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更新日:2022年12月20日
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生後6か月から11歳向けコロナワクチン接種について、接種概要や効果など、保護者の方向けの情報を掲載しています。
【リーフレット】保護者の方向け 生後6か月から11歳のコロナワクチン接種について(PDF:1,324KB)
使用ワクチン |
ファイザー社製ワクチン(6か月~4歳用) |
接種回数 |
計3回 |
接種間隔 |
1回目接種後、通常3週間あけて2回目を受け、2回前接種後、8週間あけて3回目を受けます。 通常の間隔を超えた場合には、なるべく速やかに接種してください。 |
使用ワクチン |
ファイザー社製ワクチン(5歳~11歳用) |
初回接種 (1・2回目接種) |
接種回数 2回 接種間隔 3週間隔 |
追加接種 (3回目接種) |
接種回数 1回 接種間隔 2回目接種後5か月以上経過 |
国内における10歳未満、10歳代のコロナによる死亡者数は、オミクロン株流行前はそれぞれ0例、3例でしたが、オミクロン株流行以降の7か月で、それぞれ8例、6例の死亡が報告されています。 2022年3月10日から8月15日に重症・中等症になった220名の小児のうち、68%は基礎疾患のない小児だと報告されています。 |
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出典:「小児のCOVID-19の現状とワクチン接種」日本小児科学会予防接種・感染対策委員会
ワクチン接種により、感染しても症状が出にくくなる効果(発症予防効果)がどのくらいあるか、約1,100人程度の乳幼児を対象に分析したところ、3回目接種後7日以降の効果は73.2%と報告されています。
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出典:ファイザー社臨床試験(PMDA提出資料)
(第38回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会p.12)
オミクロン株流行期での5~11歳の小児ファイザーワクチンについて、2回目接種から7~21日経過後の感染予防効果は、未接種者と比べて51%、発症予防効果は48%と報告されています。
感染予防効果 | 発症予防効果 | |
1回目接種から 14~27日経過 |
17% | 18% |
2回目接種から |
51% | 48% |
出典:Cohen-Stavi CJ, Magen O, Barda N, et al. BNT162b2 Vaccine Effectiveness against Omicron in Children 5 to 11 Years of Age. N Engl J Med. 2022;387(3):227-236.
(第34回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会p.46)
また、1・2回目接種完了後、時間とともに抗体価は下がっていきますが、3回目の接種をすることで抗体価が回復します。3回目接種後1か月後のオミクロン株に対する中和抗体価は、2回目接種後1か月後と比較すると、22倍であると報告されています。
オミクロン株に対する中和抗体価
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出典:ファイザー社臨床試験(PMDA提出資料)
(第36回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会p.23)
住民票のある市町村の医療機関や接種会場で接種できます。各市町村ホームページや、かかりつけ医、厚生労働省「コロナワクチンナビ」などでご確認ください。
留意点
お子さんのワクチン接種には、保護者の方の同意と立ち合いが必要です。 |
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ワクチン接種当日は可能な限り母子健康手帳をご持参ください。その他、市町村から届いたお知らせ一式、健康保険証などの本人確認書類もお持ちください。 |
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接種日当日は、通常の生活は問題ありません。激しい運動等は控えてください。
接種後すぐに現れる可能性のある症状
接種後、数日以内に接種部位の痛みや頭痛、筋肉痛などが現れる可能性がありますが、数日以内に回復します。12歳以上用ワクチンでは発熱などの症状が発生しましたが、乳幼児・小児用ワクチンにおいて発熱する頻度は低いと報告されています。 | ![]() |
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ほかのワクチンと同時に接種できますか? |
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新型コロナワクチンはインフルエンザワクチンとの同時接種が可能です。インフルエンザ以外のワクチンは、新型コロナワクチンから2週間以上間隔を空けて接種可能です。 |
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子どもがワクチン接種後に発熱しました。対応は成人の場合と同じでよいですか。 |
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成人の場合と同様です。発熱の程度に応じて解熱鎮痛剤を使用できます。ご不安な場合はかかりつけ医等にご相談ください。 |
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接種した当日や翌日や学校や幼稚園等を休んでも大丈夫ですか。 |
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ワクチン接種やその後の副反応等で休む場合は、欠席としない等の柔軟な取扱いが可能とされています。出欠の取扱いについては、まずは学校等にご相談ください。 |
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