定例記者会見(2017年10月17日)結果概要

掲載日:2017年10月19日

発表事項

情報誌「かながわライフノート」の発行

 はじめに、情報誌「かながわライフノート」の発行についてです。
 県は、本年7月、地域情報の発信を行う株式会社サイネックスと協定を締結しまして、協働して情報発信に取り組んでいます。その一環として、新たに情報誌「かながわライフノート」を発行しますので、お知らせいたします。
 これがそのかながわライフノートでありますけれども、このかながわライフノートは、県内に転入される方を主な対象としまして、県内の観光スポットや文化施設、身近な相談窓口などを紹介する内容となっています。また、掲載記事に関連する「かなチャンTV」の動画やウェブサイトをQRコードで紹介するなど、メディアミックスの試みも多く取り入れています。
 この冊子は、企業などの広告を掲載することで、県費を使わずに制作する、いわゆるゼロ予算で発行することができました。発行部数は15万部で、10月26日から市町村の転入届の窓口や県施設などでお配りしますので、ぜひたくさんの方にご覧いただきまして、かながわライフにお役立ていただきたいと思います。

富士・箱根火山合同防災訓練を実施します

 次に、富士・箱根火山合同防災訓練についてです。
 現在、箱根山の噴火警戒レベルは、一昨年の11月以降、平時の状態であるレベル1に戻っていますが、万一の噴火への備えは極めて重要でありまして、県では、これまでも大涌谷園地で、各種の訓練を実施してきました。
 また、富士山につきましても、活火山であることに常に留意しておく必要があり、県でも、これまで山梨県・静岡県との合同防災訓練や、県西部の市町と連携した火山灰からの避難訓練などを実施してきました。
 今年は、富士山と箱根山の噴火警戒レベルがともに5となり、住民の避難が必要になったという初めての想定で、来週24日、県と箱根町の合同訓練を実施いたします。具体的には、湖尻地区の住民が実際に自家用車で避難する訓練や、県警ヘリやパトカーによる広報訓練、箱根ロープウェイ桃源台駅での観光客の避難訓練などを実施いたします。また、仙石原文化センターでは、自衛隊が初めて参加しまして、噴石が降り注ぐ状況を想定した特殊車両による搬送訓練などを行います。
 地元の住民の皆様をはじめ、多くの機関の参加、協力を得て行う大規模な訓練ですので、取材の方をせひよろしくお願いしたいと思います。

平成29年度 第66回神奈川文化賞が決定しました!

 次に、第66回神奈川文化賞の決定についてです。
 神奈川文化賞は、神奈川にゆかりがあり、神奈川の文化の向上発展に尽力され、その功績が顕著な個人又は団体に贈呈するもので、昭和27年からスタートして今年で66回目を迎えます。このたび、今年の神奈川文化賞、神奈川文化賞未来賞の受賞者が決まりましたので発表します。
 まず、神奈川文化賞ですが、学術の分野からは、新倉 俊一さんです。新倉さんは、英文学者としてアメリカの詩の研究に尽力されてこられました。日本の近代詩最大の詩人である西脇 順三郎氏を公私にわたりサポートし、さらに、2005年に刊行された「評伝西脇順三郎」で第18回和辻哲郎文化賞を受賞されました。
 芸術の分野からは、西村 繁男さんです。西村さんは、絵本作家として、絵を主体とする観察絵本という新たな領域を見出し、多くの方々に親しまれてまいりました。これがその西村さんの作品「やこうれっしゃ」というものです。中を開けてみますと、なるほど観察絵本というのはこういうものかという感じがしてまいります。神奈川近代文学館が開催しました西村さんの企画展は、昨年度の観客動員数の2位を記録しています。
 芸能の分野からは、樹木 希林さんです。樹木さんは、女優として、長きにわたり数々のテレビや映画に出演され、多くの県民に感動を与えてこられました。特に映画では日本アカデミー賞やヨコハマ映画祭などの受賞も数多くあり、皆様ご存知の通りのご活躍です。
 続いて、神奈川文化賞未来賞ですが、作家の深緑 野分さんに決定しました。深緑さんは、ミステリー作家として2010年にデビューされ、2015年に刊行した「戦場のコックたち」で第154回直木賞候補となり、惜しくも受賞は逃しましたが、選考委員から高い評価を得られました。今後の活躍が多いに期待される作家です。
 なお、毎年神奈川文化賞とともに贈呈されるスポーツ賞受賞者につきましては、改めて発表させていただきます。
 賞の贈呈式は、11月3日、文化の日に神奈川県立音楽堂で行い、併せて県民の皆様とともに受賞者の功績をたたえ、神奈川フィルハーモニー管弦楽団による祝賀演奏を行います。

「走水あさり」「相模の鮎」「江の島カマス」を「かながわブランド」に登録!

