横浜スタジアム技術実証について

掲載日:2020年11月12日

神奈川県では、コロナ禍における大規模イベントの開催及びガイドライン改定に寄与するため、令和2年10月30日から11月1日に横浜スタジアムにおいて開催されるプロ野球公式戦(横浜DeNAベイスターズ対阪神タイガース)を対象に、十分な感染症対策を講じた上で、コロナ対策における大規模イベントの人数制限緩和の技術実証を株式会社横浜スタジアム、株式会社横浜DeNAベイスターズ、日本電気株式会社、LINE株式会社、株式会社ディー・エヌ・エー、株式会社KDDI、横浜市(協力団体)と連携して実施します。

目的

横浜スタジアムで行う大規模イベントの人数制限緩和に向けた技術実証は、技術やノウハウを活用して感染症対策を徹底するものであり、スポーツ文化をしっかり継続していくことや、東京2020オリンピック競技会場としての知見の提供につながることから、県も参加し、関係民間団体等のプロジェクトとして実施するものです。

経緯

現在、国では、新型コロナウイルス感染症に関する取組として、「新技術の活用による新たな日常の構築」に向けた新技術の実証や新技術リストの作成に取り組んでおり、

  •  新技術の実証イベントについては、新技術を用いることで、より多くの人数であっても現状のガイドラインで定めているものと同じレベルの感染予防環境を実現することを目指す
  •  実証結果を踏まえて、ガイドライン等の見直しに繋げていく

としています。

そこで、県も参加している関係民間団体等のプロジェクトから提案を受けた国が、横浜スタジアムの技術実証について、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会に諮り、10月15日に了承を得るとともに、内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室の了承を得たものです。

日時

  • 令和2年10月30日金曜日18時から(横浜DeNAベイスターズ対阪神タイガース)
  • 令和2年10月31日土曜日14時から(横浜DeNAベイスターズ対阪神タイガース)
  • 令和2年11月1日日曜日14時から(横浜DeNAベイスターズ対阪神タイガース)

技術実証の内容

1.球場内着席時における感染リスクの検証

  • スーパーコンピューターの活用による飛沫影響の検証
  • 高精細カメラ撮影画像を活用したマスク着用率の把握

2.試合前後、球場周辺での人流発生における感染リスクの検証

3.感染者発生時の感染拡大を防止する包括的対策の構築

技術実証の詳細は横浜DeNAベイスターズ技術実証詳細ページ(別ウィンドウで開きます)をご覧ください。
また、横浜DeNAベイスターズが実施する感染症対策は横浜DeNAベイスターズ感染症対策詳細ページ(別ウィンドウで開きます)をご覧ください。

感染防止対策

横浜スタジアムでは、9月19日の制限緩和(上限:収容率の50%)以降、

  • スタジアム入場時の体調、検温、マスク着用の確認
  • 分散入場・時間差入場
  • アルコール消毒の徹底
  • 応援の一部規制(ハイタッチ等禁止)
  • アルコール販売制限
  • 選手によるファンサービス自粛
  • 警備員による誘導

といった基本的な感染症対策に加え、

  • 観客席をブロックに分け、混雑を回避するための分散退場や時間差退場(球場アナウンスや係員による誘導)、バックスクリーンの映像によるスタンドの観客へのスタジアムの外の様子の情報提供

といった技術を活用した感染防止対策を実施してきました。

今回の技術実証では、高精細カメラや混雑状況を感知するBeacon、新たなLINEのアカウントを導入し、マスク着用率の把握や観客自らスマートフォンからトイレの混雑状況をリアルタイムで確認できる仕組み、観客の健康観察など、これまでのノウハウや新たな技術を活用します。

なお、この技術実証については、医療の専門家アドバイザーから、現在の対策を徹底し守っていただければ、感染リスクは少ないと助言いただいており、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会で議論いただき了承を得るとともに、内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室の了承を得ています。

感染防止対策取組書

神奈川県が導入している「感染防止対策取組書(別ウィンドウで開きます)」は、飲食店等が取り組んでいる感染防止対策の内容を見える化して掲示するものです。
新型コロナウイルス感染症防止対策として、周辺地域での飲食店のご利用の際は、「感染防止対策取組書(別ウィンドウで開きます)」の掲示のある店舗などのご利用をお願いします。

