神奈川県水産技術センター メルマガ441

掲載日:2014年2月28日

 神奈川県水産技術センターメールマガジン  441号   2014年2月28日号

□ 研究員コラム

1 波打ち際での調査 (相模湾試験場 高村 正造)

2 コンビニエンスフッィシュ「ワカサギ」 ( 内水面試験場 安藤 隆) 

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1 波打ち際での調査 (相模湾試験場 高村 正造) 

 環境調査の一環で、波打ち際での生物調査を年に数回しています。調査では波打ち際で砂泥を採って底生生物を調べたり、水深1.5m位の場所で曳き網を使って魚を採ったりしています。曳き網調査では、イワシ類のシラスやサバの稚魚などが入っていたり、時にはゴンズイなどのちょっと危険な魚が入ったりします。引き網をするのは浅い場所ですが、意外と色々な魚が採れるので、なかなか面白い調査です。ただ、網を曳く作業が中々大変な時があり、波が高い時などは思ったように網が曳けないので、何回もやり直しをする羽目になります。大きい魚が入ったような感触があっても、波に揉まれてしまうと網を揚げてみても何も入っていなかったりするので、ガッカリすることがしばしばあります。

 波打ち際の魚や生き物は身近にいる存在ですが、その存在に気付く機会は少ないです。どの場所にどんな生き物がいるのかを定期的に調べることは色々と重要な情報が得られます。

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2 コンビニエンスフッィシュ「ワカサギ」 ( 内水面試験場 安藤 隆) 

 内水面の釣りの中で、ワカサギの人気が高まっているように思います。私も40年以上ワカサギ釣りをしていますが、いまだ飽きもせずやっています。というか最近はワカサギ釣りしかしてません。10cmも満たない小魚釣りの魅力はいったいどこにあるのでしょう。

 コツコツ小気味良いアタリ、追い食いを待って一気に10尾ほど釣り上げたときの快感などもありますが、私の場合は、とにかくたくさん釣れるのが楽しみで、時には1000尾釣れる時もあります。一般的に釣りでは大物を狙い、少ない数でも満足するというのが目指すべき姿とされているように思います。これは資源を守る意味で大事なことです。ところがワカサギは基本的に1年魚で、再生産を期待するよりも毎年多くの卵を放流して資源を維持するのが主流となっているため、抵抗なく釣れるだけ釣ることができます。

 また、小さいお子さんも含めた釣り経験の少ない家族連れが貸し道具で釣っても100尾くらいは釣れるし、歯や棘(トゲ)で痛い目に遭うこともないのでファミリーフィッシングに最適です。

 そして手軽に料理できて、おいしい。大きめのは焼いて醤油をつけて食べると最高!! 中くらいのは天ぷら、フライ、小ぶりなのは唐揚げにして南蛮漬けにすれば何日も楽しめます。我が家では奥さんの機嫌のいいときは大きめのを選んで秘伝の甘露煮も作ってもらえます(これが一番おいしいかも!!)。残った分はフライ用にパン粉を着けて冷凍します。

 このような調理をしても、全く生ゴミは出ないし、食べ終わった後も骨も何も残らない。普段魚料理をしない人も、魚を捌いた後に出る生ゴミが嫌いな人も、ワカサギなら抵抗なく料理できると思います。

 ワカサギは、環境条件が合えば人工の池でも卵を放流して増やすことができ、手軽に釣れて、調理も楽でおいしいという、まさにコンビニエンスフィッシュです。

 (コンビエンス:便利なもの。手間がいらない重宝なもの。)

画像 芦ノ湖のワカサギ

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