定例記者会見(2017年10月26日)結果概要

掲載日:2017年10月30日

発表事項

台風21号による被害状況について

 まず発表項目に入る前に、ご報告いたします。台風21号による、湘南港における被害についてであります。今回の台風21号は、超大型で勢力を維持したまま上陸したことから、大雨や暴風に加え、高潮や高波による影響も大きく、本県には、2011年の台風15号以来となる高潮警報が発表されました。江の島では、23日、明け方には、満潮とも重なり、波の威力が大きくなり、大きな被害が発生いたしました。

 まず、県が管理している湘南港の施設では、護岸の上のフェンスが破損いたしました。駐車場の料金所が破損いたしました。ヨットハウスにおきましても、浸水被害が発生いたしました。港内にある海上保安庁が使用していた仮庁舎が、大きく破損しました。また、県有地を活用した民営の「かもめ駐車場」におきまして、舗装が剥がれるなどの被害が発生しました。さらに、民間の小田急ヨットクラブにおいては、直接波を受けて、保管艇に大きな被害が発生しています。

 このような状況であることから、あす27日金曜日、午前中に急遽、私自ら現地調査することにしました。そして、現地の被害状況を把握した上で、県が管理している港湾施設について、早急な復旧を行うとともに、それぞれの被災した施設の所有者と、対応について早急に調整してまいります。

 オリンピックに向けては、今回の被害状況を踏まえ、十分な安全対策を講じ、大会運営に支障がないよう、庁内で検討をしてまいります。また、組織委員会とも早急に検討を始めることとしまして、大会準備に万全を期してまいります。なお、あすの詳細な行程については、後ほどお伝えいたします。                            

日産自動車株式会社及び株式会社神戸製鋼所の問題により影響を受ける県内中小企業・小規模企業に対する特別相談窓口を設置します

 それでは、本日の発表項目です。まず、日産自動車株式会社及び株式会社神戸製鋼所に関する特別相談窓口の設置についてであります。

 現在、県では、日産自動車株式会社及び株式会社神戸製鋼所の問題により、県内の中小企業・小規模企業にどのような影響が出るのか、情報収集に努めています。今後、例えば、製品の出荷停止により、取引先企業への発注が減り、売上が減少するなど、その影響が、関連する県内の中小企業・小規模企業に及ぶことが危惧されます。

 そこで、本県だけでなく、神奈川産業振興センター、県内各商工会議所、神奈川県商工会連合会、神奈川県中小企業団体中央会、神奈川県信用保証協会にもご協力をいただきまして、特別相談窓口を設置いたしました。特別相談窓口では、売上げ減少などにより資金繰りに窮している事業者向けの融資メニューなどを紹介してまいります。経営や金融に関する相談がありましたら、ぜひ、お問い合わせいただきたいと思います。

 県では今後の影響を注視しつつ、国や県内経済団体等との連携を密にし、必要に応じて、県内の中小企業・小規模企業への金融支援などの措置を講じてまいります。                          

県内5つのプロスポーツチームとコラボした「マイME-BYOカルテ」普及拡⼤キャンペーン!

 次に、県内5つのプロスポーツチームとコラボした「マイME-BYOカルテ」普及拡大キャンペーンについてです。本キャンペーンは、横浜DeNAベイスターズ、横浜F・マリノス、川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、横浜ビー・コルセアーズの県内の5つのプロスポーツチームの協力のもと、実施いたします。キャンペーンの概要ですが、各チームが県と連携してマイME-BYOカルテの広報普及を行います。具体には、選手の顔写真付きの応援メッセージを提供いただくほか、公式ツイッターでの情報発信や、試合会場などで、合計8万部のチラシ配付などを行っていただきます。応援メッセージをいただいた選手の一覧は別紙をご覧いただきたいと思います。

 今回、ご覧のようにベイスターズの筒香選手など、合計21名の選手から応援メッセージをいただきました。さらに、新たにマイME-BYOカルテに登録いただいた方や、今回のキャンペーンのツイッターを、リツイートすることで、マイME-BYOカルテの広報にご協力いただいた方の中から抽選で合計20名(正しくは、250名)に、各チームから提供を受けました選手のサイン入りユニフォームなどのグッズやヘルスケア機器を、県からプレゼントいたします。

