強度行動障害への取組み

掲載日:2021年7月8日

強度行動障害への取組み

強度行動障害専用棟の外観

中井やまゆり園では、神奈川県が独自に行う強度行動障害対策事業に基づき、以下の事業を行っています。

1. 強度行動障害状態にある方の生活支援

2. 強度行動障害状態にある方の地域生活実現のサポート

3. 地域で生活する強度行動障害状態にある方の支援

4. 行動障害に関する相談(湘南西地域、県西地域を中心)

5. 行動障害にさせない支援の取り組み

6. 様々な機関と連携するための強度行動障害対策事業の広報活動

7. 強度行動障害に関する研修研究活動

 

強度行動障害とは

強度行動障害状態にある方が地域で生活できるように外出や地域生活を支えるヘルパーや日中の活動にかかわる支援者、夜間の過ごしを支える支援者が適切な支援を提供できるように国が示したプログラムに基づき県が実施している研修として強度行動障害支援者養成研修があります。

その研修では、強度行動障害について次のように説明されています。


自傷、他傷、こだわり、もの壊し、睡眠の乱れ、異食、多動など本人や周囲の人のくらしに影響を及ぼす行動が著しく高い頻度で起こるため、特別に配慮された支援が必要になっている状態を意味する用語


障害という名称がつけられていますが、支援の必要性を表した状態像としての理解が必要です。

行動障害は、本人が生まれ持っている「生きづらさ」があり、適切な支援や分かりやすい環境が提供されない中で起こります。

分かりやすい支援や環境を準備し、必要なことをスモールステップで教えることでその状態像は大きく変化します。

強度行動障害という語がなかった時代に、強度行動障害の状態像と支援について研究が行われました。

強度行動障害支援のスタートとして、今に続いています。


<第1の概念>

その状態像は不適切な対応から形成された2次的・3次的障害であるという認識が重要である。即ち、その発端には本人の生物的な背景からもたらされる特異な行動があり、次にその意味を理解できない養育者・支援者の受け止め方がある。支援者がその行動の意味を理解できない時にそのストレスは増大して攻撃・自傷・破壊など様々な行動障害となり、それがさらに支援者の評価や対応を受けて、より複雑に拡大されて強度行動障害となる。

<第2の概念>

強度行動障害は、個々のケースが生来的に持っている資質そのものではなく、それが不適切な対応との相互交渉の中で形成された状態像であり、働きかけにより軽減していくことが可能だという前提が含まれている。

「『強度行動障害児(者)に関する研究』弘済学園 飯田雅子」より抜粋


強度行動障害支援者養成研修についてはこちら

強度行動障害状態にある方の支援

施設入所支援/生活介護サービス

中井やまゆり園では、強度行動障害対策生活支援事業対象者と判定された方(※1)に対する生活支援を行っています。

特に激しい行動を示す方が居住する場として、強度行動障害専用棟(泉寮)を準備しています。

中井やまゆり園強度行動障害専用棟(泉寮)については個別にお問い合わせください。

※1 支援を受けるためには市町村の依頼により判定機関(児童相談所または更生相談所)が行う判定が必要です。市町村にご相談ください

在宅の方の支援

在宅の方に対する知的障害者福祉サービスを利用することができます。

市町村または相談支援事業所にご相談ください。

フォローアップ

過去に中井やまゆり園に在籍していた方が、現在生活する場所で安定して生活を続けることができるようにお手伝いします。

現在の生活状況の確認と支援の工夫についての情報提供を目的に訪問させていただきます。

地域支援課ケースワーカーにご相談ください。

相談及びコンサルテーション

強度行動障害対策事業を担当する職員が知的障害のある方を支援する事業所や学校等を訪問し支援や環境の見直しについて一緒に考える施設コンサルテーションを実施しています。

相談及びコンサルテーションをお考えの方は、ケースワーカーまでご相談ください


行動障害支援にかかわる研修をお手伝いすることもできますので、ご相談ください。

想定している研修の例

  • 行動障害の背景にある障害について
  • 行動障害の理解について
  • 支援の基本的な考え方について
  • 強度行動障害状態にある方のスキルのアセスメントについて

一般相談はお受けしていません。

市町村または相談支援事業所にご相談ください。

このページのトップへ

行動障害にさせない支援の取り組み

強度行動障害はその方が生活する環境の中で生じている状態像です。

行動障害になってから支援するのではなく、一人ひとりが求める支援は何か見極め、一人ひとりにあわせた個別的な環境を提供する予防的支援の視点が必要です。

中井やまゆり園では行動障害の激しさにかかわらず、予防的支援が行えるよう、強度行動障害対策事業担当者と生活支援のスタッフがチームを組み、精神科医師(月2回程度)や心理職員等との相談しながら支援をすすめる体制を目指しています。

地域で生活する方については、ケースワーカーと連携し、予防的支援に努めています。

このページのトップへ

強度行動障害対策事業についての広報活動

強度行動障害対策事業についての広報活動はホームページによる情報提供が中心ですが、研修会で事業の紹介をし、関係する機関と連携できるよう努めています。

このページのトップへ

強度行動障害対策研修

強度行動障害の支援者を育成することを目的に研修を企画しています。

強度行動障害対策研修のご案内のページをご覧ください。

このページのトップへ

支援事例のご紹介

過去の支援からピックアップした支援のアイデアと支援事例を紹介しています。

支援事例のご紹介(現在、内容見直し中です)

このページのトップへ


中井やまゆり園(指定障害者支援施設)はこちら

発達障害支援センターかながわA(エース)はこちら