定例記者会見(2018年1月16日)結果概要

掲載日:2018年1月18日

発表事項

「子どもの未病対策応援プログラム」をスタート!

 はじめに、「子どもの未病対策応援プログラムをスタート」についてです。
 未病の改善には、子どもの頃から正しい生活習慣を確立することが重要であることから、県では子どもの未病対策を進めております。
 このたび、子どもが楽しく運動や食などの未病改善に取り組めるよう、企業などのノウハウや人材を活かしたプログラムを幼稚園、保育所等で提供する仕組みを構築し、12のバラエティに富んだプログラムを登録いたしました。
 プログラムには、例えば、エポック社のキャラクターと一緒に楽しく体を使ってもらう体操やダンス、湘南ヤクルト販売の好き嫌いせずに食べることの大切さなどを伝える「おなか元気教室」、横浜YMCAのフットサル教室などが登録されておりまして、原則無料で参加することが可能となっています。
 今回スタートするこの仕組みは、企業や団体等にプログラムを登録していただき、参加を希望する幼稚園や保育所などにおいて、体操、ダンス教室などを提供するもので、県はそのための連携支援、コーディネートを行います。
  今後、幼稚園や保育所等から希望を募り、県がプログラム実施に向けたコーディネートを進め、県内各地域でプログラムの提供を行っていきます。
さらに、子どもの未病対策応援プログラムについて、幼稚園や保育所等の関係者などに周知を図るため、子どもたちにプログラムを体験してもらうキックオフイベントを2月11日に開催いたします。
 今回発表したプログラム提供の仕組みは、いずれも民間企業、団体の皆様の未病に対するご理解と、積極的なご協力があって実現したものでありまして、未病改善の取組みを進める県として、大変心強く思っております。
 子どもの時期は、適切な生活習慣を身に付け、将来にわたる健康の土台づくりをする大切な時期ですので、幼稚園・保育所等には、ぜひこのプログラムを積極的にご活用いただき、子どもの健康づくりに役立てていただければと思います。

みんなあつまれテーマソング振付練習会

 次に、3月17日、18日に開催することとなった「みんなあつまれ」に向けて、テーマソング「SO LIFE GOES ON」の振付ダンスを覚えてもらうための練習会を、1月27日、土曜日に、県立横浜平沼高校の小ホールで行います。
  「みんなあつまれ」では、みんなで同じ体験を共有する企画として、テーマソングの振付ダンスを、出演者や来場者で一緒に踊ることを企画しています。 昨年10月までの間にも、高校や特別支援学校などを訪問して、振付の練習会を行ってきましたが、3月の開催に向けて、改めて、みんなで練習する会を行うことにいたしました。
 こうした取組みにより、たくさんの人が集まって、同じ体験の共有を通じて、ともに生きることに共感してもらい、憲章の理念の普及につなげていきたいと思います。
 当日は、総合プロデューサーでありテーマソングを書き下ろしたクレイ勇輝さんにご出演いただき、テーマソングの生演奏を行います。私も参加しますので、多くの皆さんの参加をお待ちしております。

知事出席主要行事

 知事出席主要行事については、事前に送付した資料のとおりですが、そのうち1件コメントしておきます。
 1月22日、月曜日に開催する関東学院大学との包括連携協定締結式についてです。県はこれまでも、関東学院大学と連携し、まちづくり、教育などの分野をはじめ、さまざまな取組みを実施しております。
 このたび、複雑、多様化している神奈川の課題に適切に対応するため、法学部地域創生学科で「地域創生特論(神奈川)」という講座を設けまして、私や県職員が授業を行い、神奈川県を担う人材育成を目指すなど、より幅広い分野での連携を目的として、関東学院大学と包括連携協定を締結いたします。
 協定締結式は、規矩学長をお迎えし、15時40分から、本庁舎3階第2応接室にて行います。
 

質疑

子どもの未病対策応援プログラムについて

記者: 未病の改善プログラムということで、これは以前も子ども向けの未病のプログラム、企業の応援団という形で募るようなプロジェクトがあったように思うんですけれども、今回の対象というのは、あくまで未就学児に限定されているということでよろしいでしょうか。