 キャンペーンは、本日から12月2日まで実施します。応募方法など、詳しくは県ホームページをご覧ください。ぜひ、この機会にマイME-BYOカルテの登録をお願いしたいと思います。

KANAGAWA BANDSHIPを開催

 次に、KANAGAWA BANDSHIPの開催についてです。高校生に音楽発表の機会を提供し、音楽文化を盛り上げるため、かなチャンTVを活用した高校生の音楽コンテストKANAGAWA BANDSHIPを開催します。かなチャンTVでは、昨年も学生向けの音楽コンテストを実施し、入賞者のライブコンサートを、今年のゴールデンウィークに、日本大通りで開催いたしました。

 2回目となる今回は、横浜唯一の音楽専門学校である横浜ミュージックスクールと共同して、県内の高校生を対象としたバンドコンテストを実施いたします。参加要件は、メンバー全員が神奈川県内の高校に在学中であることと、オリジナル、コピー曲を1曲ずつ演奏できることとしています。11月1日から、応募の受付を開始いたします。

 コンテストでは、2段階の予選を行います。まず、ファーストステージで動画審査を行いまして、セカンドステージで、県内各地のライブハウスでライブ審査を行います。そして、来年の5月に、日本大通りの特設ステージで、決勝となるファイナルステージを開催して、優勝者を決定いたします。また、セカンドステージでのライブ映像をかなチャンTVで配信し、その視聴回数を決勝審査の参考にするなど、かなチャンTVで、このイベントを盛り上げていきます。

 たくさんの高校生バンドに、日頃の練習成果の発表の場として参加してもらい、いずれは、神奈川から全国へ広がって、甲子園のような、高校生が憧れる大会に育てていきたいと思います。

毎週水曜の夜はマグカルナイト!

 次に、マグカルナイトの実施についてです。マグカルナイトは、日本スタンダップコメディ協会、ヨコハマジャズエッグス及びヨコハマ大道芸と連携して実施いたします。マグカルナイトは、関内にあるダイニングバー「ヨコハマ スリーエス」を無償でお借りしまして、毎週水曜日の夜、ジャズや大道芸、スタンダップコメディといったエンターテインメントを、飲食しながら気軽に楽しんでいただきます。

 また、スタンダップコメディは、アメリカでは大変人気のあるエンターテインメントのジャンルであります。このたび、マグカル・テーブルのメンバーであり、日本スタンダップコメディ協会のメンバーでもあるラサール石井さんから提案がありまして、県と日本スタンダップコメディ協会が手を携えて、その魅力を発信したいと考えています。また、県内の各地域には、伝統芸能を含め、まだまだ魅力的なコンテンツが存在しております。そうした魅力的なコンテンツにつきましても、今後幅広く紹介していきたいと考えています。

 県では、こうした取組みを積極的に仕掛けることで、2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて、神奈川の魅力を高め、にぎわいづくりに努めていきます。11月15日以降、毎週水曜日、19時30分と21時の1日2回実施しますので、ぜひ多くの方に楽しんでいただきたいと思います。

神奈川県企業立地トップセミナーを開催

 次に、神奈川県企業立地トップセミナーの開催についてです。神奈川の魅力や神奈川に立地するメリットや、企業誘致施策「セレクト神奈川100」の紹介などを行う、トップセミナーを開催することにしました。開催日は11月30日、会場は東京都港区の第一ホテル東京です。本セミナーでは、私が「神奈川には選ばれる理由があります」というテーマで講演を行うとともに、新たな事業所の立地先として、この神奈川をお選びいただいた企業の生の声をご紹介いたします。

