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更新日:2023年3月1日

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神奈川県における中和抗体療法の取組み

中和抗体療法の仕組みや効果、注意点について説明しています。

新着情報

神奈川県による中和抗体療法の受診調整は11月30日をもって終了しました。

中和抗体療法とは

  • 中和抗体薬にはウイルスが人の細胞に侵入するのを防ぐ働きがあり、発症から時間の経っていない軽症例に対し、ウイルス量の減少や重症化を抑制する効果があります。
  • 供給量に限りがあるため、厚生労働省が薬剤を買い上げ、対象患者が発生した医療機関の依頼に基づき無償譲渡を行っています。
  • 詳しくは、中和抗体療法とはをご参照ください。
  • ※厚生労働省では、中和抗体薬(ゼビュディ・ロナプリーブ)について『他の薬剤を使用することを検討した上で、当該他の薬剤が使用出来ない場合に限り、投与が可能』とされています。

中和抗体療法の対象者

厚生労働省通知のゼビュディに関する記載を参考に以下記載しています。

本薬を通じた治療では、発症日を0日とし、発症から7日以内の軽症から中等症、特に肺炎を起こしていない初期の患者にのみ効果を有するため、新型コロナウイルス感染症患者の方全員が対象とはなりません。

 

中和抗体療法に関する注意点

  • 本薬による治療により、アナフィラキシーを含む重大な副作用が発生することがあります。

インフュージョンリアクション

 ロナプリーブ、ゼビュディを含むモノクローナル抗体製剤と呼ばれる薬を点滴したときにおこることがある体の反応で、過敏症やアレルギーのような症状が現れます。

  • 発熱
  • 胸痛
  • じんま疹
  • 悪寒
  • 胸の不快感
  • 全身のかゆみ
  • 吐き気
  • 力が入らない
  • 筋痛
  • 不整脈
  • 頭痛
  • のどの痛み

重篤な過敏症

 薬に対してからだの免疫機能が過剰に反応することで、全身に起こる急性アレルギー反応がまれに現れることがあります。

  • 全身のかゆみ
  • 吐き気・嘔吐
  • 顔面蒼白
  • じんま疹
  • 息苦しい
  • 手足が冷たくなる
  • 皮膚の赤み
  • 冷汗が出る
  • ふらつき
  • めまい
  • また、下記の方は特に注意が必要とされています。下記のほかにも子どもや高齢者への投与にあたっては注意が必要とされています。
  1. 過去に注射剤などで重篤なアレルギー症状を起こしたことのある方
  2. 妊婦または妊娠している可能性のある方
  3. 授乳中の方

(参考)

 神奈川県内で中和抗体療法を行っている医療機関の一部(PDF:642KB)を掲載しています。

 

このページの所管所属は健康医療局 医療危機対策本部室です。