中にこの資料をいただきました。当初、資料の真意が読み取れないということがございましたので、河原委員には、直接メールをさせていただき、これまでの手話推進計画の策定にあたって、昨年度は協議会を5回開催し、または関係団体の方々に意見を聴取する機会を設け、また皆様からいただいた2万4千件を超えるパブリックコメントについても、それぞれどういう考え方で反映するのかということをこの協議会の中にお示しをさせていただきました。県としては十分丁寧に対応したつもりでありましたが、今回、このような資料をいただいたことにより、まだまだ不十分だったという認識を新たにしたところであります。
今後の進め方については、私どもも今までの行政の進め方の延長で仕事をさせていただいておりまして、特に今年度は、計画に位置付けた事業を実行に移します。計画の中には、たとえば9月10日の映画『聲の形』の先行上映については、イベント等を活用し、広く県民の皆様に手話を親しみやすく慣れていただくという想いがありましたので、それには昨年度コラボしました『聲の形』というアニメーションを利用することによって、若い方々に手話に親しんでもらおうという想いから進めさせていただきましたが、なにぶんにも、映画の製作現場は、もともと9月中旬に予定されていた映画の上映を、神奈川県では先行上映するという調整をしたりで、かなり無理なお願いをして、字幕は当初は入らないということでしたが、そこをなんとかお願いして9月10日には間に合うようになりました。
そういった直前の段取りもありまして、河原委員への情報提供が遅くなったことについては、否定をいたしません。その点についてはお詫びをしたいと思います。
また、今回作りましたリーフレットにつきましても、昨年のこの協議会の中で、まずは普段使う30語から50語程度のものでリーフレットをつくって、それを講習会で活用したらいかがかという意見がありまして、それを皆様にお認めいただきましたので、まずはこの30語ないし50語を、どのような言葉を選ぶのかということを河原委員の所属される団体さん等にお示しをした中で、今回言葉を選ばせていただきましたので、今回もこれは相談させていただいたのかなという認識はもちました。
ただ、河原委員からは、こういったものは、手話の普及だけではなくて、聴覚障害者の理解を促進する目的もあるということで、前段部分には聴覚障害者についてであるとか、聴覚障害者の困っていること、あるいは特性等についても書いていただいたということで、出来上がったものは十分なものができたのではなかろうかと思っております。
ただこれも、第一弾でございますので、今後皆様のご意見をいただきながら、さらによりよいものに仕上げていくことは大事な取組であろうかと思います。
いずれにしましても、今日、河原委員からご指摘いただいた点も、県当局としては、十分に踏まえさせていただいて、今後はもう少し、河原委員からも率直に具体に、「この部分はもっと早く情報をほしい」とか、「この部分は聴覚障害者にとってはわかりづらい」とかいうことをビシバシとご指摘いただいた方が、私どもも受け止めやすいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。

(石渡会長)
石渡です。小島部長ありがとうございました。今の部長のご説明について、河原委員、ご質問などかありますか。

(河原委員)
ありがとうございます。厳しいことを言いましたが、とにかく、協議会で出ている皆さんと一緒につくりました神奈川県手話推進計画を実行する時にも、当事者と一緒になって具体的にどのような形にするのかを考えていくことを大事にしたいと考えています。ですので、冊子についても、30単語という話がきた時には、正直、「何のためなのか、単語だけでよいのか」と思い、実際にこれをつくった時のイメージが出てこなかったのです。そういったこともありますので、やはり目的というか、どのようなものをつくるのかというイメージを出していただければ、それに合わせて一緒に考えることができたと、残念に思っております。これからは工夫して一緒にやっていきたいと思っています。よろしくお願いします。

(石渡会長)
石渡です。河原委員、ご意見ありがとうございました。ここからは河原委員のご意見を受けての私の意見ですが、先ほどこの30単語を選んだ基準についても河原委員からご意見がございましたが、やっぱり障害をもって生活をしている方の実感のようなものは、ご本人に聞かないとわからないということを、いろいろな障害をお持ちの方々の声を聞いていて、いつも感じております。
この会議が開かれるにあたって、神奈川県がもうここまでやっているんだということに感激を致しましたけれども、成果が素晴らしいだけに、そのプロセスについて、委員である私たちが何も知らなかったというのは、私たちにも反省すべきことがあるとは思いますが、何か情報提供していただくような方法がなかったのかということを考えたりも致しました。
というのが私の意見で、これからいろいろな工夫をしてくださるということなので、ぜひお願いをしたいというふうに思っております。
先に河原委員の意見を受けて、意見を言わせていただきましたが、ほかの委員の方、今の河原委員のご意見の関連で、では尾上委員お願いいたします。