 立地企業としてお話しいただくのは、ミドリムシの油脂を原料とした、バイオジェット燃料などの製造実証プラントを横浜市鶴見区に設置します株式会社ユーグレナの代表取締役社長である出雲 充さん。そして、通信やエネルギー、ヘルスケア、IoTなど、さまざまな分野に取り組む研究開発拠点を、みなとみらい21地区に設置する株式会社村田製作所の、取締役常務執行役員である岩坪 浩さん。当日は、このお二人と共に、神奈川の魅力を発信し、企業立地を働きかけてまいります。

介護の魅力発信!「介護フェアinかながわ」を開催

 次に、「介護フェアinかながわ」の開催についてです。県は、広く県民に対して、介護の仕事の魅力を発信し、介護への理解や関心を高めていただくため、介護フェアinかながわを、11月5日、日曜日に、新都市ホールで開催します。当日は、講演や、若手介護職員によるトークショー、表彰式などを実施いたします。

 講演につきましては、認知症の母の介護を続けられている画家でタレントの城戸 真亜子さんに、介護体験を踏まえたお話をしていただきます。また、認知症予防の研究者である藤原佳典さんに認知症予防に関するお話をしていただきます。若手介護職員によるトークショーでは、県内の第一線で活躍する若手介護職員に介護現場でのやりがいなどについて語っていただきます。

 表彰についてですが、現在の介護保険制度では、利用者の要介護度が改善すると介護報酬が減額となり、利用者の自立を目指した事業者や職員の努力が反映されにくいことから、介護に頑張る事業所を応援する本県独自の仕組みとしまして「かながわベスト介護セレクト20」を実施しています。これは、介護サービスの質の向上や人材育成、処遇改善に顕著な成果を上げた事業所を表彰しまして、奨励金100万円を交付するもので、本年度は19事業所が選ばれました。さらに、「かながわ感動介護大賞」は、介護に関する特に感動的なエピソードについて、応募者及びエピソードの対象となった介護従事者等を表彰するもので、今回が6回目となります。受賞4作品を表彰いたします。

 その他にも、介護ロボットの体験や最新の福祉機器の展示・実演など、多彩なプログラムを用意していますので、ぜひご来場いただきたいと思います。

「新しい暮らしはすぐそこに!自動運転フォーラム」を開催

 次に、新しい暮らしはすぐそこに!自動運転フォーラムの開催についてです。さがみロボット産業特区では、自動運転車が、高齢者等の移動支援など社会課題の解決に資すると考え、これまで積極的に実証実験を実施してきました。このたび、自動運転が日常的に活用される社会の実現に向けて、県民の皆様に、自動運転についての理解を深めていただくことを目的としたフォーラムを開催することとしましたので、お知らせします。開催日は11月25日、土曜日、会場は慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスです。

 フォーラムの内容ですが、まず基調講演としまして、長年、自動運転に関する研究を進めておられる慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 大前 学教授に、「自動運転の今とすぐそこにある未来」というテーマでお話していただきます。

 次に、神奈川中央交通株式会社、株式会社ディー・エヌ・エー、日産自動車株式会社、ヤマト運輸株式会社にパネリストになっていただきまして、自動運転の必要性や安全性、新しい社会に向けた今後の取組み等について、パネルディスカッションを行います。

 なお、当日は、人数に限りはありますが、自動運転バス「ロボットシャトル」に試乗いただけるほか、未来の完全自動運転につながっていく技術を装備した、新型リーフの自動駐車機能を体験していただけます。そのほか、藤沢市内で現在、新しい物流サービスの実証実験を行っている「ロボネコヤマト」プロジェクトで使用している車両や、大前教授が手がける実験車両の展示を行います。超高齢社会をはじめ、地域のさまざまな課題解決に向けて期待されています、自動運転が活用される新しい社会を、このフォーラムをきっかけに、県民の皆様と一緒に考え、つくっていきたいと考えておりますので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