知事: そうです。今回は幼稚園や保育所等に通っている子どもたちです。だから、学校に行く前の子どもたちになると思います。

記者: それで、この数値的な目標としては、例えばプログラムの登録者数であるとか、参加のお子さんたちの人数だとかいうのは、そういうのは今のところございますでしょうか。

知事: 取りあえず12で始めていきますけれども、もっと多くのプログラムが提供できるように、企業等への積極的な働きかけを行って充実を図ってまいりたいと考えています。
 ただ、現時点では、まず始めてみようという時点ですから、数値目標をどこまで広げるかということは、今の段階ではまだ持ってはいません。

「みんなあつまれ」テーマソング振付ダンス練習会について

記者: 「みんなあつまれ」のダンス練習会なんですが、これは対象は、例えば障がいを持たれている方の参加などは見込まれていらっしゃるんでしょうか。

共生社会啓発担当課長: 特別支援学校の生徒なども含めて招いて、参加していただく形で考えています。

振袖販売レンタル業者「はれのひ」の問題について

記者: 成人の日に横浜市の会社が、契約先にそれを届けず、新成人が晴れ着を着られないという方が相次いだ問題なのですけれども、こういったことが神奈川県内でも起きたということで、知事の受け止めを聞かせていただけたらと思います。

知事: 成人式は一生に一度のことであって、そこを楽しみにされていた方に対して、こういうことが起きてしまったということは、本当に信じられない思いでいっぱいですし、皆さんに対して本当に共感もするし、そしてその業者に対して本当に激しい怒りを覚えます。
 県では、消費者被害の状況把握に努めておりますけれども、レンタル事業者とは連絡できない状況になっております。県消費生活センターでは、被害相談者への対応として、契約に関する証拠書類を揃え保管しておくことや、クレジットの分割払いで、まだ支払いが残っている方は、支払いを止めてもらえる可能性があることから、クレジット会社に対し必要な書類を提出するといったことを助言しております。
 また、払い込みが終わった方につきましても、県消費生活センターが、「はれのひ」と直接契約を結んでいるクレジット会社に対して、消費者保護の観点から、返金等の対応をとっていただけないか要望を行っているところです。併せて、県内の市町村の窓口で収集した情報についても集約し、弁護士の助言を得ながら法的問題点等を整理し、相談対応に役立つ情報をいち早く市町村に提供しています。
 さらに、県民、特に若い方々への注意喚起も重要でありますので、フェイスブック、ツイッターなどの媒体により注意喚起情報を発信しています。現在、県のホームページのトップページにもトピックス情報として掲載しまして、「はれのひ」の相談は消費者ホットライン188番へと呼び掛けております。

記者: 今の「はれのひ」の関連なのですが、この業者に対する憤りがおありかと思うのですが、その一方で、支援の動きがだいぶ広がっているように思われるのですが、その辺りの受け止めと、あと県としても何かお考えがあるかどうかというところをお願いします。

知事: まだ、これは全容が分かっていないので、どういうことが起きているのか、その経営者とも連絡が取れないという状況ですから、今、全体像を把握できないということですけれども、私が、この年明けに賀詞交歓会を回る中で、いろいろ皆さんに話をしている中で、未病コンセプトというのは、人間の体の話だけではないのですという話をしているのです。企業の経営においても、未病コンセプトというのは有効です。つまり、真っ白な健康があって、真っ赤な病気があるのではなくて、グラデーション。白から赤に連続的に変化している。これは未病だと。
 企業経営というのも、完全な健全な経営と、もうだめな状態というのがはっきりと分かれているわけではなくて、グラデーション。だんだん悪くなったり、だんだん良くなったりしている。こういう発想はすごく大事でありまして、そのときに大事なことは、例えば今、中小企業等でやっと経済の景気の良さというのが伝わり始めているとは言いながらも、今起きているのは人材不足、そして事業承継、こういった問題だと。例えば、極端な話、黒字でありながらも事業承継がうまくできないとか、人材がいないということによって、対応できなくて、そして倒産ということだってあるということです。だから、事業承継とか、例えば企業再生とか、うまくつなげていくためには、やはりグラデーションで、できるだけ早い段階で介入して、新たな手を打ってくるということが非常に大事だと。
 つまり、まさに今回の出来事は、白赤モデルです。真っ赤っかになって、もうだめだというときまで、何もしなかったというか、そこまで追い込まれて、極端な話、成人式の当日に、もうだめだとお手上げしたわけです。なぜもっと早い段階で、こういう状況になっているのであれば、それをもっと大きく知らしめるとか何とかするという対応が打てなかったのか。
 そうしたら、もっと救済策が出てきたかもしれないし、その企業自体に対する救済策を何かもっと手が打てたのではないかと思います。ですから、今回のことというのは、そういう意味でも、企業経営、企業再生、事業承継等の今の重要な課題においても、大いに参考になる事例ではないかと思います。