技術実証結果データの利用

技術実証において取得したデータは、イベント開催時の新型コロナウイルス感染症対策としての安全性確保対策等に利用します。また、データは個人を特定可能な情報を含まない統計情報として、今後の新型コロナウイルス感染症対策に活かすべく学術研究団体・政府・自治体等の関連団体・その他の第三者に提供し、または広く公表することがあります。

Q&A

問1 技術実証とは何か?
問2 今回、技術実証を行う経緯は?
問3 どうして、横浜スタジアムで技術実証を行うのか?
問4 技術実証に関わっている団体及び企業(8者)とそれぞれの役割は?
問5 技術実証では、具体的に何を行うのか?
問6 技術実証の結果、どのようなデータが得られるのか?
問7 どういうエビデンスが得られれば成功と考えているのか?
問8 このデータはどのように使用するのか?
問9 データを公開する予定はあるのか?
問10 収集した個人情報が外部に漏れる可能性はないのか?
問11 観客は終始観察されている感覚になると思うが、理解は得られるのか?
問12 いつ実施するのか?
問13 チケットはどのように販売しているのか?
問14 観客の動員予定はどのくらいなのか?
問15 想定している観客が入らない場合はどうするのか?
問16 なぜ技術実証を3日間も行うのか?
問17 公共交通機関や周辺地域に対しての説明は済んでいるのか?
問18 感染症防止対策はどのように行うのか?
 クラスターなどのリスクが危惧されるが、安全性は確保されているのか?

問19 万一、感染者が発生したらどのように対応するのか?
問20 民間企業と連携しての提案ということだが、経済の回復や東京2020オリンピック競技大会の開催のために技術実証を行うのか?
問21 費用負担はどうなっているのか?
問22 今回の技術実証の実施に対して反対意見はないのか?

問1 技術実証とは何か

国では、新型コロナウイルス感染症に関する取組として、「新技術の活用による新たな日常の構築」に向けた新技術の実証や新技術リストの作成などに取り組んでおり、

  • 新技術の実証イベントについては、新技術を用いることで、より多くの人数であっても現状のガイドラインで定めているものと同じレベルの感染予防環境を実現することを目指す
  • 実証結果を踏まえて、ガイドライン等の見直しにつなげていく

としている。

今回の技術実証は、国が募っている「新しい生活様式を無理なく実践できるようにするための新技術活用」に、県を含めた8者の官民連携プロジェクトが提案し、了承されたものです。

問2 今回、技術実証を行う経緯は?

6月に県から、株式会社横浜DeNAベイスターズに、コロナ禍における新しい生活様式日常の中でも、スポーツ観戦や文化振興を促していくためのモデルとして、必要な感染対策を徹底した形でのイベントの実施に向けて検討できないかと提案し、両者で検討を重ねてきました。
国も国民が無理なく講じることができる新たな日常の構築に向けて、新しい技術の導入・普及の活用を目指す動きがあり、今回、株式会社横浜DeNAベイスターズを含めた民間事業者とともに、国に提案し、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会及び内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室の了承を得ました。

問3 どうして、横浜スタジアムで技術実証を行うのか?

現在、大規模イベントを開催する際には、参加人数の上限を50%以下としていますが、東京2020オリンピック競技大会の野球及びソフトボールの競技会場である横浜スタジアムで、実際に人数上限を緩和した形で技術実証を行うことにより、感染防止対策をしっかりコントロールしていくための方策などの知見が提供できるとともに、今後のスポーツ文化の継承につながるという考えのもと、県を含めた8者の官民連携プロジェクトとして、技術実証を行うものです。

問4 技術実証に関わっている団体及び企業(8者)とそれぞれの役割は?