知事出席主要行事

 知事出席主要行事については、事前に送付した資料のとおりですが、そのうち、3件コメントしておきたいと思います。

 まず、東京2020大会の1,000日前にあたります10月28日、土曜日、10時から、テラスモール湘南で、「かながわで東京2020大会の感動をともに~1000 Days to Go!~」を実施します。当日は、レスリングの伊調 馨さんをはじめとした、オリンピアン・パラリンピアンのトークショーや、東京大会の追加種目である空手の演武など、さまざまなステージイベントを行います。また、セーリングの陸上体験をはじめ、車いすバスケットボールなどのパラリンピック競技体験なども行われます。こうしたイベントを通じて、東京大会を盛り上げていきたいと思っています。誰でもご参加いただけますから、ぜひお越しいただきたいと思います。

  次に、11月3日、金曜日、10時30分から、神奈川県総合リハビリテーションセンターで開催します病院棟開棟式に出席します。これは、神奈川県総合リハビリテーションセンター病院棟を今年12月にオープンすることに先立ち、開棟式を行うものです。今回の再整備によって、各リハビリ訓練室を1フロアに集約して、さまざまな訓練を連携して実施できるようにしたり、廊下の幅を広くして、車いすの患者等の動線に配慮した構造とするなど、リハビリテーション施設としての機能を充実させました。なお、終了後に行われる内覧会にも出席する予定にしております。                                   

 次に、11月4日、土曜日、14時40分から、日産スタジアムにおいて、ラグビー日本代表対オーストラリア代表の試合が行われます。ワラビーズの愛称で親しまれるオーストラリア代表は、現在、世界ランキング3位の強豪でありまして、10月21日に行われた試合では、世界ランキング1位のニュージーランド代表に勝利しています。ラグビーワールドカップの決勝戦の2年前に、この世界最高峰のチームと日本代表の試合を観戦できることを、今からとても楽しみにしています。ぜひ多くの皆様に競技場にお越しいただきまして、迫力あるプレーを肌で感じていただきたいと思っています。

質疑

衆議院議員選挙について

記者: 終わってから若干経ちましたが、選挙の関係で、投票率については直後にコメントをいただいていましたけれども、その点も含めてですが、今回の自民党の大勝ですとか、立憲民主党の躍進だとか、ひと通り含めまして知事の所感をまず伺えればと思います。

知事: 投票率に関しては、最終的には残念ながらあまり高い数字ではなかったです。ただ、これは当日に台風が直撃ということもあって、その中ではまずまずだったのかなと思います。期日前投票が非常に好調だったということがあって、やはり今回の選挙に関する関心は非常に高まっていたのではないのかなと。ですから、天気さえ恵まれればもっと高い投票率だったのではないのかなと、そこは少し残念なところです。結果に関してみれば、途中の予測通りの結果になりました。今は、割とアナウンス効果というよりも、そのままの形が出ることがどうも多いようです。これも期日前投票などが、かなり多くなってきたことも影響しているのでしょうか。

 今回の選挙全体を振り返ってみますと、さまざまなドラマチックな出来事の連続だったという感じがします。希望の党というものが出来上がって、小池さんが党首に就いて、それで民進党が全部それに付いていくみたいな話になって、政権交代が一気に起きるのではないのかみたいな雰囲気があったというところから、小池知事が「排除」と言った、たった一言の発言によって一気に流れが変わって、民進党の中からある種はじき出されたような格好になった人たちが立憲民主党というのをつくったら、それが突然のごとく大ブームになってきてという、波乱万丈と言うか、そういう流れの中で選挙戦に突入したということになって、最終的には自民党の大勝、与党が非常に大きな勢力を占めたという結果になりました。

 思うのは、政治家の一言というのがいかに大きいかということです。ああいう一言によって流れが一気に変わるということでありますけれども、それはそれとしながら全体を俯瞰してみると、あれ以外のシナリオはどういうものがあったのかなということです。

 私は、今回は自分ではこの選挙には全く関わらなかったですけれども、小池さんが知事選で一気に大きな流れをつくり、そして都民ファーストの会で都議選でもあれだけ大ブームを起こしという、非常に脅威を増してそのまま突っ走っていったのだけれども、その流れが、いわゆる政権交代にまでつながるようなシナリオというのは、本当にあったのかなと実は思っています。これは、仮定に仮定を積み重ねなければ分からない話ですけれども、基本的にやはり、こちらを立てれば、こちらが立たずという、そういう何か矛盾の中にいた存在だったのではないかと思います。

