ホーム > 健康・福祉・子育て > 医療 > 感染症・病気 > 新型コロナウイルス感染症対策ポータル > 新型コロナウイルス感染症 クラスターの状況と県の対策について
更新日:2023年4月21日
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神奈川県内のクラスターの状況や県の対策について掲載しています。
新規クラスター発生件数は、4月4日の週は11件でしたが、直近の4月11日の週では12件と増加となりました。施設別では福祉・介護施設の割合が、地域別では横浜地域が高くなっています。
※なお、2022年9月26日以降、全数届出の見直しに伴い、従前よりクラスター発生の把握が困難となっており、上記件数は参考値となります。
クラスターとは「同種のものや人の集まり。群れ。集団。」という意味です。新型コロナウイルス等の感染症に関して使われる場合は、小規模な集団感染やそれによってできた感染者の集団を意味します。県では、1施設で5人程度の陽性者が判明した場合にクラスターと認定しています。
医療機関や福祉・介護施設でのクラスターは、感染者が基礎疾患を持っていたり、高齢者であったりすることが多いことから、感染後に症状が悪化してしまうケースが多くあります。
医療機関や福祉・介護施設でのクラスターの発生を抑えることや、発生してしまった場合には速やかに終結させることが、新型コロナウイルス感染症対策において重要となります。
クラスター対策班ではクラスター発生の予防や、既に発生してしまった施設における早期の終結に向けて、主に以下の業務を行っています。
クラスターが発生した、または発生の恐れがある施設について、必要な支援を行うため、施設概要や感染状況、検査実施状況などの情報を収集します。
また、収集し、蓄積した様々なクラスターに関するデータを基に、今後のクラスター対策に向けた情報の分析を行います。
医療機関や福祉施設等でクラスターが疑われるケースが生じた際に、所管の保健所からの要請を受け、C-CATを現地に派遣します。C-CATは感染症に対する専門知識を有する医師や看護師等によって構成されており、施設に対し、感染拡大防止のため様々な指導を行います。
(注釈)Corona-ClusterAttackTeamの略称。
保健所から要請があった場合に、臨床検査技師等によって構成されている、検体採取チームを派遣します。
職員が不足し困っている福祉・介護施設から要請があった場合に、高齢福祉課または障害サービス課に対し、介護士等の施設への派遣を依頼します。
施設と医療機関の間の入院調整や、施設への必要物資の送付について、搬送調整班や物資調整班等とそれぞれ役割を分担、協力しながら支援業務を行っています。
クラスターが発生した施設では、感染症対策の強化、物資調達や入院調整の支援以外にも様々な支援が必要となります。施設職員のストレスケアや廃棄物の処理方法の指導、関係者対応など、各施設だけでは対応しきれない様々な問題について相談を受け、必要な支援を行います。
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