(尾上委員)
神奈川県聴覚障害者総合福祉協会の尾上と申します。今年3月まで小海が担当しておりました。4月から私にかわりましたので、よろしくお願いします。
先ほど河原委員からさまざまな話がありました。その中で、事業をやっている立場で申し上げたいことがあります。
私の職場は聴覚障害者の情報提供施設です。手話通訳の派遣、要約筆記の派遣、相談業務などを行っております。一般社会からみると手話通訳者や手話を学ぶ人を教えるのは私どもの聴覚障害者福祉の専門施設がやっていると思っている人が多いです。実際には施設の職員が手話を教えることは全くやっておりません。
手話を教えているのは誰なのか。神聴連、神奈川県聴覚障害者連盟というろうあ団体が手話を指導しています。情報提供施設の立場でいうと、行政から委託を受けて、派遣などを行っていますが、実際に手話の指導を行っているのは神聴連です。ろうあ協会が手話奉仕員養成講座、手話通訳者養成講座の講師も担っています。それだけでは手話を身につけるのは難しいので、手話サークルへの加入を促しています。ろうあ協会が受講生に対して手話サークルの加入を促した上で、手話サークルでさらに手話を教えている訳です。そのなかで、手話通訳を目指す人が出てくる。手話通訳者養成講座を受けてくださいと促しているのがろうあ協会です。手話通訳者を育てているのはすべてろうあ協会です。情報提供施設の立場でいうと、ろうあ協会が頑張って育てた手話通訳者を、我々の施設に手話通訳者として登録していただいています。そして派遣している訳です。
何が言いたいのかと言いますと、ろうあ協会がなければ、情報提供施設の事業は成り立たないということです。また、派遣事業もないということです。登録者のほとんどは地域で育っている人たちです。情報提供施設の職員が教えている訳ではありません。それが聴覚障害者福祉の実態です。ほかの社会福祉の世界で言いますと、ヘルパーの養成とか、相談業務の人を育てるというようなことは、専門学校など色々なところでやっていると思いますが、手話通訳者はろうあ協会が指導しています。そういう実態があるということをまずはつかんでおかないといけないと思います。
この背景をつかんでおかないと、聴覚障害関係のことをやろうと思った時に、ろうあ協会と相談をしながら進めないと効果的な事業はできないと思います。私の立場でも、ろうあ協会に相談しながら、様々な事業を行っています。それが当たり前というか、我々の世界では当たり前のことです。神奈川だけが特別ではありません。全国同じです。それをまずは理解していただきたいと思っています。そういう意味で、今回、手話言語条例に関しても、まず神奈川県聴覚障害者連盟の河原さんに相談してほしいです。メールだけではなく、顔を合わせて、今後こういうことをやろうと思うけど、どこから手をつけたらいいのですかという感じで、相談してほしいと思っています。
それと、手話の普及という言葉に惑わされているように感じます。手話を教えればよいというのが一般社会の見方だと思いますが、手話の普及のためには前提条件があると思います。前提条件は何か。聴覚障害者には色々な人がいるということ。すべての聴覚障害者が手話を知っている訳ではありません。そういう意味で、聴覚障害全般の知識がまず必要です。それを抜きにして手話の普及は考えられません。そういう理解がまず必要だと思います。
それともう一つ、手話は簡単に身につけられるものではありません。先ほどお話しましたとおり、手話奉仕員も長い時間をかけて養成する訳です。それでも十分にコミュニケーションができる訳ではありません。それぐらい、手話を覚えることは簡単なことではありません。しかし、手話を広めないといけないと思っています。
私どもが警察官を対象に講習会をする時でも手話を教えるのはほんの少しです。ほとんどが講義です。それを通じて聴覚障害に対する理解を深める。もう一つ大事なのは、制度を知ってもらうこと。たとえば、ろう者に会って困ったことがあった場合にどこに相談をすればよいのか。簡単に言えば、情報提供施設に相談したら良いというような制度を知ること。つまり、神奈川県民が制度を使う力を獲得するということ。制度にアクセスできる力を身に着けないといけないと思っています。そのあたりを大切にみてほしいと思っています。そういう意味で、神聴連の河原さんに相談をお願いしたいと思います。以上です。

(石渡会長)
石渡です。尾上委員、丁寧なご説明ありがとうございました。特に聴覚障害関連の事業については、ろうあ協会、当事者との協力のもとにやっていっているということについて、改めて私どもも認識をしないといけないと思います。

(尾上委員)
言葉が足りなくてすみません。
人材の育成は非常に大切だと思います。人材育成は誰がやっているか。ろうあ協会です。それを頭に入れてほしいと思います。

(石渡会長)
石渡です。ありがとうございました。聴覚障害にもいろいろな方がいるということの関連でまた大事なご指摘をいただきました。

(田畑委員)
盲ろう者ゆりの会の田畑です。もう一つの当事者団体の代表の立場で申し上げます。先ほど河原委員からお話がありましたが、まったくもってそのとおりだと思います。
河原委員から、神奈川県の取組みに感謝をしつつも、非常に残念だというようなお話がありましたが、盲ろう者団体の立場としては、非常にショックでした。それはこの取組の中に、手話を使う盲ろう者の姿がほとんど見えてこない。もう少し丁寧にみれば見えてくるのかもしれませんが。残念ですが、この冊子の中にも、ほとんど盲ろう者を想定したことはありません。そのことを盲ろう者当事者が知ったら、どういう気持ちになるのだろう。いつも我慢をすることの多い彼らがより一層の疎外感を抱くのではないかと心配になります。
この手話言語条例でうたっているろう者というのは、盲ろう者も含まれるということが昨年度の協議会で確認をされていると思っています。ですから協議会の報告をした時に、盲ろう者はとても喜んだんですね。実際にこれからというところで、自分たちの姿が全く見えない取組が進められていることを盲ろう者が知った時に、非常に厳しい状況になると思います。
先ほど相模原で起きた殺人事件についてのお話がありましたが、あの事件が起こった時に、私たちのリーダーである東京大学の福島智先生がすぐに声明文を発表されました。この事件の背景には、利益効率を優先する思想が社会に蔓延していることが背景にあるのではないかというような声明文でした。ある意味、当事者の声を聞きながら取組をしていくということは、非常に時間がかかるし、通訳者を介するなど手間もかかります。いろいろな意見を取り入れながら進めていくというのは、面倒なこともたくさんあるのだと思います。けれども、この計画が誰のためのものかをいうことを考えると、たとえどんなに困難があったとしても、当事者の声を聞いていこうという姿勢は絶対に必要なのではないかと思っています。
先ほど小島さんの方から、もっともっと具体的な指摘をしてほしいというお言葉をいただきました。声を上げられない盲ろう者が悪いのでしょうか。盲ろう者が指摘をしたいと思っても、まずもってこういう情報を摂取する時にも絶対に通訳が必要な彼らなんです。また、自分の意見を言うときにも、誰かの手を介して発するしかない障害を負っているんです。そういう手話を使う者たちがいるということを、常に皆さんに忘れないでいただきたいと思っています。
具体的に今感じているのは、学習教材の作成には、盲ろう者の姿を必ず反映させてほしいと思うし、特に盲ろう者が今心配しているのは、災害等の非常時の件です。ですから、その取組みについても検討案が出されているので、そこにも盲ろう者のことを必ず反映してほしいと思っています。
神奈川県には大いに期待をしています。ですから、これからでも十分に間に合うと信じておりますので、盲ろう者のことを共に考えていただきたいと思っています。以上です。

(石渡会長)
石渡です。田畑委員、本当に大事なご指摘をありがとうございました。このこととの関連でほかにどなたかご意見はありますか。

(山本委員)
神奈川県手話通訳者協会の山本です。いろいろなご説明をいただき、ありがとうございました。先ほど尾上委員の方から、最後のところで、人材育成も協会が関わっているということを皆さんに知ってほしいというお話がありました。まさに私たち手話通訳者も、神奈川の中で指導をしているこの協会の皆様に育てられてきた者ばかりです。手話を学びながら、耳の聞こえない人たち、ろう者の想いを知り、それに賛同して将来手話通訳を目指そうという心に決めて合格した者ばかりです。
そういった意味で私が今危惧するのは、聞こえない方々の想いや願いが込められていない教材や手話の普及等は、やはり私は受け入れられないところがあります。やはりプロセスはとても大事だと思います。そのプロセスにはたぶん精神が宿るからだと思うんです。そういったものを普及することによって、私たちの願いのこもった真の理解の広まりとともに、手話の普及というかたちになっていくのだと思います。
ですので、ろう者の見えないところで、一人歩きしないでほしいと本当に願っています。というのは、やはり手話は単なる一つの言語ではないと思います。そうであってはいけないんです。そのところが皆さんにどう理解されるかというところが、とても怖いところです。単なる言語としての手話の普及によって、もしかすると損害を受けるろう者がでてしまうのではないか。傷を受けてしまうろう者がでてしまうのではないかという危惧さえ、今、案じております。
ぜひ田畑委員、河原さん、尾上さんがおっしゃったように、やはり聞こえない方たちの想いを各場面で取り入れていただいて、ぜひこれからは手を携えて進めていっていただきたいと思っています。このままの状態では私たち手話通訳者も、手話の普及等にどう関わっていったらよいのか、ちょっと躊躇してしまいます。ぜひそのところをお願いいたします。以上です。