 ですから、民進党がそのまま希望の党と一緒になって、大きな勢力となってやってきた場合にも、あれが本当に、政権交代が可能な形になるためには、最後の条件として、小池さん自身が立候補するということがなければ、このシナリオは完結しないと思ったのですけれども、ただ、立候補した瞬間に、また、知事を捨てるのかという逆風が吹いて、一気にこれが失速するという可能性もあったのではないかなと思っていて、政権交代の風のような小池さんが一気にというシナリオは、基本的には成立しなかったシナリオだったのではないかなと思わざるを得ないです。そういうある種の矛盾の中でずっと揉まれていたというのが、小池さんご自身でもあったのではないかなと、そのような思いで見ているところであります。

 ただ、終わった後の、自民党の皆さんもいろいろとコメントしているようですけれども、これはやはり、決して今の自民党、公明党政権に対してのすごい大きな評価が直結したというものではない。野党のいろいろな、いわゆるゴタゴタによって、そういうメリットというか、たまたま逆風が吹いて助かったという、そういう面が大きかったのではないかと思います。ですから、決してこれからもおごることなく、今回、もしかしたら政権を失って野党に転ずるのではないかという、ああやって一瞬でも思った恐怖感、危機感というものをしっかりと踏まえていただいて、謙虚なしっかりとした政権運営、確かな政権運営に努めていただきたいと希望するところです。

台風21号による被害状況について

記者: 冒頭にいただきました湘南港の台風被害の件なのですけれども、これから視察をされて、組織委員会とも検討に入るということなのですが、現段階でオリンピックのプレプレ大会も含めて、迎えるにあたっての懸念のようなものがあったら教えてください。

知事: 今回の被害を受けたことが、現状では、あした見てみなければ分かりませんけれども、今レポートを受けている限りにおいてみれば、今回のオリンピックを実施するにあたって致命的な被害になったというところはないと思います。

 ただ、こういう大きな波も押し寄せる場所であるということ。そういったことを想定した上でどう対応すべきなのかといった、そういったハードだけではなくてソフト的な対応。その在り方も今後、やはり検討していかなければいけないのではないかと思います。この小田急ヨットクラブのところですが、あそこに波がどっと押し寄せて、先程も見ていただいたように、ヨットも大きな被害を受けたわけでありますけれども、万が一オリンピック本番のときに、船が並んだところに波がどっと来てということが絶対ないということは保証できないですから。そこでオリンピックのレース、船自体が大きな被害を受けるということになったら、これは大変なことになります。

 ですから、そういう場合に、あらかじめ予想したら、船をどこに避難させるだとか、事前にどう対応するかといったソフト面の対応といったこと。こういったものをしっかりと今回のことを受けて、最悪の事態を想定しながら準備を進めるということにつなげていきたいと思います。

記者: 今の質問に関連してなのですけれども、被害額というのは、もう概算でまとまっていたりするのでしょうか。

知事: まだこれからです。今の段階ではまだです。

記者: かなりの額になりそうな感じなのですか。

知事: 今、見ていただいた感じです。これをかなりと言うのか、どうなのかということだと思いますけれども、それなりの被害だとは思います。

記者: これは当然プレプレ大会までに。

知事: そうです。起きた被害自体の修復はそんなに時間のかかるようなものではないと思います。致命的なものではなかったというところです。人的被害が出なかったということは本当に良かったと思います。今まで経験したことがないような大きな波でした。いろんな要素が重なったのでしょう。

記者: 江の島の被害について、五輪のセーリングの関係以外に、例えば観光への影響とか、岩屋洞窟、例えばですけれども、環境など観光への影響というのはありますか。

知事: これは藤沢市としっかり連携しながら、調査してしっかり見ていかなければいけないなと思います。私も江の島の話はニュースでしか見ていないですけれども、今の段階では。江の島観光において致命的なものになっているとは把握していないです。

