ホーム > くらし・安全・環境 > 身近な生活 > 県民の声・広聴 > 令和元年度県民ニーズ調査結果の活用状況

更新日:2024年3月18日

ここから本文です。

令和元年度県民ニーズ調査結果の活用状況

令和元年度県民ニーズ調査結果の活用状況のページです。

調査の目的

 神奈川県では、県民の意識・価値観などの変化や多様化する生活ニーズを把握し、その結果を施策に反映するため、毎年度「県民ニーズ調査」として、県政全般についての「基本調査」と、特定のテーマについての「課題調査」を実施しています。
 令和元年度に実施した第1回課題調査第2回課題調査について、調査結果の活用状況をお知らせします。

※下記をクリックすると、各調査の詳細な結果を掲載したページを表示します。
「基本調査」 「第1回課題調査」 「第2回課題調査」

結果の活用状況

第1回課題調査 

1食・食育

 「食育」に関心があるか尋ねたところ、「関心がある」(37.9%)と「どちらかといえば関心がある」(38.8%)を合わせた《関心がある》は76.7%であった。
 一方、「関心がない」(3.6%)と「どちらかといえば関心がない」(12.3%)を合わせた《関心がない》は15.8%であった。

 県では、平成30年3月に策定した「第3次神奈川県食育推進計画」に基づき、県民の健全な食生活の実践に向けた食育の推進に取り組んでいます。今回の調査結果は、計画の進捗状況の点検に活用するとともに、今後の取組の見直しの参考とします。

 

2食の安全・安心

 食品を安全に食べるために、必要な知識(例えば、調理や食事前によく手を洗う、生肉はよく加熱するなど)を持っていると思うか尋ねたところ、「持っていると思う」(32.3%)と「ある程度持っていると思う」(56.3%)を合わせた《持っていると思う》は88.6%であった。
 一方、「持っていないと思う」(1.0%)と「あまり持っていないと思う」(6.3%)を合わせた《持っていないと思う》は7.4%であった。

 今回の調査結果は、「かながわ食の安全・安心の確保の推進に関する指針(第4次)」の取組の効果を把握し、「かながわ食の安全・安心の確保の推進に関する指針(第5次)」策定にあたり、年度ごとのデータを集積し、基礎資料とします。また、このデータは、「第3次神奈川県食育推進計画」にも掲載をしています。

 

3アレルギー疾患

 アレルギー疾患の症状のある方がどのような支援を受けられるとよいと思うかを複数回答で尋ねたところ、「医療機関や専門医についての情報の提供」が70.6%で最も多く、次いで「アレルギーの状態に応じた適切な治療」が69.3%であった。

 県では、「県アレルギー疾患対策推進計画」に基づき、生活環境の改善や医療提供体制の整備、生活の質の維持向上などの施策の推進に取り組んでいます。今回の調査結果は、計画に基づく施策の効果等の検証に活用するとともに、今後の取組の参考とします。

 

4ともに生きる社会かながわ

 ともに生きる社会かながわ憲章を知っているか尋ねたところ、「知らなかった(今回の調査で初めて知った)」が82.0%で最も多く、次いで「言葉は聞いたことがある」が10.8%であった。

 県では、今回の調査結果も参考に「ともに生きる社会かながわ憲章」の理念をより多くの県民に広めていくなど、ともに生きる社会かながわの実現に向け、引き続き取り組んでいきます。

 また、「かながわ障がい者計画」や「かながわグランドデザイン」に位置づけた成果目標等の達成状況の把握に活用します。

 

5東京2020大会等スポーツイベントに関する取組

 東京2020オリンピック競技大会のセーリング競技開催時に、江の島周辺の混雑が予想されるため、自動車利用を控え、公共交通機関を使うことへの呼びかけがあった場合、協力しようと思うか尋ねたところ、「自動車から公共交通機関へ移動手段を変更することに協力しようと思う」が51.4%で最も多く、次いで「呼びかけとは関係なく、公共交通機関で移動する(自動車の利用は考えていない)」が33.9%であった。

 県では、セーリング競技をはじめとした東京2020オリンピック・パラリンピック大会等の機運醸成に取り組んでいます。今回の調査結果は、県内で開催される競技を盛り上げる取組の参考にしていきます。

 

6水源環境保全・再生の取組

 水源地域の環境の保全・再生のために、特に力を入れて取り組む必要があると思うことを尋ねたところ、「森林の保全・再生」が37.8%で最も多く、次いで「生活排水対策」が18.9%であった。

 今回の調査結果は、今後の「かながわ水源環境保全・再生施策」を効果的に実施するための資料として活用していきます。

 

