更新日:2023年9月27日

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橋りょうの耐震対策について

本県では、平成7年の阪神・淡路大震災を受けて、県が管理する道路における橋りょうの耐震対策に取り組んでいます。具体的には、地震で橋脚が倒壊しないようにコンクリート等で巻き立てる橋脚補強や、地震で橋桁が落ちないように橋桁と橋脚・橋台をチェーン等で連結する落橋防止装置の設置を行っています。

取組の概要

本県では、平成7年の阪神・淡路大震災を受けて、県が管理する道路における橋りょうの耐震対策に取り組んでいます。具体的には、地震で橋脚が倒壊しないようにコンクリート等で巻き立てる橋脚補強(写真1)や、地震で橋桁が落ちないように橋桁と橋脚・橋台をチェーンで連結する等の落橋防止装置(写真2)の設置を行っています。

橋脚補強落橋防止

第1ステージ(これまでの取組)

阪神・淡路大震災では、昭和55年よりも前の設計基準で造られたコンクリート製の単柱形式橋脚に、多くの被災事例が見られました。
 このため、本県では、第1ステージとして、次の橋りょうへの耐震対策を優先的に進め、平成24年度には、対象となるすべての橋りょうの対策が完了しました。
【第1ステージ】
  1. 昭和55年よりも前の設計基準で造られた橋りょうのうち、コンクリート製の単柱形式橋脚の補強
  2. 緊急輸送道路上にある橋長15m以上の橋りょうの落橋防止装置の設置
 

第2ステージ(今後の取組)

第2ステージでは、耐震対策を実施する対象範囲を拡大して、災害対応力を強化します。
【第2ステージ】
  1. 平成8年よりも前の設計基準で造られた橋りょうの橋脚補強
  2. 緊急輸送道路上にある橋長10mから15m未満の橋りょうの落橋防止装置の設置
※阪神・淡路大震災を踏まえ、平成8年に設計基準が改定されました。国の調査報告によれば、この大震災以降の基準に基づいて設計された橋りょうや、耐震対策を実施した橋りょうは、平成23年3月の東日本大震災でも致命的な被害に至った事例はありませんでした。
 

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