 江の島に渡る橋も被害を受けたという話は聞いていないですし、そこの商店街等々が大きな被害を受けたということも聞いていないので、裏側の海に面した洞窟のあるところは、少し被害を受けていると聞いていますけれども、それがなかったら江の島観光ができないのかと言うと、そういうわけでもないので、ある程度被害はありますけれども、致命的なものになっているとは思っていないです。これも藤沢市としっかり連携しながら対応していきたいと思います。 

オリンピック・パラリンピック2020競技大会の準備状況について

記者: 冒頭にあった五輪前1,000日とも関連するのですけど、もう間もなく1,000日前ということで、現在の県としての準備の進捗状況と、今後残り1,000日に向けた知事の意気込みというのをお聞かせいただけますか。 

知事:このオリンピックの準備というものに関して、皆さんよくご存知のとおり、もともとは東京都だけでやるというコンパクトな大会だったものが、われわれ神奈川県も一部の競技を開催できることになった、基本的なコンセプトが若干変わったという流れの中で、この新しい開催地と東京都、それから組織委員会等々との費用負担、役割分担の問題、これが一番大きな課題でありました。これに対して積極的にこれを早く片付けてくれなければ、前に進めないと強く訴えてきたところであります。

 ただ、これが決着をして、われわれが求めてきたとおり、恒久的な施設は関係自治体が負担すると、それ以外の仮設だとか運営費は組織委員会、または東京都、または国が負担するという原理原則が決まったわけです。その辺りは前に進める条件が整った。あと、宝くじ。この費用をどこに使うのかという問題もわれわれの主張どおり決まったということもあって、後は、まっすぐその準備に向かって進んでいくというところにきたと思います。

 ですから工事は着々とやっていく。恒久的施設の工事は着々と進めていくという中で、これから具体のことを詰めていかなければいけない。今回起きた台風による被害、こういったことを想定して、こういったときはどう対応していくかということも準備の要素だということも、今の時点で確認できたということは非常に大きかったと思います。

 あとは、この機運醸成ということだと思います。これをしっかりやっていかなければいけないなと思います。せっかくこのセーリングという素晴らしい競技を、みんなが憧れの湘南海岸で行われるということですから、このブームをもっともっと盛り上げていくこと、これをしっかりやっていきたいと思います。それと横浜で行われる野球とソフトボールいう中で、横浜DeNAベイスターズが、奇跡のように3位から勝ち上がって、日本シリーズ進出を決めてくれたという、この横浜、神奈川で一気に野球ブームが盛り上がっているということ。これも非常に大きな追い風になっていると思います。この球場で実は3年後オリンピックの野球が開かれるのだということで、またさらに盛り上がっていくのかなと。いろんなスポーツにつながるものを、このオリンピックのブーム、機運醸成に絡めて盛り上げていきたいなと思います。 

記者: それと少し先の、聖火リレーについてですけれども、聖火リレーは全国で行われる予定というふうに聞いているのですけれども、神奈川で聖火リレーが行われる際に、聖火リレーを通じてアピールしたいことですとか、もしくは、こういうふうにやったらいいのではないかというようなアイデアとか意見とか考えとか、そういったものが何かお考えあれば教えていただけますか。

知事: 聖火リレーのコースはこれから決めていくことでありまして、まだ何も決まってないです。ただ、聖火リレーのコースが、どこがいいかという中で、私がイメージするのは、箱根駅伝です。箱根駅伝が行われたときに、まさにあれはほとんどのコースが神奈川県の中を走っているわけです。そのときに、さまざまな形で中継されるという映像。あれによって神奈川の魅力というのはすごく全国に伝わっていくのだと思っています。

 ですから、同じコースと言っているわけではないのですけれども、あのように神奈川には山もあるし、そして、あの美しい湘南海岸もあるし、富士山も見えるし、古都鎌倉もあるし、横浜もあるし、三浦半島もいろんな魅力もあるし、さまざまな魅力で溢れている、そういったものが聖火リレーの中で全世界に向かって発信できるような、そのようなコースが選定されればいいなと思っています。