  1. 神奈川県
    感染防止対策のアイデアの提示
    政府関係機関や地元自治体との連絡調整
    接触確認アプリの運用充実
  2. 横浜市
    スタジアム施設所有者として協力
  3. 株式会社横浜DeNAベイスターズ
    興行主
    スタジアムと連携して感染症防止対策を実施
  4. 株式会社横浜スタジアム
    スタジアム施設管理・運営者
    球団と連携して感染防止対策を実施
  5. 株式会社DeNA
    球団・スタジアムへのIT関連技術の支援
  6. 日本電気株式会社
    カメラ映像による人流状況・マスク着用状況の把握
  7. LINE株式会社
    LINEアプリを活用するソリューションの提供
  8. 株式会社KDDI
    位置情報のビッグデータによる人の動き・滞在状況の把握

問5 技術実証では、具体的に何を行うのか?

横浜スタジアムでは、9月19日の制限緩和(上限:収容率の50%)以降、

  • スタジアム入場時の体調、検温、マスク着用の確認
  • 分散入場・時間差入場
  • アルコール消毒の徹底
  • 応援の一部規制(ハイタッチ等禁止)
  • アルコール販売制限
  • 選手によるファンサービス自粛
  • 警備員による誘導

といった基本的な感染症対策に加え、

  • 観客席をブロックに分け、混雑を回避するための分散退場や時間差退場(球場アナウンスや係員による誘導)、バックスクリーンの映像によるスタンドの観客へのスタジアムの外の様子の情報提供

といった、技術を活用した感染防止対策を実施してきました。
今回の技術実証では、高精細カメラや混雑状況を感知するBeacon、新たなLINEアカウントを導入し、マスク着用率の把握や観客自らスマートフォンでトイレの混雑状況をリアルタイムで確認できる仕組みなど、これまでのノウハウや新たな技術を活用します。
また、観戦前後に健康調査を実施するとともに、LINEコロナお知らせシステム(別ウィンドウで開きます)により、観戦前後の行動履歴に関するデータを把握します。

問6 技術実証の結果、どのようなデータが得られるのか?

次のようなデータを収集します。

問7 どういうエビデンスが得られれば成功と考えているのか?

混雑場所の回避に向けて、技術を活用してオペレーションしていくことにより、来場者が増加しても、一人ひとりが自ら感染防止につながる適切な行動をとれるように促すことが実現できることを示すデータが確認できれば、一定の成果があったものと考えます。
また、感染拡大を防止するための接触アプリや、LINEコロナお知らせシステム(別ウィンドウで開きます)のインストールを促すことができることも、成果の一つと考えています。

問8 このデータはどのように使用するのか?

技術実証で収集したデータは、個人を特定可能な情報を含まない統計情報として、今後の新型コロナウイルス感染症対策に活かすべく学術研究団体・政府・自治体等の関係団体・その他の第三者に提供し、または広く公表することがあります。

問9 データを公開する予定はあるのか?

技術実証で収集したデータは、個人を特定可能な情報を含まない統計情報として、今後の新型コロナウイルス感染症対策に活かすべく学術研究団体・政府・自治体等の関係団体・その他の第三者に提供し、または広く公表することがあります。
なお、11月中には、一定の検証結果をまとめることを目標に置いています。

問10 収集した個人情報が外部に漏れる可能性はないのか?

データを収集する各事業者において、ユーザーの個人情報等の漏えい、紛失、破壊、改ざん又はユーザーの個人情報等への不正なアクセスを防止するため、個人情報等の取扱いについて、適時、適切に見直しを行い、個人情報等の安全で正確な管理に努めます。

問11 観客は終始観察されている感覚になると思うが、理解は得られるのか?

チケット発売の際に、技術実証を行う旨やその内容、注意事項等を周知しています。また、事業の趣旨に同意いただき、ご参加いただけるものと考えています。

問12 いつ実施するのか?

横浜DeNAベイスターズの本拠地最終戦である対阪神タイガース3連戦です。令和2年10月30日(金曜日)18時から、31日(土曜日)14時から、11月1日(日曜日)14時からの3日間実施します。

問13 チケットはどのように販売しているのか?

横浜DeNAベイスターズチケット(別ウィンドウで開きます)」べイチケにて、年間席のご契約状況やファンクラブの会員様のステージに応じた先着販売を実施しています。
チケットは10月19日(月曜日)より発売しています。また、横浜スタジアムチケット売場でも10月22日(木曜日)から前売発売しています。
今回は、新型コロナウイルス感染症対策の技術実証を行う予定ですので、チケット購入時に技術実証の内容、個人情報の取扱い等について、しっかりと周知し、ご理解を得たうえでご購入頂いています。

問14 観客の動員予定はどのくらいなのか?