 次に、かながわブランドに新たに3品目が登録されたことについてです。
 県と生産者団体で構成するかながわブランド振興協議会は、10月11日に、団体から申請のあった「走水あさり」「相模の鮎」「江の島カマス」の審査を行いまして、かながわブランドに登録しました。
 こちらが、かながわブランドに新しく登録された商品3つです。
 それぞれ簡単に紹介しますと、走水あさりは、横須賀市走水の豊かな海で育まれた天然あさりであります。身がふっくらとしていることが特徴で、あさりを傷つけないよう丁寧に水揚げし、砂抜きしてから出荷するなど、品質の向上に取り組んでいます。
 相模の鮎は、水温が安定している中津川の伏流水で養殖し、飼料などの安全性にも十分配慮したおいしい鮎です。
 江の島カマスは、江の島沖の餌が豊富な漁場で獲れるので、脂がのっており、水揚げした日の朝9時から直売するので、鮮度抜群であります。なお、江の島カマスは、本県の包括連携協定先である、イオン株式会社が10月20日から開催する「神奈川再発見!フェア」でも販売される予定です。
 今回のブランド登録を機会に、県民の皆さんに知っていただき、お楽しみいただきたいと考えております。 

ラジオ体操動画を作成しました!

 次に、ラジオ体操動画を作成しました!についてです。
 県では、ラジオ体操第一の全編を収めた、3分30秒の動画を作成し、本日公開しました。
 作成の経緯についてですが、東京都では2020年までの間、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への機運醸成と国民の健康増進を目的として「みんなでラジオ体操プロジェクト」を実施しています。
 そうした中で、東京都から全国の自治体に動画提供の呼び掛けがあり、本県としても、この機会を捉え、県民の健康づくりを推進するため、神奈川カラーを全開にした動画を作成いたしました。それでは、動画をご覧ください。
 これは具志堅さんですね。具志堅さんの体操はやはり違いますね、質が。あのようにするのが正しいのかという感じがします。ご覧いただいているとおり、300人の県職員が一斉に体操する場面から始まり、神奈川県にゆかりのある著名なアスリートの方々や東京2020大会のセーリング競技会場となる江の島での体操など、さまざまな場面で構成されております。
 動画の作成は、企画から撮影、編集まで若手の県職員が中心となって行いました。短い期間での制作でありましたけれども、ラジオ体操に親しみを持っていただけるような動画になったと考えています。
 この動画は、神奈川県公式動画チャンネル「かなチャンTV」や東京都公式動画チャンネル「東京動画」からご視聴いただけます。多くの皆様にご視聴いただき、ぜひご家庭や職場などでラジオ体操をして、健康づくりに取り組むきっかけにしていただければと考えております。
 私も300人と一緒に体操をしたのですけれども、やはり体の中にみんな覚え込んでいて、いきなりやっても、ぴたっとみんなが揃う。これはやはり日本のラジオ体操なのだということを改めて実感した次第でありました。