(石渡会長
石渡です。山本委員、田畑委員の意見も踏まえてのご意見、ありがとうございました。山本委員のおっしゃりたいことがとてもよく伝わってきたと感じております。

(戸井田委員)
県身連からきました戸井田です。河原さん達のお話を聞いていまして、本当にまったくそのとおりだと思います。ろう者の声をきちんと聞かないで、職員さんが、どんどんいっちゃうのはちょっとおかしいかなと。
6月19日現在で、49自治体、今は50を超えていると思いますが、いろいろな条例ができています。でも、その条例をみていると、どこも同じような条例です。
河原さんがおっしゃったように、ろう者の声をきちんと聴いて、神奈川らしい素晴らしいものをきちんとつくっていきたい。それが願いです。それにはやはり、こんなことを言って本当に申し訳ないですが、職員の皆さんだけで先走ることはしないで、ぜひ河原さんという素晴らしいリーダーがいますので、その方の声をしっかり聞いて、素晴らしいものを仕上げてほしい。今日、私この委員会を聞いていまして、つくづくそう思いました。
やっとろう者の皆さん、盲ろうの皆さんが、こうして明るい陽射しの見える時代にきたのかと思うと、本当にしっかりしたものに、神奈川県として、やはり神奈川県は素晴らしい、障害者に対する病院をつくるのにも、こんなにも素晴らしく心のこもっているんだということを示すような神奈川県になっていただきたいとそう思っています。
本当に私の感情的なことですけれども、ぜひこの点をしっかり踏まえて、ぜひろうの方の声を参考にして、また新たに考えていってほしいと思います。本当に私たち抜きで決めないでくださいということは、権利条約の中でも出てきていますように、障害者の立場を本当に大切にして意見を聞いてほしい。それが私も障害者としての気持ちです。
今日は聴覚の障害者のところでそう思っています。でも、どの障害者に対しても当事者の声は大切に聞いていただきたいということを一言申し上げて、私のご意見とさせていただきました。よろしくお願いいたします。

(石渡会長)
石渡です。ありがとうございました。田村委員、どうぞ。

(田村委員)
田村です。大原則を言いますと、最初に河原委員がおっしゃったことに全面的に賛成いたします。この協議会の昨年度の終わりの時にも、まず当事者の意見を大切にしてくださいということがありました。今、バリアフリーの条例の方にも関わらせていただいているんですが、そこの席でも必ず申し上げるのは、当事者がどう思うのか、そこを聞き取っていくことが大事ですよねということを言います。ですから、こういった問題については、まず当事者の意見を大切にしていくことだと思っています。
ですが、県の立場も少し理解できない訳ではなくて、最初から話に出ていますように、当事者といっても、手話を使う人ばかりではない。ろう者と言っても、必ずしも手話を選んでいない人もいる訳です。そういう人たちも一杯いる中で、当事者とは誰を言い、意見を聞けばよいのかと迷うのは、これは当然です。一方で、いろいろな人に聞き、意見を集約することも大切なのですが、そうしましたら、せっかく緒について、少しでも早く前に進もうとしているこの行政の流れがどこかで途切れてしまうのではないか。従って、少しでも前に進みたい、少しでもよかれと思う結果、こういうふうになってきたのだろうと理解はします。
ですから、いろいろな立場の人がいらっしゃる中で、それを本当に集約しているのが河原さんの立場だと思っているので、河原さんの立場を聞くのが一番よいとは思いますが、やはりいくつかの窓口をつくって、意見を集約しながら、行政に反映していくという基本的姿勢をもう一度確認していただく中で、聴覚障害者の人たちの幸せのために、一歩でも進もうとしているのが大原則だと思いますので、その時に、この事業の主体は神奈川県です。責任も神奈川県にあります。ですから、神奈川県が責任をもってやることだと思うんですが、もう一度どこかに大原則も視野に入れて、少しでも風通しをよくしながら、事業を進めていただきたいと、ここでお願いをしたいと思います。

(石渡会長)
伊藤委員どうぞ。

(伊藤委員)
平塚ろう学校の伊藤です。当事者の意見を聞くというのはとても大事なことです。もう一つは、この条例は、手話言語普及条例ということです。おそらく今は手話普及条例になっているということだと思うんです。
言語というのは、話された言葉や、書かれた言葉だけを、言語というのではありません。言語というのは、相手に伝えたい気持ちや、伝えたい考え、そしてその考えとはなし言葉、書き言葉、あるいは手話、そういったプロセス全部が言語ですから、そこをもう一度再確認しないと、今のようなちょっと先走り。一生懸命であるだけに、手話の普及だけが目的化している状況なんだと思います。だからその根本をみんなでもう一度確認して、行政の人たちと当事者を中心に、県民みんなでこれを先に進めていこう、そういうことを今日確認できれば非常に有意義な会議であると思います。

(石渡会長)
伊藤委員、田村委員、ありがとうございました。やはりこの協議会でやるべきことというのを、今の委員の皆様のご意見で再確認させていただけたと思います。

(萩原委員)
萩原です。声でお話をさせていただきます。よろしくお願いします。
私は7月22日のワーキンググループに一応当事者として呼ばれた立場でもあり、県が何も聞かずに計画を実行しようとしたというふうには思っていません。急いでいる中で、それなりに頑張って河原委員のご意見を伺っていたのではないかと思います。ただちょっと時間が足りなかったのではないかと。ちょっとゆっくり考えれば、盲ろうの方のこともきちんと入れられたのではないか。気にはなっていたのに、確認する時間が探せなかったいうのが、意見を言わせていただく立場ではあるんですが、残念だなと思います。
ただ、一個確認したいのですが、県が計画してくださっている手話講習会の講師はどのような方にお願いをするのでしょうか。