記者: 特に県としての成人、いわゆる被害者に対する支援ということでのお考えというのはありますか。

知事: 被害者に対する支援というのは、先程申し上げたようなことで、クレジットカード等のことを今お話しました。そういったことが、今やれるぎりぎりのところかなと考えています。

神奈川県歴史観光シンポジウム―明治維新150周年を迎えて―について

記者: 今月の27日にですね、鹿児島県知事を迎えて、明治維新150周年観光記念シンポがあったと思いますが、あれについて、知事が期待されるところと言いますか、こういうことを話していきたいとか鹿児島県知事からこういった話を引き出していきたいなどありましたら、お伝えしていただけるとありがたいです。

知事: 神奈川県と鹿児島県は、数年前から特別な交流を続けています。毎年、知事が行ったり来たりしながら交流を進めているという中で、前回行ったときに、鹿児島県知事の方から、今年は明治150年に当たると。そのために何か、それに関する行事をやりませんかというお話がありました。それが今回実現することになります。
 今、ちょうどNHK大河ドラマで、「西郷どん」というのをやっているところですけれども、私自身の父親が鹿児島出身の人間ということで、西郷さんには大変な思い入れがあるという父親でした。小さい頃はもう、私は小学校低学年の頃から、毎晩毎晩、親父から西郷さんの話を聞かされて育ったという思いがあって、西郷さんに対して、私自身も特別な思いがあります。
 そのような中で、今回、西郷隆盛の直系のご子孫が来てくださるということであります。そこで三反園知事とともに、西郷さんという人物を通しながら、明治維新とはどういうものだったのか、そのときに直面した問題は何だったのか、それが今どうなっているのかといったことを議論してみるという、非常に面白い会になるのではないかと楽しみにしているところです。

記者: 神奈川県に引きつけた話題なんかも展開されるご予定でしょうか。

知事: 生麦事件というのがありまして、薩摩の武士が、イギリスの人を斬ったということです。大名行列のところに出てきた、それを斬ったということから、イギリスが激怒して、そこから薩英戦争というのが始まったということです。その薩英戦争が始まったのだけれども、当時の薩摩というのは非常にその強い藩であって、あのイギリスに屈しなかったということがあり、それがその後の明治維新につながったと言われているのです。
 ですから、神奈川県で起きた生麦事件というのが、実は薩摩とつながって、かつ鹿児島とつながって、明治維新の発火点になったという見方も実はあるわけでして、そういう意味でこの明治150年ということを、生麦のあるこの神奈川県内、横浜でそういったシンポジウムが開かれるというのは非常に意義深いことだと思っているところです。

県立がんセンターの放射線治療について

記者: がんセンターの件なんですけども、今、医師確保の現状とですね、退職の原因を調査している現状をお伝えいただけますでしょうか。

知事: 今、二つの委員会が同時に走っています。調査委員会、これで関係者の皆さんの意見聴取、事情聴取というのをずっと続けておりまして、大体今週いっぱいくらいでめどがつくでしょうか。それをまとめて報告書という形になってくると考えています。
 それとともに、本来ならば、今何が起きたのか、医師が年度途中で4人も突然辞めるという異常事態がなぜ起きたのかといったことの原因を突き止めてから、次なる対策に移っていくのが筋ですけれども、しかし時間的余裕がないといったことで、医師確保のための委員会というのもつくっています。
 これは首藤副知事がリーダーとなって、必死の思いで、がんセンターの病院長と共に、今人材確保に努めているというところです。いろんな交渉の途中でありますので、今この時点では発表をできる状態ではありませんけれども、今はもうとにかく、全力をあげて、2月、3月の診療継続、4月以降も継続するということに当たっているとご理解いただきたいと思います。

(以上)

神奈川県

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