知事出席主要行事

 知事出席主要行事については、事前に送付した資料のとおりですが、そのうち、3件コメントしておきます。
 10月20日、金曜日から21日の土曜日にかけて、箱根の湯本富士屋ホテルで開催します「ME-BYOサミット神奈川2017in箱根」に出席いたします。今回で2回目となるME-BYOサミットですが、WHOやハーバード大学をはじめ、国内外から超高齢問題やテクノロジー等の専門家をお迎えしまして、未病について幅広い議論を展開します。
 今回のME-BYOサミットの最大のテーマは、未病の指標化です。これは、最先端のテクノロジーを活用して、自分の未病状態を見える化する取組みです。市町村やアカデミア、産業界が連携して、こうした未病指標を活用し、人々の行動変容を促す仕組みについて議論し、世界に発信してまいります。
 次に、10月22日、日曜日、赤レンガパークで開催されるイベント、「みんなあつまれ2017」の会場を訪問します。みんなあつまれ2017では、「みんなあつまれMUSIC LIVE」「スポーツでみんなあつまれ!」「アートでみんなあつまれ!」「みんなあつまれ広場」など、みんなで体験を共有するさまざまな企画が用意されています。
 当日は、私もアートワークショップ、パラスポーツ体験会などに参加する予定であり、とても楽しみにしているところであります。また、15時過ぎから、MUSIC LIVEのステージにて、「みんなあつまれテーマソング ダンスタイム」として、イベントの総合プロデューサーでありますクレイ勇輝さんが書き下ろしたテーマソング「SO LIFE GOES ON」をみんなで踊ります。そして、MUSIC LIVEのフィナーレでも、テーマソングをみんなで踊ります。 私もステージに上がって、たくさんの方々と一緒にダンスを楽しみたいと考えています。
 22日は衆議院議員選挙当日でありますけれども、投票に行った帰りに、ぜひ会場に足をお運びいただきたいと思います。
 最後に、10月23日、月曜日の18時30分から、日本大通りの横浜情報文化センター・情文ホールで「人生100歳時代の設計図を考える」フォーラムを開催します。
 このフォーラムでは、弁護士の菊間 千乃さんに、基調講演をしていただきます。菊間さんは、元フジテレビアナウンサーで、法科大学院を経て、現在弁護士としてご活躍されております。当日は、ご自身の経験談も交えながら、多様な生き方、マルチライフについてお話をいただきます。
 そして、学びや働き方などの分野の専門家の方々と、パネルディスカッションを行い、私もパネリストの一人として議論に参加いたします。このフォーラムを通して、県民の皆さまに、自らのマルチライフデザインを考えることの大切さや、特に現役世代のうちから社会参加することの重要性などについて、お伝えしていきたいと考えています。

質疑

衆議院選挙について

記者: 選挙絡みですが、きのう期日前投票の中間集計が出まして、それによると前回の2014年と比べて大体10万人くらい増えているようなんで、まだ選挙期間はもちろん今週残っていますんで、その辺り、県民の皆さんへ投票に関心を持ってもらうための呼び掛けも含めて、知事の受け止めをいただければと思います。

知事: 期日前投票という仕組みそのものが、だんだん周知されてきたのかなと思いますけれども、今回の選挙そのもの、やはり多くの皆さんに高い関心を得ている証拠だと思います。
 選挙に至るまでのプロセス、解散ということが決まってから選挙に至るまでの中で、さまざまなドラマチックな出来事がありました。そのことによって、いわゆる風向きというものも日々変わる。刻々と変わり、どうなるのだろうという先行きが見えない中で、やはり今度の選挙は何か面白そうだという感じが皆さんに伝わったのではないでしょうか。面白がっていてはいけないのだけれども、その中で皆さんが関心を持ってくれたということは非常に良いことだと思います。
 この勢いで、当日にも多くの皆さんに、実際に投票所に足を運んでいただいて、高い投票率で皆さんの民意を反映していただきたいと思います。

トランプ米大統領の訪日について

記者: 先程、政府からアメリカのトランプ大統領が11月5日から来日されると発表になりました。その中の日程で、川崎在住の横田ご夫妻との面会ということも発表になりました。知事としてアメリカ大統領に北朝鮮拉致問題にどのようにこれからコミットしていただきたいというふうに期待されていますでしょうか。