(事務局)
河原さんといろいろとご相談させていただいて、基本的に、県から神聴連さん、河原さんの団体の方にまず一義的にお願いをするというかたちで、河原さんと調整をさせていただいて、そのようなかたちで進めさせていただいています。

(萩原委員)
ありがとうございます。個人的には、河原委員には、限られた期間の中で、盲ろうの方や、様々な聴覚障害の方がいることを話していただけるような講習会にしていただければと思っています。やっていく中で、そうした方たちの想いが込められたかたちができていくのではないかと思いますので、そこはぜひこれから頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。

(石渡会長)
萩原委員、ありがとうございました。今、河原委員の資料をもとに、いろいろな委員の方からご意見をいただきました。どの委員も、本当に神奈川県のそれぞれの担当の方がここまで頑張ってくださっているのは認めていらっしゃいますが、プロセスが大事だというようなことは、山本委員もおっしゃってくださったように、もう少し工夫をしていただかないと、本当の意味で、この条例ができ、協議会の皆さんが提案してくださった方向性が、よい結果につながらない危惧があるなと感じましたので、ぜひ今後ご検討をお願いしたいと思います。

(尾上委員)
少しよろしいですか。2つあります。
一つ目。河原さんがおっしゃりたいことは何かと言いますと、神奈川県行政がある程度固まった状態で計画の実施内容が出されたために、変えたくても変えられなかったということを言っていました。そこが問題ですよということを言っています。ですので、繰り返しになりますが、ゼロの状態から相談してほしいということです。なぜかと言いますと、長い間、10年、20年、30年と、ろうあ協会が中心になって、手話の普及をやってきました。そういった実績があります。そこは尊重をしなくてはいけないと思っています。それが一つ。
二つ目。10月にワーキンググループがあるようですが、この手話の普及の中心は誰なのか。ろうあ協会です。間違いなくろうあ協会です。手話通訳者を育てるのは誰なのか。ろうあ協会です。こういったワーキンググループの中に、神聴連が当然入ってほしいと思います。それをお願いしたいと思います。

(石渡会長)
石渡です。ありがとうございました。今日の本来の議題はご報告いただいた内容について皆さんからのご意見をいただくということで、今までのご意見の中にも、この内容は含まれていましたが、すみません、本当はもう終わっていないといけない時間ですが、もう30分くらい延長させていただいてもよろしいでしょうか。ここで休憩を10分はとりたいと思いますが、通訳の皆さん、本当にお疲れ様です。ありがとうございました。それでは10分休憩して、それから30分くらい資料についてご議論をお願いしたいと思います。もちろんご予定のおありの方はお帰りいただいてと思います。申し訳ありません。それでは休憩に入ります。

(10分間の休憩)

(石渡会長)
それでは再開させていただきます。
本日の議題は、今ご説明をいただいたこの施策の3つの柱、一番最初が手話の普及ということで、次が学習の進行、三番目が環境の整備ということですけれども、できれば10分ずつくらいで30分くらいで終了したいと思っています。
最初が手話の普及についてということで、いただいた資料ですと、資料の2から4までの関連のところですが、この説明に関連してご意見や質問がありましたら、お願いします。
このあたりはこれから行っていただくイベント関連ですので、よろしいでしょうか。

(影山委員)
委員の影山です。資料の2の県民向けの手話講習会の開催ですけれども、これが3市しかない状況で、これはこれから積極的に広報していくのでしょうか。これだと、一般市民など参加する側は少ないのかなと思ってしまうので、そのあたりお伺いできればと思います。

(石渡委員)
ありがとうございます。では事務局どうぞ。

(事務局)
地域福祉課笹島でございます。市町村においても、すでに手話講習会等に積極的に取組んでいるところもございますけれども、県としても市町村と連携した手話講習会の開催ということで、すでに全市町村さんに呼び掛けてございまして、そのなかで今回ご紹介させていただいているものは、すでに開催が決定しているものということでございまして、まだほかの市町村さんも、県と連携した手話講習会の開催については、いつ実施するのかですとか、内部で調整等を進めているところも多くございますので、あくまでもこれは現段階で決まっている市ですので、ご理解いただきたいと思います。

(石渡会長)
ということですので、よろしいですか。はい、ありがとうございました。
ほかには何かこの普及関連でございますか。よろしいでしょうか。

(河原委員)
(2)のなかで、「かなかなかぞく」という手話動画の作成とありますが、正直言って、イメージがわかないのですが、どういったイメージを考えてらっしゃるのでしょうか。


(事務局)
地域福祉課笹島でございます。「かなかなかぞく」の動画の関係ですが、「かなかなかぞく」につきましては、県の施策をPRするために、すでに導入しているキャラクターでございまして、このキャラクターを通じて、特にわかりやすいかたちで、手話の紹介をする。
なぜ手話が必要なのか、その考え方について、限られた時間2、3分程度ですけれども、手話の簡単な挨拶なども盛り込みますが、どういった意味でこうした挨拶はされるのかということも少しナレーションを入れながら、わかりやすいかたちで、まずは手話というものに親しんでいただくという趣旨で、実際に今回つくることに致しました。まずは親しみやすさということが中心で、キャラクターを利用して紹介をするというところでございます。これをきっかけに、手話を通じた相互理解の必要性というものを深めていただくそのきっかけにしたいと考えています。以上です。

(石渡会長)
というご説明ですけれども。

(河原委員)
まさかもうほとんど決まっている訳ではないですよね。

(事務局)
地域福祉課長笹島です。内容と致しましては、この「かなかなかぞく」につきましては、吉本興業の方と連携して実施しておりまして、今、シナリオですとか、そういったものについての調整はしてございます。

(河原委員)
すみません。それはもう話が進んでいるという意味ですか。

(事務局)
はい、今、調整を進めてございます。

(河原委員)
ですから、そのやり方は困るという訳ですので、ぜひとも理解をしていただきたいと思っております。

(石渡会長)
石渡です。ということで、河原委員がおっしゃっているのは、やっぱり私も昨日「かなかなかぞく」というキャラクターを昨日見せていただいたんですが、親しみやすい県のPR用のキャラクターだとは思いますが、そういう方たちが、どういう動き方をして、手話の理解を促すのかということについては、やっぱり当事者の方たちのご意見を踏まえていただきたいということですので、今からでもぜひともお願いしたいと思います。

(事務局)
はい、現段階では吉本興業から提案をいただいているというところでございますので、そのシナリオにつきまして、また河原委員にも提供させていただきたいと考えてございます。
この「かなかなかぞく」の動画の作成については、昨年度のこの協議会の場面でもご紹介させていただいていたというところもございまして、こういった調整をさせていただいたというところもございますが、早速シナリオについては河原委員にご提供させていただきたいと思います。

