神奈川県水産技術センター メルマガ430

掲載日:2014年1月15日

神奈川県水産技術センターメルマガ VOL.430 2013-9-13

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/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.430 2013-9-13
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□研究員コラム

〇 科博と県博の特別展 (栽培推進部 岡部 久)

〇 ミャンマーのモヒンガー (企画資源部 山本 貴一)

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〇 科博と県博の特別展 (栽培推進部 岡部 久)
 8月6日、下の子とそのお友達が夏休みの自由研究のテーマに選んだ「深海」について調べるため、国立科学博物館の深海展に出かけました。入場制限がかかる盛況で、会場の中は人だらけ。科博とJAMSTEC※が集めた自慢のコレクションをじっくり見ることはできませんでしたが、私たちが知る浅い海や陸上とはまったく違う世界を紹介するための工夫を凝らした展示はすばらしく、私は連れて行った子供たちにもその中身が分かるよう噛み砕いて解説することに徹していました。深海の定義や環境の特徴とは?とか。そこにすむ生物の特殊な生態、たとえばなぜ光るのか、ダイオウイカのように巨大化する意味は、なぜ目が大きくなったり退化したりするか、何をどうやって捕らえて食べるのか、陸上や浅海とは違う有機物の合成とは、などなど。どれも興味深く、親の私のほうが興奮していたのではないかと思います。会期は10月6日まで。じっくり見たい方はウィークデイのご観覧をお勧めします。
 もうひとつ、これにはまだ足を運んでいないのですが、小田原市入生田にある県立生命の星・地球博物館の特別展「益田一(ますだ はじめ)と日本の魚類学 -魚類図鑑に生涯を捧げたDANDY-」をご紹介します。益田さんはスキューバ潜水と水中写真の技術を駆使し、魚類研究の進展に大きく貢献した人として知られています。特筆すべきは、従来の魚類図鑑では魚を絵で表現していたのに対し、標本写真、それも魚の特徴をとらえやすいよう、鰭を立てた状態で撮られた写真を使ったことだと思います。益田さんが筆頭編者となり、1975年に出版された「南日本の沿岸魚」という図鑑を見たときの衝撃は今も忘れることができません。鮮やかな色彩のチョウチョウウオやキンチャクダイの仲間の写真は目に焼きついて離れませんでした。そして1984年出版の、日本の魚類学者の総力を上げた「日本産魚類大図鑑」の編纂においても中心的存在として活躍され、世界的に高い評価を受けています。相模湾を主なフィールドとされた益田さんの業績を振り返る特別展、「海好き、魚好き」を自任される皆さんにお勧めします。会期は11月4日までです。
※JAMSTEC:独立行政法人海洋研究開発機構
http://www.jamstec.go.jp/j/
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〇 ミャンマーのモヒンガー (企画資源部 山本 貴一)
 最近、テレビのニュースや新聞等でも話題になることが多い東南アジアのミャンマーですが、ミャンマーにはモヒンガーという、魚を使った料理がありますので、ご紹介します。
 以前、ミャンマーのヤンゴンを訪れた際、宿泊していたホテルのフロントで、周辺に美味しい料理が食べられる店はないかと尋ねたところ、とあるモヒンガー屋を紹介してくれました。モヒンガーとは、米粉で作られた麺が入っている汁そばのことで、ミャンマーでは一般的に朝食として食べられているそうです。教えられた道を5分ほど歩いてゆくと、そのモヒンガー屋を見つけることができました。お客さんが頻繁に出入りして、かなり繁盛していました。店の入り口付近にカウンターがあり、モヒンガーに入れる具(各種揚げ物、魚の練り物、卵など)が色々と並んでいて、その中から好みの具を選ぶ仕組みになっていました。(写真1)。私は豆が入った薄いせんべい状の揚げ物を選び、モヒンガーを注文しようとしましたが、地元民向けのお店のためか、英語が全く通じませんでした。でも、店員さんは、言葉の通じない私の注文に身振り手振りで答えてくれたため、なんとか注文することができました。しばらく待って出てきたモヒンガー(写真2)は、アンコウ鍋の後に残った汁のように、魚のダシが非常に効いた濃厚な味わいで、とても美味しかったです。後で調べたところ、材料にはナマズが使われるようです。米粉で作られた麺はあらかじめ茹でられているためか、コシは全くと言ってよいほどありません。このため、食べるときはレンゲですくってたべます。しばらく食べていると、米粉で作られた麺がスープをよく吸うため、スープがなくなってきます。このような時は、お店の人にお願いすると、1度だけスープを追加してくれます。テーブルの上にはコリアンダーのみじん切りやレモンなどが置いてあり、好みで入れることができます。コリアンダーを多めに入れて、レモンは途中から追加することをお勧めします。モヒンガーのスープが濃厚なため、ややクセのあるコリアンダーが良く合います。また、レモンを途中から入れるとさっぱりした味になり、最後まで美味しく食べられると思います。モヒンガーを食べるときの注意点は、ナマズの骨がスープに残っていることです。スープに骨が残るほど、多くのナマズを使っているのか、それともナマズがバラバラになるまでよく煮込まれている、ということなのかも知れません。
 後日、このモヒンガー屋のことを現地のミャンマー人に話したところ、地元では有名なお店のようで、ヤンゴン市内に支店が何か所かある、とのことでした。また、このモヒンガー屋では、持ち帰り用のモヒンガーの素(写真3)を販売していました。買ってみたところ、中には魚の身やその他の材料が調理されたものが入っており、これをお湯に溶くとモヒンガーのスープになります。このモヒンガーの素は、ミャンマー人が多い高田馬場のアジア食材店で売られているのを見かけたことがあります。また、日本のミャンマー料理屋でもモヒンガーを出しているお店もあるようなので、興味のある方は是非挑戦してください。香辛料はそれほど入っておらず、辛くありませんので、辛い食べ物が苦手な人も大丈夫だと思います。
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発行:神奈川県水産技術センター 企画資源部
住所:〒238-0237 神奈川県三浦市三崎町城ヶ島養老子
電話:046(882)2312

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