7神奈川県の農林水産業

 将来の神奈川県の農業をどのようにしたらよいと思うか尋ねたところ、「今後も様々な形で県が農業を振興することが必要である」が81.0%で最も多かった。

 今回の調査結果は、「かながわ農業活性化指針」の次回改定の基礎資料として活用するほか、かながわブランド振興協議会事業の効果測定と今後の事業展開の参考とします。また、「わたしたちのくらしと神奈川の農林水産業」(神奈川県の農林水産業の現状をまとめた冊子)や「かながわの農業農村整備2020」(神奈川県の農業農村整備を紹介したパンフレット)に掲載します。

 

8持続可能な開発目標(SDGs)

 「SDGs(エス・ディー・ジーズ)」という言葉を知っているか尋ねたところ、「知らなかった(今回の調査で初めて知った)」が76.7%であった。
 一方、「知っている」は、18.5%であった。

 今回の調査結果は、SDGsの認知度向上に向け、SDGsをより多くの県民等に広めていくよう活用していきます。

 

9子どもの貧困対策

 「子どもの貧困」の言葉の意味を知っているか尋ねたところ、「言葉の意味を知っている」が65.0%で最も多く、次いで「意味は知らないが言葉は聞いたことがある」が25.8%であった。

 県では、平成27年3月に策定した「神奈川県子どもの貧困対策推進計画」に基づき、子どもの貧困対策の総合的な推進に取り組んでいます。今回の調査結果は、計画改定(令和2年3月)の際の基礎資料として活用させていただきました。

 

10治安対策

 身近で発生する可能性のある犯罪のうち、不安に感じるものを複数回答で尋ねたところ、「空き巣」が63.4%で最も多く、次いで「インターネットを利用した犯罪(詐欺、ネットポルノ、児童買春など)」が52.6%であった。

 県警察では、県民が身近に不安を感じる犯罪の抑止・検挙活動を始めとした各種警察活動を推進する上での参考とします。

 

第2回課題調査 

1気候変動への適応

 「気候変動への適応」に関心があるか尋ねたところ、「関心がある」(52.0%)と「どちらかといえば関心がある」(37.6%)を合わせた《関心がある》は89.7%であった。
 一方、「関心がない」(1.1%)と「どちらかといえば関心がない」(4.2%)を合わせた《関心がない》は5.3%であった。

 今回の調査結果は、気候変動適応の普及啓発や各分野における取組の参考にするとともに、「かながわグランドデザイン」の数値目標の達成状況の把握に活用します。

 

2環境に配慮した生活

 多少値段が高くても再生可能エネルギーを利用した電力を購入したいと思うか尋ねたところ、「購入したいと思う」が29.1%であった。
 一方、「購入したいと思わない」は、17.7%であった。

 今回の調査結果は、今後予定している環境基本計画の見直しの際の参考とします。

 

3生物多様性

 「生物多様性」の言葉の意味を知っているか尋ねたところ、「言葉の意味を知っている」が37.0%で最も多く、次いで「意味は知らないが言葉は聞いたことがある」が32.2%であった。

 生物多様性基本法に基づき平成28年3月に策定した「かながわ生物多様性計画」において、生物多様性の理解と保全行動の促進の状況を表す指標として「生物多様性についての県民意識」を掲げており、指標の変化を継続的に把握・公表し、取組の見直しにつなげることとしています。また、かながわグランドデザインプロジェクト第3期実施計画の指標としても利用します。

 

4鳥獣被害

 人と野生鳥獣とのあつれきによる農林業被害、人身被害、生活被害などを及ぼす野生鳥獣として知っているものを複数回答で尋ねたところ、「カラス」(75.4%)と「イノシシ」(74.2%)がともに7割台であった。

 人と野生鳥獣のあつれきにより発生している農林業被害、人身被害、生活被害などに対する意識の啓発や鳥獣被害対策を進めていくうえで参考にしていきます。

 

5かながわの広報

 神奈川県が県政の情報を十分に伝えていると思うか尋ねたところ、「伝えていると思う」(9.3%)と「どちらかといえば伝えていると思う」(38.9%)を合わせた《伝えていると思う》は48.2%であった。
 一方、「伝えていないと思う」(9.8%)と「どちらかといえば伝えていないと思う」(14.2%)を合わせた《伝えていないと思う》は23.9%であった。

 県では、これまでもツイッター、フェイスブック及びYouTube等を活用し、広報を行っていますが、今後もターゲットの特性に合わせ、多様な広報ツールを組み合わせ、「県民が知りたいこと」「県として知らせたいこと」がより効果的かつ効率的に「伝わる」広報を目指します。