(石渡会長)
ということですけれども、この「かなかなかぞく」関連について、田畑委員からは何か。

(田畑委員)
「かなかなかぞく」には盲ろう者は出てくるんでしょうか。

(事務局)
登場はされません。

(事務局)
福祉部長の小島でございます。ちなみに、「かなかなかぞく」のキャラクターを使っていますので、その中に障害者はいらっしゃらないので、家族が話をする中で、障害の特性を理解するというようなイメージでシナリオをつくっていただくように、県から要請をして、今、吉本興業の方から、「こんなシナリオでどうでしょう」というシナリオをいだいたところでございますので、まだ中身についての最終決定はしてございませんので、先ほど課長が申し上げたとおり、今、現時点で入手しているシナリオを河原委員にご提供させていただいて、ご意見を頂戴したいと考えてございますので、まだつくるのはこれからだというふうにご理解いただければと思います。以上です。

(石渡会長)
石渡です。登場というのは、今、田畑委員がおっしゃったのは、キャラクターとしての登場ではなくて、盲ろうのことについても触れられているかということだと思いますし、頷いてくださっているので、そのあたりは田畑委員が先ほど主張されたことだというふうに思います。

(二見委員)
経営者協会の二見です。直接は私も当事者ではないので、大変失礼な言い方になってしまうかもしれないのですが、県の方としてこの「かなかなかぞく」で、いわゆる市民、県民に訴えたい内容がなにかということだと思います。たとえば、家族の会話の中で、「県民にこのような聴覚障害者の方がいて、その中で、手話を広げていくのは大事だよね」というところまでの動画であれば、今の進め方でよいと思いますし、「手話の教育はこうあるべきだ」というような話になってくれば、当然、当事者の意見を反映すべきだと思います。その根幹のコンテンツの骨の部分が何かということにもよると思います。そうすると、盲ろう者まで入るのか、当事者の意見を聞くという踏み込んだやり方をしなければいけないのか、はたまた、いわゆるろう者以外の方たちを広く対象にしようとするのか。その目的によって、つくりこみは違ってくる。その内容がどうかをお聞きしたい。

(事務局)
福祉部長の小島でございます。
テーマは、コミュニケーションの手段として手話は大切であるということを、まずは3分間の中で表現できるような内容ということで考えて構想を練ってもらうように、吉本にはお願いをしたところでございます。以上です。

(二見委員)
その目的であるならば、それが正しいかどうかは別にして、どこまでの範囲の方々が関与すればよいかわかるように思います。

(石渡会長)
ということですので、この動画の目的が、やっぱり当事者の視点でみて内容的にどうなのかというチェックが必要なのかなと思いますが、私は河原委員にいろいろお願いをしていますが、河原委員だけでよいのかというところも少し疑問に思うので、もし私たちにも見せていただきたいという委員の方がいましたら、事務局にお申し出されるとよいとも思いました。
まだ2つコメントをいただきたいところがあるのですが、この普及関連で「ぜひこのことを」というまだ発言しきれていない委員の方はいらっしゃいますか。
よろしいですか。では次の教育及び学習の振興ということで、たくさん資料をご紹介いただきましたけれども、この資料のご説明との関連で何かご意見、ご質問がおありの方がいましたらお願いをいたします。

(河原委員)
たびたびで申し訳ありません。河原です。先ほどお話をさせていただきましたが、「我々抜きで我々のことを決めないで」という原則は教育の場面にも当てはまると思います。子どもが教育を受けて大きくなり社会に参画した時に、障害者のことをきちんと理解していないと困ります。そういう意味で、教育というのはよっぽど大切だと考えています。何を教えるのか、どうやって教えるのかということを、当事者の意見を聞きながら、検討していく必要があると我々は考えています。
素晴らしい教材をつくっていただいたのはありがたいですが、これは当事者の聴覚障害者のどなたかに相談してつくっていただいたのでしょうか、そのあたりお聞きしたいと思います。

(石渡会長)
お願いいたします。

(事務局)
高校教育課長の岡野でございます。このリーフレットの作成に当たりましては、学校の手話に関する部活動でインストラクターをされている方にご相談をして監修をしていただきました。

(石渡会長)
そのインストラクターの方というのは、当事者でいらっしゃるということでしょうか。

(事務局)
高校教育課長の岡野でございます。当事者ではございませんで、通訳の支援をされている方ということです。

(河原委員)
残念だと思います。学校に関しては、平塚ろう学校もありますし、平塚ろう学校には聞こえない先生もいますので、その方に相談してつくる方法もあると思います。このあたり、今後進める場合はぜひともお願いしたいと思います。

(石渡会長)
石渡です。今の河原委員の意見はぜひ今後生かしていただければと思います。

(田村委員)
田村です。資料6のところに、教員向けの手話研修のところでは、平塚ろう学校の先生が模範授業をするという話が書かれていますが、子どもたちの教育に関しては、高校は高校などそれぞれのスタンスがあると思いますが、特別支援学校には地域支援センター的機能がありまして、小・中・高・幼稚園等の特別支援教育をなんらかの形で支援する体制ができています。ですから、これはろう学校さんがどうお考えるになるかですが、ろう学校の先生たち、具体的には聴覚障害の子どもたちに関わっている人たちが、できるだけ近隣の小・中・高校に出向いていって、いろいろなかたちで伝達をしていくというようなことも、当事者ならずとも、もちろん当事者の先生もいらっしゃいますけれども、なんらかのかたちで具体的な聴覚障害教育の実態が伝わっていく一つの方法になるのではないかと思います。

(石渡会長)
田村委員はぜひともこうしたものを進めていただきたいということで、特に事務局から何か。

(田村委員)
特に意見を言っていただきたい訳ではありませんが、私の意見としては、できるだけ平塚ろう学校を活用することが大事だと思っています。

(石渡会長)
ということで、ではご意見ということで、事務局ぜひ今後生かしていただけたらと思います。ほかには何か。

(尾上委員)
資料5-4の裏ページの最後の4番目ですが、テーマからみますと、ぜひ神聴連の河原さんにお願いをしてほしいと思います。
二つ目は資料の6です。全部で6項目あります。そのうちの2項目です。手話言語条例の策定の背景や手話についての説明などが書かれています。これもぜひ神聴連の河原さんにお願いをしてほしいです。これは要望です。

(石渡会長)
石渡です。河原さんにご活躍いただく場面が次々に出てきて、お忙しくなると思うのですが、可能かどうかの調整を事務局にお願いするということでよろしいですか。ご要望ということですので、そういう方向が実現するように少し調整をお願いできたらと思います。
河原さん、大丈夫でしょうか。