知事: アメリカ大統領が横田ご夫妻にお目に掛かるということは、とても良いことだと思っております。随分前のことでありましたけれども、あの時はブッシュ大統領でしたか、横田さんが行かれて会っていただいたという中で、この拉致問題というものをしっかり認識をしていただいたということがありました。
 拉致問題については、私自身も、「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」というドキュメンタリー映画、この制作に関わってまいりました。あれは私がキャスター時代ですけれども、アメリカのワシントンに行ったときに、たまたま向こうのプロデューサーに話をする機会があって、その時に向こうから言われた。拉致問題というものがあるようだと。この話は本当にひどい話だと。このことについて、アメリカ人は皆知らないと。これは本当の親と子が引き裂かれた本当に悲惨な出来事であって、これをアメリカ人に伝えたいのだということで、ドキュメンタリー映画を制作したいから協力してほしいと言われました。それで、私はフジテレビに当時いたわけですけれども、フジテレビのニュース映像を提供するという形において、そのドキュメンタリー映画が成立したということになったわけです。
 その映画があって拉致の問題が、これはアメリカ人がつくったドキュメンタリーでしたから、アメリカでも多くの人に見てもらったという中で、拉致問題が世界的に皆さんの注目を集めるきっかけにもなったということがあるのです。
 ですから、そういったものを大統領などもご覧になったかもしれないけれども、拉致問題というものに対する認識というものが、ここで改めてアメリカの方からも認識される。アメリカ大統領が横田ご夫妻にお目に掛かったら、このニュースは必ずアメリカ全土に流れるでしょうから、再び北朝鮮が成した非人道的な拉致という事件、こういったものに対する認識が広がるということは、拉致問題解決に向けての1つのステップになるのではないかと期待したいところです。

県人事委員会勧告について

記者: 本日、人事委員会の方から勧告があったと思います。月給もボーナスもプラス改定ということで、おそらく4年連続かなと思うのですけれども、これを受けて、知事としてはどういった対応をとられたいと思っていますか。

知事: 今年の人事委員会勧告は、民間給与との比較の結果、県職員の給与について、月例給で0.13パーセントの引き上げ、ボーナス、これは0.10月の引き上げ、これを行うというものでありました。私としては、基本的には、人事委員会勧告制度を尊重する立場にあると考えております。
 今後、内容を精査した上で、財政状況なども考慮し、職員団体とも十分に話し合って、県民の皆様のご理解が得られるように、必要な対応をしてまいりたいと考えております。

富士・箱根火山合同防災訓練について

記者: 富士・箱根の防災訓練なんですけれども、根本的なことを伺って恐縮なんですが、富士山と箱根で警戒レベル5になると、おそらく訓練はこの範囲にとどまらないだろうと言うか、おそらくこの辺りまで影響を受けるんじゃないかと思われますが、その辺りの甚大な被害についての訓練と言いますか、県民の準備みたいなところについて何かお考えはあるのでしょうか。

知事: 富士山の噴火を想定した訓練というのは、数年前に静岡県と山梨県と神奈川県が合同でやったことがありました。そのときに、かつての噴火でどのような被害があったのかといったことを検証しながら、それをみんなで確認しながら訓練を行ったということです。
 訓練というのは、全域で行うことはできないので、ある場所を決めてやるということが基本だと思います。それ以降は特に繰り返しはやっていなかったのですが、その後、われわれは箱根というものも経験いたしました。
 そういうことを踏まえて、今箱根はおとなしくなっていますけれども、今度の想定はさらに活発化した噴火警戒レベル5ですから、かなり厳しい状態になったというときにどうするのかということ、それと同時に、改めて富士山も同時に警戒レベル5になった場合にはどうするのかといったことを、みんながもう一回頭の中で考え直してみて、どこまで範囲が及ぶのかといったことを、皆さんとともに考え直して、実際に動いて訓練するのは、その中のごく一部になりますけれども、それをニュース等で伝えていただくことによって、その意識が皆さんに広がっていく。そういう意義があると思います。 

衆議院選挙について

記者: 選挙の方に話を戻して恐縮なんですけど、新聞各社のですね、情勢報道等が出そろったところだと思うんですけど、ご覧になってのご所感をお聞かせいただければと思います。 

知事: こういうものは本当に途中ですから、分からないです。こういう調査の結果を見て、途中経過を見て、それから投票行動を決める人がたくさんいるでしょうから。このようになるのであったら、自分はこうしようということが出てくるかもしれない、いわゆるアナウンス効果というやつです。これが起きるかもしれないし、それはどうだか分からない。今のところは。
 ですから、途中経過としてはかなり大きな差がついているように見えますけれども、本当のところはまだまだ分からないのではないでしょうか。 

(以上)

神奈川県

このページの所管所属は 知事室 です。