ホーム > 神奈川県記者発表資料 > 未病改善にマグロが効くか検証します
更新日:2021年9月7日
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神奈川県、国立研究開発法人水産研究・教育機構、学校法人聖マリアンナ医科大学は、抗酸化物質セレノネイン(注釈)を多く含むマグロを継続的に食べることによる、生活習慣病対策やアンチエイジングなどのヒトの未病改善へのセレノネインの有効性を検証する共同研究を開始します。
セレノネインを多く含むマグロを食べることによる生活習慣病対策やアンチエイジングなど県民の未病改善への効果が明らかになれば、マグロやその加工品の消費拡大、マグロを用いた新商品の開発等が期待されます。
マグロで有名な三崎漁港を擁し、水産加工品の開発など県内水産業の振興に取り組んでいる神奈川県、セレノネインを発見した水産研究・教育機構、未病改善の研究に取り組んでいる聖マリアンナ医科大学が連携し、セレノネインのヒトの未病改善への有効性を検証します。
神奈川県: 研究統括、食品としてのマグロがもつ抗酸化力評価、抗酸化力の高い水産加工品開発
水産研究・教育機構: セレノネインの正確な分析
聖マリアンナ医科大学: セレノネイン摂取による老化抑制効果の検証
令和3年9月以降 試験参加者の募集、臨床試験の開始
令和4年5月 食材を改良した臨床試験を開始
令和5年3月 概要の取りまとめ
令和5年秋以降 学術論文化および公表
(注釈)セレノネインは、活性酸素を除去する機能の高い物質で、生活習慣病対策やアンチエイジングなどが期待されています。(出典:平成21年度中央水産研究所主要研究成果集「研究のうごき第8号」)
注意:マグロ(クロマグロ、メバチ、ミナミマグロなど)は、「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項」により、妊娠期間中に食べる量が定められています。
神奈川県水産技術センター
所長 利波
電話 046-882-2311
企画指導部 臼井
電話 046-882-2313
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