(河原委員)
できるだけ調整をしたいと思います。

(石渡会長)
よろしくお願いしたいと思います。

(影山委員)
公募委員の影山です。ちょっとした提案ですが、小中学校で取組事例集はたくさんありますが、対象がほぼ生徒になっているんですが、ここに生徒の親御さんとか、ご家族とか、可能な限り呼ぶのもよいのかなと思いました。講師も外部の講師を呼んで、けっこうしっかりした取組みをやっているところもありそうなので、市民の方も含めて広げた方がよいのかなと思いました。以上です。

(石渡会長)
ありがとうございました。小学校のいろいろな事例で、親御さんとか地域の人を巻き込むような広がる講習会をというご提案ですけれども、事務局、そういうような方向性も可能でしょうか。

(事務局)
高校教育課長の岡野です。小中学校所管の課が本日は来ておりませんので、今いただいたご意見につきましては、所管課の方にきちんと伝えて参りたいと考えています。

(石渡会長)
よろしくお願いいたします。

(河原委員)
一つだけお願いがあります。資料6です。「初任者研修講座高等学校」として手話講習を開催するとあります。よいことだと思いますが、先ほど特別支援教育課の方が、ろう学校の中でろう児が手話も含めたさまざまなコミュニケーションができるようにすることを考えているとおっしゃいました。そのためには、ろう学校の先生もきちんと手話でコミュニケーションできないと意味がありません。ろう学校の中でも、平塚ろう学校ではやっていると思いますが、ほかのたとえば相模原中央支援学校などについても、先生がきっちりと手話でコミュニケーションできるようにするという研修を行ってほしいと思いますが、どうでしょうか。

(石渡会長)
特別支援学校関連はどうでしょうか。

(事務局)
特別支援教育課山崎です。ありがとうございます。学校の方では当然年間をとおして計画的に手話をはじめ指導方法、指導内容についての研修を行っております。

(石渡会長)
それぞれの学校でやっていらっしゃるということですが。

(河原委員)
これはお願いですが、教育センターというところがあり、そこで比較的長期的な研修をやっているという話を聞いています。この研修の中にぜひ手話の研修も取り入れてほしいと思います。

(石渡会長)
というご意見ですので、ご検討いただくということでよろしいでしょうか。

(事務局)
特別支援教育課山崎です。所管に教育センターというところがございますので、ご意見は伝えさせていただきます。ありがとうございます。

(戸井田委員)
戸井田です。先ほど強いことを言いましたが、手話の学習冊子の中をみまして、我々身体障害者の協会の中にも聴覚の方もいます。やはり少しずつでも手話をしようという時に、この冊子はすごく高齢者の方に見やすいなと感じました。
この冊子はこれからどのようなところに配りますか。

(事務局)
地域福祉課の諸星です。まず県立学校の全学校に配布したいと考えています。あとは手話講習会の際に参加者の方にお配りをしたいと考えてございます。

(戸井田委員)
もしできれば自分たちの地元に帰った協会で、手話をろうの方と学んでおり、本が非常にみづらいけれども、今見ていると、この学習冊子はすごく大きくでているので、挨拶など簡単なことでも、これだったら覚えやすいかなと。

(事務局)
県政情報コーナーなどに置いておきますので、そこに取りに行っていただくとか、地域福祉課に声を掛けていただければ必要冊数送らせていただきますので、お気軽にご連絡いただければと思います。

(戸井田委員)
高齢の人でも少しでも手話を覚えたいという人がいますので、ぜひよろしくお願いします。

(萩原委員)
教育に関してなんですけれども、小学校や中学校、高校で、校長先生の判断になると思いますので、一律にというのは難しいと思いますが、ぜひPTAの皆さんにも来ていただいて、ついでに、おじいちゃん、おばあちゃんにも来ていただけると、一人のお子さんから、お父さん、お母さんという感じで、大人に広がる。おじいちゃん、おばあちゃんは、孫ということで、ものすごい効果が大きいのかなと思います。
もし協会の方に当事者の声ということでお願いをする場合には、できればその学校の近くの盲ろうの方又は聞こえない方を呼んでいただけるようなかたちにすると、身近にそういう方がいるということが子どもたちにも伝わって、そこで覚えた手話を使う機会もあるというハッピーなことになるのではないかと思いましたので、県の方、河原委員にもそこはお願いしたいと思いました。

(石渡会長)
石渡です。萩原委員、新しいご提案ありがとうございました。おじいちゃん、おばあちゃんにも広げるという発想ですとか、地域にいらっしゃる聞こえない方に役割を果たしていただくというようなご提案、ぜひ事務局の方でご検討いただけたらと思います。

(山本委員)
山本です。小中学校の場合はたぶん事例集をみますと、私、横須賀ですが、いくつか入っておりまして、地域のろうあ協会、手話通訳者が関わった講習会になっています。たぶんほかのところも大丈夫だと思いますが、今おっしゃったように、おじいちゃん、おばあちゃん、兄弟、いろいろな方に幅広く広がっていくとよいと思います。
それと、手話講習会や県立高校に配られるというお話でしたが、3万部ということでけっこう多く作成します。せっかくつくったなかなかよい冊子だと思います。手話講習会ですと、誰がという部分で、手話の講師などが使用しながら、丁寧にこれを使って指導ができると思いますが、県立高校の高校生には、ただのばらまきにならないように、誰がどのようにこれを指導するのかということも大事なことです。大切な県費を使っておつくりになったと思います。ぜひばらまきにならないように、心をこめて指導できるようお願いしたいと思います。

(吉本委員)
この冊子ですけれども、今現在PDFで県庁のホームページにアップされていないようなんですが、そういうことでしたら、誰もがダウンロードできるようなかたちにすればよいと思いますが、そのような予定はありますか。

(事務局)
地域福祉課諸星です。そういうかたちで掲載したいと思います。

(吉本委員)
あと余談ですが、せっかく手話言語条例も策定されて、こういった取組みもされているが、県のホームページからヒットしにくいというか、かなり深ぼっていかないとみつからない。もう少しホームページのつくり方にしても、バナーを出したりとか、目立つようにされてはどうかなと思いました。以上です。

(石渡会長)
石渡です。吉本委員、とても有効な役に立つご提案だと思いますので、ありがとうございました。今のご意見などもご参考にご検討いただきたいと思います。
教育学習関連についてよろしいですか。もう一つ、手話を使用しやすい環境の整備ということで資料の7から9までご説明をいただきましたが、この環境の整備との関連でご質問、ご意見がおありの方がいらっしゃいましたらお願いします。

