神奈川県水産総合研究所 メルマガ047

掲載日:2014年3月19日

神奈川県水総研メルマガ VOL.047 2004-06-11

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/KN/ 神奈川県水産総合研究所メールマガジン  VOL.047 2004-06-11
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□□研究員コラム
・研究費の補助金優先時代が終わる(栽培技術部 今井 利為)
・草刈り(海洋情報部 高田 啓一郎)
■神奈川県の漁協紹介 第29回 みうら漁業協同組合宮川支所
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○研究費の補助金優先時代が終わる
 従来、水産総合研究所の研究費は国の補助金が大きな割合を占めてきました。
研究者は毎年、2月ごろ水産庁に出掛け、研究計画のヒアリングを受けるのが
恒例行事となっていました。

 神奈川県も国が補助金を付けるなら、県の予算も付けましょうという時代が
長く続き、水産庁が研究メニューを示し、それに各県が参加を表明するという
型で、県は予算を獲得してきました。

 小泉内閣が掲げた三位一体の改革で全国知事会から補助金から交付金に切り
替えるよう要望書が出されました。

 国全体で一兆円、農林水産省予算で700から800億円の補助金を削減する必要
があり、平成15年度予算対比で80%の補助しか出せないとのこと。

 平成16年度に補助金がついたとしても、いずれ補助金は減額になり、小額な
予算となっていくことは必至であることを水産庁の課長補佐から通告を受けま
した。

 これからの研究費は多様な資金源を探す必要があり、特に競争的資金を獲得
し、その資金で運営していく傾向が強まっていくようです。
 同じ研究費の配分を巡って大学、国の独立行政法人とも競合の時代になりま
す。

 地方の研究機関は、漁業現場に向き合い、環境面でも直接肌に触れる強みが
あります。

 しかし、競争的資金の獲得には、今まで以上に実績、表現力を求められます。
それには、研究課題を精査するとともに、研究報告を出していくことが必須と
なるでしょう。

 いずれにせよ、厳しい時代を迎えることになりますが、漁業者の期待に答え、
県民の付託に応えるためには、研究者一人一人が説明責任を果たし、研究機関
としても存在感を示すことがますます必要となる、大変な時代となったようで
す。
                       (栽培技術部 今井利為)

○草刈り
 以前のメルマガで、当所が運営する三崎漁業無線局の送信所と受信所が三浦
市南下浦町毘沙門にあると書きましたが今回はその続編です。

 送信所には60m鉄塔1本と30m鉄塔5本、受信所には60m鉄塔1本と30m鉄塔
が3本あり、鉄塔上にアンテナを設置したり、鉄塔間にワイヤーを張り巡らし
てアンテナとしています。

 その敷地内は、地面からの反射による電波障害を防ぐため舗装などが施され
ていません。

 このため、敷地内はススキなどの雑草が生い茂っていますが、何分、大根や
キャベツが特産の地味豊かな土地柄、雑草達は潮風を吸ってすくすくと育ち、
放っておくと春から秋にかけては2ヶ月位で背丈が1m以上にもなります。

 そのままにしておくと、雑草の種が周りの畑に飛んだりして農家の方に迷惑
をかけることになりますので、年に数回草刈りをしなければなりません。

 草刈りは職員が業務の合間を抜って行いますが、一口に草刈りと言っても、
送信所と受信所の敷地はそれぞれ4,000m^2以上と広い上、刈る作業は草刈機が
あるものの刈った草の集積作業は人力に頼らざるを得ないため、1回の草刈り
を終えるまでには数日かかり、暑い時期には汗みどろの大変な作業になります。

 これまで雑草が生えるのを防ぐため、チップを敷く試験をしたり、畳を敷き
詰めてはとのアイデアも出ましたが妙案は湧いてきません。

 周りに畑があるので、もちろん除草剤は撒けませんし、敷地内で山羊でも飼っ
たらどうかとの冗談も飛び出す始末です。何か良いアイデアがあったらお知ら
せ下さい。

 漁業無線は縁の下の力持ち的な目立たない業務で、このような業務は他にも
あります。

 当所は、研究・調査の結果を学会などで発表できる目に見える業務のほか、
苦労の割には一般の方の目に触れることのないこれらの業務によって成り立っ
ています。
                     (海洋情報部 高田 啓一郎)
草刈り前と後の無線局
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f450011/p583041.html
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■神奈川県の漁協紹介 第29回 みうら漁業協同組合宮川支所
 メルマガNo45でご紹介いたしました、みうら漁協毘沙門支所のお隣、風力発
電用風車の真下に宮川港は位置します。

 宮川港には、2001年に宮川フィッシャリーナ(※)が整備され、たくさんの
プレジャーボートが係留されています。ゲストバース(一時使用)や駐車場も
あり、ボートだけでなく、磯釣りの釣り人にも利用されています。

 鈴木隆支所長にお話を伺いました。なお、鈴木支所長は、次回の漁協紹介で
ご紹介いたします、通り矢支所の支所長でもあります。

「宮川支所に所属している漁業者は、ひじき、天草やサザエ、トコブシなどを
対象とした磯根漁業と、小型漁船により、イカ、アジ、カマス等を対象とした
一本釣漁業を中心に操業を行っております。

 漁業だけでなく、漁業者への雇用拡大のため、海業(うみぎょう)にも力を
いれております。

 宮川フィッシャリーナは県が整備し、2001年にオープンしました。当支所が
管理を委託されております。

 フィッシャリーナの工事終了後、何年か経ち、海の環境はよくなってきてい
ます。施設としては、水もトイレもあり、キャンプも可能なことから、最近利
用者が増えて来ております。

 磯釣りの方には、観音山と呼ばれる磯沿いの小さな山の周辺がお勧めです。
大物もあがるということです。

 最後になりますが、利用者が増えることでの問題もあります。その一つがゴ
ミです。ゴミの持ち帰りをお願いするとともに、組合員による清掃なども行っ
ております。

 また近所の方で清掃にいつもご協力くださる方もおられまして、おかげさま
で駐車場等は非常にきれいな状態を保つことができております。

 利用者の方にも、ぜひ、ご協力をお願いしたいと思います。きれいな海あっ
てこそ、楽しい磯遊びができると思います。」
 宮川フィッシャリーナ
7-8月は無休、4-6月及び9-10月は火曜日が定休、
11-3月は火、水曜日が定休です。

みうら漁業協同組合宮川支所
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f450011/p583042.html
(※)宮川フィッシャリーナのご紹介(県東部漁港事務所)
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/05/1740/miyagawa.htm
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[編集後記]
 3月末に行いました、小田原漁港朝市でのマアジ試食について、6月19日
(土曜)に第2回目を予定しております。朝市へご参加される方、ぜひご協力を
お願いいたします。
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発行:神奈川県水産総合研究所 企画経営部 担当 小川
住所:〒238-0237 神奈川県三浦市三崎町城ヶ島養老子
電話:046(882)2311
ご意見・お問い合わせ:fish.415@pref.kanagawa.jp

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