 

6スポーツ

 この1年間で1日に30分以上の運動やスポーツをした日数を尋ねたところ、「週に3日程度(年151日~250日)」が15.9%で最も多く、「週に2日程度(年に101日~150日)」(14.6%)と「月に1~3日程度(年12日~50日)」(14.2%)が続いた。

 今回の調査結果は、スポーツ推進計画に基づき取り組んでいるスポーツ施策の進捗状況の把握に活用します。

 

7地域コミュニティ

 「地域コミュニティ」のイメージはどの範囲か複数回答で尋ねたところ、「自治会、町内会」が54.5%で最も多く、次いで「範囲にこだわらず幅広い」が27.3%であった。

 今回の調査結果は、県住生活基本計画改定の参考とします。

 

8地域社会との関わり

 長い人生を充実させるため、コミュニティなど、地域社会との関わりを大切にしているか尋ねたところ、「そう思う」が67.8%であった。
 一方、「そう思わない」は、27.8%であった。

 今回の調査結果は、「第3期かながわグランドデザイン」に位置づけた数値目標(PJ3 高齢者)の達成状況の把握に活用します。

 

9「未病改善」の取組

 「未病(ME-BYO)」という言葉を聞いたことがあるか尋ねたところ、「聞いたことがある」が61.4%であった。
 一方、「聞いたことがない(今回の調査で初めて聞いた)」は、36.1%であった。

 今回の調査結果は、「かながわグランドデザイン」等に位置づけた施策や数値目標の達成状況の把握に活用します。

 

10かかりつけ薬剤師・薬局

 かかりつけの薬剤師・薬局にどのようなことをしてほしいか複数回答(3つまで選択可)で尋ねたところ、「服用している薬の効果や副作用の継続的な確認」が50.2%で最も多く、「服用している薬と食べ物の飲み合わせの相談」(27.9%)と「ジェネリック医薬品(後発医薬品)に関する情報提供」(27.2%)が続いた。

 県では、県民の皆様が薬に関していつでも気軽に相談できる「かかりつけ薬剤師・薬局」を推進する取組を実施しています。今回の調査結果は、効果的な取組を行うための参考とします。

 

11肝炎・アルコール依存症対策

 ウイルス性肝炎という病気を知っているか尋ねたところ、「どのような病気か知っている」が46.6%で最も多く、次いで「言葉は聞いたことがある」が40.7%であった。

 神奈川県肝炎対策推進計画及び神奈川県アルコール健康障害対策推進計画に位置づけた施策や数値目標の達成状況の把握に活用していきます。

 

12妊娠・出産等に関するライフプランニング

 妊娠・出産等について知っていることを複数回答で尋ねたところ、「医学的に、男女の加齢により妊娠しにくくなる」が81.4%で最も多く、次いで「不妊の原因は、男性に原因がある場合、女性に原因がある場合、男女両方に原因がある場合がある」が78.4%であった。

 県では、県民の皆様が、出産の希望等について自分のライフプランを描けるよう、妊娠・出産等に関する正しい知識の普及に取り組んでいます。今回の調査結果は、今後の取組の参考とします。

 

13地震対策の取組

 津波に関する10項目を提示して、それぞれ知っていたかどうか尋ねたところ、「知っていた」では、「津波から避難するときは、『遠いところ』ではなく『高いところ』に逃げる必要がある」(94.4%)、「津波は、早ければ地震発生後数分で到達する」(92.1%)、「津波は、繰り返し襲ってくる」(91.0%)がそれぞれ9割を超えた。
 一方、「知らなかった」では、「津波警報・注意報等が発表されると、避難を呼びかけるために、海岸にオレンジ色の旗(『オレンジフラッグ』といいます)が出されることがある」が83.9%で最も多かった。

 今回の調査結果は、「神奈川県地震防災戦略」や「かながわグランドデザイン」に位置づけた対策、数値目標の達成状況の把握に活用します。

 

14自転車損害賠償責任保険等への加入

自転車の利用状況(問47)で、「利用している」と回答した473人に、自転車利用中に事故を起こした際に、相手方の損害を賠償することができる保険(自転車損害賠償責任保険等)に加入しているか尋ねたところ、「加入している」が60.3%であった。
 一方、「加入していない」は、31.5%であった。

 自転車の利用者等は、条例により、昨年10月から自転車損害賠償責任保険等への加入が義務化されました。今回の調査結果は、今後の条例の普及や周知に関する施策を進めていくうえで活用します。

このページに関するお問い合わせ先

このページの所管所属は政策局 政策部情報公開広聴課です。