神奈川県水産技術センター メルマガ451

掲載日:2014年7月18日

 神奈川県水産技術センターメールマガジン  451号    2014年7月18日号

□ 研究員コラム

1 「オールドタックル その3」 (相模湾試験場 山本 章太郎)

2 城ケ島の漁業活性化方策 (企画資源部 樋田 史郎)

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1 「オールドタックル その3」 (相模湾試験場 山本 章太郎)

 前回、前々回のメルマガで、子供の頃にルアーフィッシングに夢中になり、その後、社会人になってからはフライフィッシングに熱中したことをお話しました。

 このフライフィッシングについても子供の頃に強烈な印象を受けた記憶があります。確か、テレビで地方のニュースが放送されていたとき、中禅寺湖だったか、湯之湖だったか忘れてしまいましたが、釣りの解禁?のニュースをやっていました。その映像の中の釣り人が何やらタイコリールの付いた竿を振り回し、やたらと長い釣り糸を空中に舞い躍らせているのでした。「何だか変な釣り方だな。手元で釣り糸があふれてこんがらがってるじゃないか。」と子供心に思いました。しかし、次の瞬間、その釣り人が大きなマスを釣りあげているシーンが映されたとき、「どうやって釣ったんだろう?」と不思議に思いました。その時も釣り人の手には黄色い釣り糸があふれていました。その黄色い釣り糸を見た時、私はてっきり建築工事に使う「水糸」だと思い込んでいました。「あんな糸で魚を釣ってるんだ。変わった釣りだな。」と感心した記憶があります。

 その後、小学校の5,6年生くらいの頃だったと思いますが、釣りの雑誌の中でフライフィッシングが特集されていました。そのとき、初めてフライフィッシングのタックルや擬餌針である「フライ」について正しい知識を得ることが出来ました。しかし、余りに面倒くさそうな釣り方だったので「やっぱり、ルアーの方がいいや。」と思った記憶があります。

 月日が流れ、30歳も半ばを過ぎた頃、その面倒くさそうな釣り方であるフライフィッシングに夢中になっていました。何故、フライフィッシングに興味を持ったのかというと、魚釣りに対する気持ちが子供の頃の「とにかくたくさん釣りたい、大きい魚を釣りたい」から「自分のスタイルで釣りをしたい」に変わっていました。その点、フライフィッシングはロッドやリールなど必要な道具も多種多様で釣るための機能よりも道具としての味わいとか個人の好みを主張できる部分が多くあります。さらにキャスティング等の技術も様々、フライも色々、能書きもてんこ盛りで、自分のスタイルを主張できる余地がたくさんある釣りだと思います。もちろん、釣れなかった時の言い訳なんか星の数ほどありますし……。つまり、「魚が釣れなくても楽しめる釣り」だからかもしれません。

 当然、私はここでもオールドタックルを楽しんでしまうのでした。誰かが言っていましたが「釣り道具は魚を釣るためではなく、釣り人を釣るためにある。」なぜか納得。

ロッドとリール

ロッドとリール

フライリール

フライリール

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2 城ケ島の漁業活性化方策 (企画資源部 樋田 史郎)

 4月の人事異動で6年ぶりに水産技術センターに戻ってまいりました。6年前とは異なる仕事を担当しますので、3月まで担当していた前職の水産振興行政の話題をご紹介します。
 さて、ときは一昨年、「新たな観光の核づくり」の第1弾として城ケ島を舞台とした構想が登場しました。城ケ島の観光と言えば、おそらく北原白秋を真っ先に思い浮かべる方は極めて少数派、やはり海と磯の味覚が主役を思い浮かべることと思います。城ケ島の観光に漁業は欠かせない存在です。そこで、観光振興と並行して、横須賀三浦地域県政総合センターの水産振興行政の立場で、城ケ島の漁業に対してその活性化について後押しをすることとなりました。
 一昨年度は、専門家の委員からなる「城ヶ島漁業活性化検討会」を開催し城ケ島漁業の活性化方策につて提言いただきました。そして、昨年度は、その方策の中からピックアップした「資源管理型漁業体験イベント」を試行しました。イベントは、磯の資源を管理しながら利用する漁業に関して、海の制度のお話し、漁業者による漁業技術実演紹介の学習会、そしてアワビ稚貝の標識放流の準備作業を参加者に体験していただきました。
 漁師さんは「漁師の話しなんて誰も聞きたがらないでしょ」とやる前から半ばあきらめたようでした。しかし、参加者からは、漁師と話しができてよかった、食物は生産者の顔が見えるものを買いたい等の声が多数あがりました。これをきっかけに今後は自慢の漁獲物とともに自信をもって自らを消費者に売り込んでもらえればと感じました。

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発行:神奈川県水産技術センター 企画資源部
住所:〒238-0237 神奈川県三浦市三崎町城ヶ島養老子
電話:046(882)2312

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