収容人員は、立見席など一部の席を販売しないため32,402人としています。
より多くのお客様にご来場いただくことが、技術実証のデータを取得するうえで重要なため、多くのお客様にご来場いただくよう働きかけます。
具体的な観客動員の目標は、収容人員32,402人に対して、30日80%、31日90%、1日100%を目指しています。

問15 想定している観客が入らない場合はどうするのか?

観客数に関わらず、予定どおり技術実証を行います。

問16 なぜ技術実証を3日間も行うのか?

技術実証という性質に鑑み、態様の異なる平日・休日のデータを取得することができるよう、金曜日、土曜日、日曜日の3連戦を充てることで、有意義な実証になるものと考えています。

問17 公共交通機関や周辺地域に対しての説明は済んでいるのか?

この技術実証は、地元自治体と連携しており、地元やJR、市営地下鉄、横浜高速鉄道との具体的な調整を行っています。
また、横浜スタジアムでは、球場改修の際に駅と球場との往来について、警備員を配置して誘導した実績があり、今回もしっかり誘導していくとともに、球団や球場のホームページ(別ウィンドウで開きます)等でもしっかりとご案内しています。

問18 感染症防止対策はどのように行うのか?
 クラスターなどのリスクが危惧されるが、安全性は確保されているのか?

大規模イベント開催ガイドライン策定に向けた社会実証として、内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室と協議してうえで、新型コロナウイルス感染症対策分科会に報告し、了承を得て実施するものです。
感染予防対策として、「マスクの着用」や「手指消毒の徹底」、「入場時の検温」、「エリア毎の時間差入退場等の対策の徹底」に加え、監視カメラと高精細カメラによる、球場内で発生する密状況の把握と検知、マスク未着用者の検知と注意喚起を行います。
また、球場内でLINEコロナお知らせシステム(別ウィンドウで開きます)の利用や、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」(別ウィンドウで開きます)のインストールの徹底を呼びかけます。
さらに、球場内のトイレや売店などでの混雑状況を手元のスマートフォンからも確認できるようにし、混雑状況を自ら回避できる仕組みを導入するなど、感染防止対策を徹底し、安全性の確保に努めます。

問19 万一、感染者が発生したらどのように対応するのか?

感染者の行動履歴をヒアリングし、接触確認アプリやLINEコロナお知らせシステム(別ウィンドウで開きます)を活用して、濃厚接触の可能性がある方に通知します。
また、必要に応じて、感染者が座っていた席番を横浜DeNAベイスターズのホームページ(別ウィンドウで開きます)で公表したり、近隣座席購入者へ連絡する場合があります。

問20 民間企業と連携しての提案ということだが、経済の回復や東京2020オリンピック競技大会の開催のために技術実証を行うのか?

大規模イベントの人数制限をさらに緩和する場合に必要となる対策のエビデンスを得るためには、技術実証を行う必要があると考えています。
今回の技術検証により、東京2020オリンピック競技大会の開催に向けての運用に資する検証結果が得られれば、東京2020オリンピック競技大会の運営方法の検討に活用されるものと考えています。
なお、経済の回復につきましては、直接の目的ではありませんが、一定の効果はあるものと考えています。

問21 費用負担はどうなっているのか?

県費負担はなく、民間企業が費用を負担します。

問22 今回の技術実証の実施に対して反対意見はないのか?

技術実証実施のマスコミの報道後、県内外からお電話等で様々な貴重なご意見を頂いており、技術実証の目的、内容、感染防止対策について説明させていただいています。

参考

本文ここまで
県の重点施策
  • 未病の改善
  • ヘルスケア・ニューフロンティア
  • さがみロボット産業特区
  • 県西地域活性化プロジェクト
  • かながわスマートエネルギー計画
  • 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
  • 神奈川県発、アート・カルチャーメディア「マグカル」
  • ともに生きる社会かながわ憲章
  • SDGs未来都市 神奈川県 SDGs FutureCity Kanagawa