神奈川県水産総合研究所 メルマガ009

掲載日:2014年1月18日
/KN/ 神奈川県水産総合研究所メールマガジン  VOL.009 2003-9-5
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当研究所の研究員が、現場で体験したり考えたりしていること、また調査内容
についてのご紹介をいたします。

●「さかなグッズ」コレクションについて(その1)

 私はいつの頃から「さかな」好きになったんだろう?

 東京の神田で育った私にとって、始めての釣りは、小学5年生頃、父に連れ
て行ってもらった江東区東雲のハゼ釣りだったと思う。それからは、父はもち
ろん、近所の釣り好きのおじさんにもハゼ釣りやフナ釣りに連れて行ってもらっ
て、楽しかったことを覚えています。子供ながらに釣りの面白さを知ると、釣
り道具を自分なり工夫しては、友達同士で、あるいは単独で、いっぱしの釣り
びと気取りで出かけたものでした。

 当時、熱くなったのは、先の東雲、葛西橋、浦安のハゼ、印旛沼、土浦のフ
ナ、一時は上野忍の池の手長エビまで手を出しました。そのうち、釣りもさる
ことながら魚そのものに興味を抱きました。釣行するたびに大きくなっている
ハゼの成長の速さに驚嘆し、キンブナの美しさに感嘆しました。今思えば、そ
んな事が魚に魅せられたきっかけだったのかもしれません。

 魚好きが高じて、釣ったり、食べたり、観たりだけに留まらず、「さかなグ
ッズ」の収集に手を出す、「病膏肓に入る」状態になりました。「さかなグッ
ズ」の収集に際して、「さかな」の付いているもの全てを集めることは、不可
能ですから、私は日用品、つまり普段の生活で使用するものに限定して集める
ことにしたのです。例えば、皿、カップ、茶碗、箸、箸置などの食器類、Tシ
ャツ、ベルト、のれん、手ぬぐい、ネクタイ、タイピン、キイホルダー、扇子、
トランプなど雑多です。

 これから、このメルマガを利用して、私のコレクションを紹介してゆこうと
思っています。どうぞ、よろしく。

 第1回目は、ネクタイピンにしました。写真のように、現在、30個ほどあ
ります。タイピンの入手は大きく分けて2通りです。一つは、駅やネクタイ専
門店で見つけ出す市販のもの、もう一つは何かイベントの記念に特注して作っ
た非売品のものです。この非売品のものは、大抵カラフルで中には七宝焼きな
どもあって、お気に入りのものが多いです。

                      (資源環境部 亀井 正法)

亀井「さかなグッズ」コレクション その1 ネクタイピン
http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/mailmag/pic_009.html

●食文化を考えよう

 水産生物研究者は個々の魚介類をテーマに研究することが多い。

 我が水産総合研究所には、いわし、さば、あじ、きんめだい、まぐろ、ひら
め、あなご、しゃこ、あわび、さざえなどをテーマにしている研究者がいる。

 しかし、その食べ方まで教えられる人は少ない。私もかつてまだいの放流技
術開発の研究をしたことがあるが、当時は新鮮なまだいを刺身や焼き物にする
くらいしかおいしく食べる方法を知らなかった。

 日本の魚食文化は、日本周辺の漁場で捕れる季節毎の多様な魚介類を多様な
調理法で利用する知恵によって育まれてきた。そして、長い歴史の中で風土や
自然条件の異なる地方地方で独自の食文化を形成してきた。

 今日、私たちが研究している魚介類の大半が食材として輸入されており、国
産魚介類であっても既存流通に乗りにくいものは捨てられるか食材として利用
されず、これまで培われてきた食文化の知恵が失われようとしている。

 食に関する科学である農林水産物の研究にあっては個々の研究対象の科学的
知見を集積することが大事であるが、それがどう流通されて、どう食べられ
(利用され)ているか知ることも重要ではないか。

 著名な海洋学者である宇田道隆博士は「魚の研究はまず食べてみてから」と
言ったという。我々研究者も個々の研究テーマである魚介類の食に関する文化
について思いを馳せることが必要ではないか。

                      (企画経営部 高間 浩)

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[編集後記]
 先週8月29日夏休みこどもワクワク・海・体験「料理教室」を行いました。
アジ、カマス、サバなどをさばいて干物作りを行いました。指導は江ノ島丸の
司厨長(しちゅうちょう)つまり料理のプロが担当いたしました。司厨長は、
「船と違って揺れていないからやりにくい」、などと冗談を言っていました
が、干物の出来はいかがでしたでしょうか。

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