カナガワ・アップデイツ10月号

掲載日:2021年10月1日

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国内初!未病改善にマグロが効くか検証します

a slice of tuna

 

 私たちに馴染みの深い魚、マグロ。神奈川県内の三崎漁港では、全国屈指の水揚げ量を誇ります。このマグロに、アンチエイジングや生活習慣病予防の効果が期待されています。

cooked tuna

 

 マグロには、セレノネインという物質が多く含まれます。セレノネインは、活性酸素を除去する機能の高い物質で、生活習慣病対策やアンチエイジングなど、ヒトの未病改善に効果があるのではないかと考えられています。また、マグロを食べることによる未病改善への効果が明らかになれば、マグロやその加工品の消費拡大、マグロを用いた新商品の開発等にもつながります。

 

 そこで、三崎漁港を擁し、水産加工品の開発など県内水産業の振興に取り組んでいる神奈川県、セレノネインを発見した国立研究開発法人水産研究・教育機構、未病改善の研究に取り組んでいる学校法人聖マリアンナ医科大学が共同で、マグロを継続的に食べることによるセレノネインのヒトの未病改善への有効性を検証することになりました。

 

researcher of tuna effect 各機関の主な役割として、神奈川県水産技術センターが研究統括及び食品としてのマグロがもつ抗酸化力評価、抗酸化力の高い水産加工品開発を行います。そして水産研究・教育機構はセレノネインの正確な分析、聖マリアンナ医科大学はセレノネイン摂取による老化抑制効果の検証と、三者が連携して研究を進めていきます。

 

 今後、9月以降、試験参加者の募集、臨床試験を開始し、令和4年5月に食材を改良した臨床試験を開始、令和5年3月に概要の取りまとめ、令和5年秋以降、学術論文化および公表を行っていく予定です。

 

 

 

 

 

災害時に温かい食事を!キッチンカー派遣の協定を締結しました

governor signing

 

 神奈川県とイベントフードプロ115合同会社は、この度「災害時におけるキッチンカー派遣による飲食の提供に関する協定」を締結しました。

 

agreement concluded イベントフードプロ115合同会社は、神奈川県全域で活動する200台以上のキッチンカー業者等と契約し統括する会社組織です。また、全国のキッチンカー管理団体とも連携(約600台)しており、他県キッチンカー業者への派遣要請も可能です。

 

 協定では、神奈川県内で地震や台風、大雨等による災害が発生した場合、県がイベントフードプロ115合同会社に要請を出すと、同社がキッチンカーの手配を行います。そして県内に設置される避難場所等で、避難者へ飲食を提供するというものです。なお、イベントフードプロ115合同会社からのお申し出により、飲食の提供にかかる費用は無償(ボランティア)です。

 

 災害発生から飲食の提供までの流れは概ね次のとおりです。キッチンカー派遣を行う災害の規模や避難所等については、その都度検討します。

(1)災害発生

(2)避難所等の開設

(3)県がイベントフードプロ115合同会社へキッチンカー派遣を依頼

(4)イベントフードプロ115合同会社がキッチンカーを手配

(5)避難所等においてキッチンカーが飲食を無償提供

 

 協定締結に当たり、令和3年9月3日、リモート形式により協定締結式が行われました。

 

 災害が起き、避難所の慣れない環境で過す時、誰もが不安になるに違いありません。心身ともに疲弊した時にいただく温かい食事は、避難している人たちを癒してくれるでしょう。