記者: 観光客にとっても魅力的な神奈川、そういうイメージですか。

知事: 神奈川ってああいうところなのだな、行ってみたいなと思う、そういうコース作りができればいいなと思います。

台風21号による被害状況について

記者: 台風の関係ですけれども、漁業への影響もあると聞いておりまして、被害も出ていると、そういった水産業への被害についてはどのように今お考えで、対応などしていくのでしょうか。

知事: 水産業の被害についてはまだ詳細は受けていません。定置網等々にも被害があったということもニュースで知っているわけですけれども、その辺り整理をして、そして対応できるものはしっかり対応していきたい、現段階ではそう思っています。

記者: 台風22号も来ているのですけれども、何か呼び掛けというか、何かありますか。 

知事: 特に台風22号だからどうだというのは、まだ言うことはありませんけれども、毎週末やってくるというのは本当にうんざりする感じです。特に私自身、今度の日曜日、横浜マラソン、フルマラソンに出場しますから、そのような中でも台風がどのように影響するのかというのは大変気になるところであります。

 天気予報をずっと見ていますけれども、どのような感じで来るのか少し分からないところがまだあります。本当に大きな被害がないよう、今の段階では祈りたいというような感じです。

衆議院議員選挙について

記者: 小池知事に、例えば、都政に専念してほしいとか、何か注文などございますか。

知事: 都政にご本人が邁進するとおっしゃっているのですから、それはやはり、しっかりやっていただきたいなと思います。たぶんやってくださるのだと思います。逆にもし都政を捨てて国政に行かれていたならば、これはまたいろいろ大変だったなと思ったところでありますけども、都政に邁進するとおっしゃっていただいているので、神奈川県知事の立場としては、しっかりと連携してまたやっていきたいと思います。

記者: 国政政党の代表を一応まだ続けているみたいですが、そこはしょうがないというか、どういう感じですか。

知事: 国政政党の代表を務めてらっしゃる首長もいらっしゃるわけですから、できないわけではないとは思います。

 ただ、前回確か都議選の時には、選挙の前に都民ファーストの代表になられましたよね。選挙が終わった後に、都政に邁進するから政党の代表は辞めるとおっしゃった。あの言葉と今回もし続けるとなった時に、それがどう整合するのかなというところは、私は見ておきたいという気がします。

横浜DeNAの日本シリーズ進出について

記者: DeNAなのですけれども、日本シリーズ進出ということで、経済効果とか何か期待はございますか。

知事: これは本当に私もわくわくしました。DeNA、ついこのあいだまでは、ずっとビリだった。ずっとビリだったという、そういうチームだったけれども、観客動員だけはどんどん増えてきて、それは球団がすごく工夫されたのです。そのような中でどんどん増えてきて人気は出る、でもチームは弱かった。ですけれども、その観客動員力のパワーに押されるようにして、だんだんチームも強くなってきて、そして今回は夢にも見るような、シリーズでは3位だったけれども、日本シリーズ進出まで決めたといった中で、もう横浜市民、そして神奈川県民全体のわくわくするようなそういう盛り上がりがあるといったことはあります。

 それに合わせて早くもセールが行われているということ、それはもう消費に結びつく非常に大きなきっかけになると思います。さらに、日本シリーズで頑張ってもらって、これで日本一になろうものなら、もっともっと経済波及効果も絶大なるものがあるのではないかと期待したいと思います。

日産自動車株式会社及び株式会社神戸製鋼所の問題により影響を受ける県内中小企業・小規模企業に対する特別相談窓口を設置について

記者: 日産と神戸製鋼の件ですけど、実際県内にはどれくらいの影響というか、その企業の数とか、どれくらいの影響があるとお考えでしょうか。

知事: 県内に、日産自動車株式会社、株式会社神戸製鋼所の工場などがあるわけです。これが具体的にどのような被害になってくるのかということは、これからの流れを見ていかないと分からないです。ですから先程申し上げた特別相談窓口を設置するというところから、生の声を聞きながら対応を決めていきたいと思っています。

