ホーム > 神奈川県記者発表資料 > 東京湾産クマエビの種苗生産に東日本で初めて成功
更新日:2021年8月10日
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水産技術センターでは、地球温暖化による海水温の上昇に適応した新たな栽培漁業対象種の候補として、平成28年度からクマエビの種苗生産(栽培漁業や養殖のために人工的に卵をふ化させて育成すること)の技術開発に取り組んできました。今年度、東京湾産クマエビの種苗生産に東日本で初めて成功したので、お知らせします。
地球温暖化による海水温の上昇に伴い、本県でも水産業への様々な影響が想定されています。県では、地球温暖化による水産業への影響を最小限に抑えるため、新たな栽培漁業対象種の候補として暖海性のクマエビを選定し、平成28年度から同種の種苗生産の技術開発を進めており、昨年度は全長約1cmの稚エビまで育てることに成功していました。
今年度、採卵方法や初期の飼育方法を全面的に見直し、稚エビ(全長3~4cm)を約5千尾生産することに成功しました。クマエビを放流可能な大きさである全長3~4cmまで育てた事例は東日本では初めてです。なお、この成果は今年度中に取りまとめ、論文等で発表していく予定です。
取材を希望される方は、問合せ先へ御連絡ください。
(添付資料) クマエビの説明及び写真(PDF:400KB)
問合せ先
神奈川県水産技術センター
所長 利波
電話 046-882-2311
栽培推進部長 一色
電話 046-882-2314
このページに関するお問い合わせ先
このページの所管所属は環境農政局 農水産部水産課です。