(山本委員)
手話通訳者の計画的な要請に関連してですが、障害福祉計画のところで、養成する人数について書かれていますが、前にも課題をお話させていただきました。その後、事務局の方では、どのようにしていこうかというお考えでしょうか。このままですと、今いろいろなところで手話講習会が推進されている中で、講師の方と出向く機会も増えています。それに伴い、聞こえない方の生活の中での情報保障、手話通訳者が滞ってしまうようなことが起きては本当に一大事です。そういうことが無いために、これから若い、よい手話通訳者をどんどん育てていかなければいけないというところで、これは近々に迫った課題だと思っています。ですので、どのくらいお話が進んでいるのか。この表をみますと、28年度が68人。29年度は67人となっていまして、なんら変化がない状態でありますので、数字上はこうでも、今までどのような協議がなされているのか、また、当事者団体や手話通訳者会とこれからどのような協議がなされているのか、お考えがありましたら教えていただきたいと思います。

(事務局)
障害福祉課鳥井です。資料9につきましては、ある意味、27年度の実態を書かせていただいているところですので、具体にどのような取組というところは、行政の講習会をやらせていただいているというところをご説明するしかない部分があります。実態からしても、計画からして、認定試験の合格者の方が少ない状況がありますので、皆様と協議をさせていただきながら、まずは養成を進めさせていただきたいとしか、今の段階では申し上げられないところがあります。以上です。

(事務局)
福祉部長の小島でございます。若干補足をさせていただきます。
前回この計画をつくる時には、障害福祉計画がまだ改定をしていないというところもありましたので、現行計画に基づく数字ということで、実は上積みという声が皆さんからありましたが、どのような取組みをしたら上積みができるかということがその段階では決めかねていたということがありましたので、とりあえずこの数字にさせていただきました。ただ、この表をご覧いただきますように、30年度からは新たな計画づくりがスタートいたします。当然、その議論は来年度集中的に議論させていただきます。また、手話通訳者協会の皆様から、まず、活躍する場よりも、市町村が派遣事業で行っている報酬がばらつきがありすぎるというお声もいただいたので、聴覚障害者センターのご協力をいただいて、各市町村の報酬額を全部調べて、今度市町村が集まる会合等で、できるだけこういったものを地域によって格差がないようにしていきたい。そういった意味で、県としても各市町村に働きかけをし、それによって報酬が皆さん方の仕事に見合うものになって、きちんと手話通訳者が職業として成り立つところにもっていきたいと思っておりますので、またその際には山本委員をはじめ、協会の皆様には何が課題でどういうところにてこ入れをした方がより一段と進むのか。今、鳥井が申し上げたように、長年、手話サークル等で手話の通訳をされてきても、実際に試験になりますと合格率が低い。その合格率を上げるためにはどうしたらよいのか。こういったことについても、ご意見を伺えればと思っておりますので、この問題については引き続き協議をさせていただきながら、検討をさせていただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いをしたいと思います。

(山本委員)
よろしくお願いします。

(石渡会長)
ご協力をお願いします。


(田畑委員)
通訳者の養成ということに対して、盲ろう者の立場で申し上げたいと思います。
手話を必要とする盲ろう者が神奈川県にたくさんおります。その通訳者の養成という点において、今、非常に危機的な状況にあるので、皆さんに報告をしたいと思っております。
この資料にありますように、盲ろう者通訳・介助員養成講習会というものを受けて、盲ろうの通訳になるのですが、今年度、この養成講習会において、手話通訳の技術をもっている受講生がまったくいない状況です。ですから、スキル別といって、盲ろう者の状態に合わせてコミュニケーションのスキルを磨くのですが、手話のクラスを今年度はつくることができないという状況です。つまり、手話を使う通訳者が今年度は一人も養成されないという状況にあります。
また、盲ろうの通訳・介助員の派遣事業においても、現在、横浜市、川崎市も入れて、神奈川県全域を、正規職員がたった1人、非常勤が1人、2人でやっているというような状況です。その2人がこの養成講習会、現任研修会のすべてを仕切って、また、日々の派遣も全部やっているという状況です。このような状況で、スキルの高い通訳者を養成するというのは不可能だと思います。
このような状況を本当に早く改善していただきたい。盲ろう者の通訳というのは、非常に高い専門性と高いスキルを要します。本当にこの通訳者が盲ろう者にとっては頼みの綱です。命綱といっても過言ではありません。この通訳者が数多く、またスキルの高い通訳者がより増えるように願っております。県の方には早急に対策を講じていただきたいと思っております。以上です。

(河原委員)
(2)の非常時に、手話で意思疎通できる環境の整備については、命に係わる非常に大切な問題だと思います。先ほど尾上委員からも発言がありましたように、これは絶対に必要だと思います。盲ろう者のこともきちんと理解していただく必要がありますので、庁内ワーキンググループに盲ろう者団体からもぜひ参加をしていただきたいと思っております。
また、通訳者もどういうふうに活用しなければいけないか、情報提供施設もどのように活用しなければいけないかという話し合いも必要だと思っていますので、通訳者団体、情報提供施設の方からもぜひ参加するようにお願いしたいと思います。

(石渡会長)
ありがとうございました。それでは、今の田畑委員が申し上げられた盲ろうの方の厳しい支援の現実なども、私ども改めて認識して、本当にそれぞれの委員、そして行政にどのように動いていただかなくてはというようなこともまた検討しなくてはと思いました。

(山本委員)
確認をさせていただきたいのですが、資料の9の裏側の「平成28年度の事業進捗状況」について、(2)のところで「手話通訳者等のスキルアップのための現任研修を実施」と書いています。その下に、「手話通訳者現任講習会【28年6月から29年1月15回】」とありますが、これは私ども協会が担っている年間の回数とほぼ同じですが、これは今の状況を書いているということでしょうか。

(事務局)
障害福祉課の鳥井です。おっしゃられるとおり、28年度の事業の進捗ですので、今やっているお話を改めて書かせていただいたというつもりです。

(山本委員)
そうですか。推進計画に「スキルアップの研修」と書かれていましたので、それとは別に新しいものが提起されるのかなとちょっと期待をしていましたが、そうではないということで、これは神奈川県手話通訳者協会の範囲のみの数字だと思いますが、登録していますセンター主催研修であったり、私たち手話通訳者会の実習研修であったりとか、月に1回から2回、県からの委託を受けての研修も現在しております。やはり研修の内容等を充実するためにも、費用に関しても、なにかよいバックアップがあれば、手話通訳の技術の向上につながると思っております。そのあたりも考えていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。