記者: 日産も神戸製鋼も大きな企業で、不正が次々と明らかになってきていて、日産や神戸製鋼に求めるものってありますか。

知事: これは本当にショックです。日本の企業というのはそういうことはしっかりやっているものだと、だからこそ戦後の奇跡の経済的成長を成し遂げてきたのだと。日本製品というのは品質が良いという信頼感というものがあってここまで来た、原点だと思います。

 それがこれだけの大きな立派な企業の中で、非常にないがしろにされてきた部分があったということが明らかに出たということは、信頼が根本的に揺らぐということにもつながるという、これは本当にわれわれにとってもショックなことであります。

 ですから、一日でも早くなぜそういうことが起きたのかという原因究明と、二度とこんなことが無いような徹底的な再発防止、これを早く打ち出してもらわないと、これだけ大きく傷ついた信用・信頼というものを回復するのは非常に厳しいのではないかと思います。ですから、そういったしっかりと前に向けた対応を期待したいです。

台風21号による被害状況について

記者: 台風の件ですけど、セーリング競技が行われる会場であのような事態が起きたということで、例えば組織委員会とか連盟の方から、何か県の方に懸念というものは発せられているのか。それと、もうすでに英国とかオランダチームとかが、現地近くにキャンプ張って練習をしているというふうに聞いているのですが、そういった各国チームから、今回の台風被害に関しての聞き取り及び今後改善してほしいとかそういった声とかは出ているのでしょうか。

セーリング課長: 組織委員会とは今回の台風による江の島の被害情報の共有をしております。現在のところ何か具体的な改善の要請ですとか、そういった類のものはいただいておりません。

 また、この夏から各国チームが、こちらで事前練習を行っております。今回の台風の時にも、各国チームがこちらに機材とかを置いているのですけれども、今のところ具体的に、何か改善してほしいといったお話はいただいていない状況でございます。

記者: 聞き取りは行うのですか。各国チームに対して、こういった改善をしてほしいですとか。

セーリング課長: 各国チームというよりは、この湘南港の利用者。各国チームの皆さんが湘南港の利用者と一緒になって、こちらでセーリングを練習したり、楽しんでいらっしゃるという状況でございますので、何かあるとすれば、そういう方々と一緒にお話を伺うような感じになるかと思います。

みんなあつまれ2017について

記者: 台風の影響といってもいいかもしれないのですけれども、これまでに知事がずっとやろうとしていた、例の「みんなあつまれ2017」が中止になったことで、受け止めと、あと何か影響というか、損金というか、何か発生しているものがあれば教えてください。

知事: 本当にこれまで、さまざまなプロセスを経まして、実行委員会の委員をはじめ、多くの方々のご協力をもとに、準備を進めてきたイベントであります。台風による悪天候で中止になったということは、本当にやむを得ないことであるとしても、大変、残念なことだと思っています。

 しかし、21日には東京湾大感謝祭が開催されまして、障がいサービス事業所のスタッフや利用者の皆さんが準備してきたメニュー、これは販売することが出来たのです。会場でのアンケートによりますと、購入された方の中には、障がい者と接する機会のなかった方も多くて、そうした方にも「ともに生きる社会かながわ憲章」の理念を感じていただくことができたものと考えています。

 なお、このイベントは、多くの企業や団体から、その趣旨に賛同して協賛金やご寄附をいただいた経緯があります。そのため、改めて、同趣旨のイベントを開催できるよう検討してもらいたいと考えています。実は、今回のイベントの開催にあたっては、荒天中止に備えて保険に加入しておりまして、今後のことについては、保険会社とも相談してまいりたいと考えています。

県内5つのプロスポーツチームとコラボした「マイME-BYOカルテ」普及拡⼤キャンペーン!

政策推進担当課長: 1点、訂正がございます。先程知事の方から、冒頭のマイME-BYOカルテキャンペーンのところで、抽選で合計20名にプレゼントとの話がありましたが、正しくは、合計250名ということで、資料のとおりです。

(以上)

神奈川県

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