(石渡会長)
スキルアップのための新しいご提案もいただきましたので、ぜひ貴重なご意見にご回答いただきたいと思います。ありがとうございます。

(尾上委員)
来年度の予算についてです。来年度の予算要求についても、実際にとれるかどうかは別にして、神聴連の河原さんに相談をしてほしいと思います。
どういった予算を出すのかということもあると思います。それを出す前に、神聴連の河原さんに相談をして、どういった予算要求を出すのかを相談するとよいと思います。県が考えていることと、神聴連が考えていることにズレがあることは良い状況ではないと思います。このあたりもお願いをしたいと思います。

(石渡会長)
予算要求との関連で、神聴連との情報交換や協議をというご提案ですね。

(尾上委員)
神奈川県の中で、来年度の予算要求に向けて準備をはじめていると思います。内容を固める前に、神聴連に相談をしてほしいと思います。

(石渡会長)
というようなご提案もありました。予算の決定がどのような流れで行わるのか理解できないところもありましたが。

(事務局)
福祉部長の小島でございます。神奈川県聴覚障害者協会並びに神奈川県手話通訳者協会の皆様からは、すでに神奈川県知事あてに8月3日に予算に関する施策の充実に関する要望書をいただいております。これについて、関係の所属等が来年度の予算要求に向けてどうお答えするのかということを、9月13日にお話合いをさせていただく場を設けているということを聞いてございますので、そうした場面でも十分に意見交換ができるものと思っております。
また、来年度の手話推進計画の実施につきましても、現在施策が10本ほどあるものについて、さらにブラッシュアップをしたり、継続して取り組む事業が多かろうと思いますが、こちらの中身についても、ご意見があればお寄せいただければと思っております。

(河原委員)
補足説明をします。先ほどの要望というのは、これまでも毎年毎年、障害福祉課に要望を出していたということです。推進計画に関することは、尾上委員が言ったように、前もって相談していただきたいと思います。
お願いがあります。皆さん方のなかにも、この計画の進め方をはじめて聞いたという方が多いと思います。これからはできるだけそういう情報を、協議会を機に皆さんに対して流していただきたいと思います。

(事務局)
福祉部長の小島です。再三の発言で恐縮でございますが、いただいた要望書の中には、手話推進計画にもとづく諸施策の推進を求めますということで、9項目の具体な内容をいただいていますので、当然そちらは手話推進計画にもとづく施策を来年度検討するうえで、私どもも中では内部検討をさせていただいて、その結果を河原委員ほかの団体の皆様と協議をするという段取りになっていると思います。以上です。

(石渡会長)
そういう場もあるということですので、そのような場を活用していただければと私思いましたが、今、河原委員が他の協議会の委員の方たちへの情報提供というようなことについてもおっしゃってくださったように思います。

(事務局)
すみません、申し遅れました。次回の協議会は、予算をかたちづくった後に、皆さん方のご了解をいただくという場になろうかと思いますが、当然その前に、各委員の皆様には、照会を差し上げて、そこで意見を求める予定ですので、それについてはまた改めて、照会文書なりを発出して、また、各委員の皆様にも、各委員から寄せられている意見はこういう状況であるということをお示ししたうえで、まとめたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

(石渡会長)
いろいろありがとうございます。ということで、来年度の予算等についても検討する時期に入っていますので、それぞれの委員の立場で何かお気づきのことがありましたら、お願いをいたします。
それではお約束をした時間をはるかに過ぎてしまっているんですが、発言をする機会を逸している方もいらっしゃると思うのですが、意見がございましたら簡潔にお願いします。

(秋本委員)
神奈川県公立小学校長会から来ました秋本です。先ほどの小中学校における一斉指導というご意見についてですが、実際には萩原委員がおっしゃられましたように、教育課程にどう位置づけるかは学校長の判断ということになります。子どもの学習は学校だけで定着できるものではありませんので、地域や家庭を巻き込んで、あらゆる環境の中で育んでいくことが必要と考えます。ですから、保護者や地域に啓発していくという学校の取組はこれからも実施していきたいと思っております。以上です。

(石渡会長)
ありがとうございます。ぜひまたお願いをいたします。
時間が長引いてしまって、皆さんにご迷惑をして、進行が悪くて申し訳ありませんでした。大事なご意見がたくさんでたと思いますので、私たちも今日いただいた意見をもとに、自分たちが果たす役割について今後考えていきたいと思いますし、事務局にはいろいろと無理をお願いして恐縮ですが、ご検討いただいて、よい方向に進めていけるようにお願いをさせていただきます。
事務局からあとご連絡などはございますか。

(事務局)
地域福祉課諸星でございます。先ほど福祉部長からお話がありましたように、次回この協議会は3月を予定しております。その前に、先ほどの照会文書や情報提供をさせていただこうと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

(石渡会長)
よろしくお願いします。それでは委員の皆様ありがとうございました。

(事務局)
本日の協議会はこれで終了とさせていただきます。皆様どうもありがとうございました。

 

会議資料

00_次第[PDFファイル/103KB]

01_1_計画の取組状況[PDFファイル/161KB]

01_2_手話言語の普及推進に向けた取組み[PDFファイル/174KB]

02_市町村と連携した県民向け手話講習会について[PDFファイル/111KB]

03_神奈川県手話推進計画リーフレット[PDFファイル/1.24MB]

04_1_手話普及推進イベント記者発表資料[PDFファイル/149KB]

04_2_手話普及推進イベントチラシ.pdf[PDFファイル/1.7MB]

05_1_【施策4関連資料】手話リーフレット(小中学校版).pdf[PDFファイル/634KB]

05_2_【施策4関連資料】小中における手話に関する取組事例集.pdf[PDFファイル/663KB]

05_3_【施策4関連資料】手話月間チラシ.pdf[PDFファイル/335KB]

05_4_【施策4関連資料】県立高校 H28年度の手話に関する取組.pdf[PDFファイル/164KB]

05_5_【施策4関連資料】県立高校 手話リーフレット.pdf[PDFファイル/9.18MB]

06_【施策5関連資料】平成28年度 教員向けの手話研修について.pdf[PDFファイル/122KB]

07_手話学習冊子.pdf[PDFファイル/7.02MB]

08_1_手話講習会案内チラシ.pdf[PDFファイル/309KB]

08_2_事業者による手話講習会の開催.pdf[PDFファイル/70KB]

09_手話講習会の開催実績.pdf[PDFファイル/71KB]

10_非常時におけるろう者への情報保障等の検討案について.pdf[PDFファイル/226KB]

11_手話通訳者の計画的な養成について.pdf[PDFファイル/92KB]

12_【河原委員提出資料】神奈川県手話推進計画に関する諸施策の進め方について.pdf[PDFファイル/133KB]

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は福祉子どもみらい局 福祉部地域福祉課です。