神奈川県水産総合研究所 メルマガ065

掲載日:2014年3月18日

神奈川県水総研メルマガ VOL.065 2004-10-22

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/KN/ 神奈川県水産総合研究所メールマガジン  VOL.065 2004-10-22
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□□研究員コラム
・おいしい魚と売れる魚(企画経営部 菊池 康司)
・赤潮の話(その1)(海洋情報部 山田 佳昭)
■イベント等のお知らせ
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○おいしい魚と売れる魚
 この研究所に来て、水産加工の担当となり一年がたちました。
 一年やってみて、慣れるどころか、戸惑うことばかりです。

 一年やっていると、どうにか売れるようにならないものかと、様々な話に出
くわします。クロアナゴや、メクラウナギ、最近ではヤドカリ、オキエソの相
談がありました。

 漁師さんは、オキエソのあまりのイカツイ姿とぬるぬるの粘液の感触が気味
が悪いと、ほとんど捨ててしまい水揚げしたことがなかったということでした。

 実はその漁師さんはその魚がなんであるかも知らなかったようです。

 オキエソは、市場ではカマボコの加工原料として、大量にまとまった取引で
流通しており、少なくとも100kg単位で扱われるので、5kgや10kgでは扱えな
いという話でした。

 しかし、オキエソの身をとってフードプロセッサーにかけると家庭でも簡単
にすり身ができます。蒸せばかまぼこ、野菜くずを混ぜて揚げれば、簡単に、
そして非常においしいさつま揚げができます。

 何故、魚屋では売れないのか?私が思うには、オキエソを見たこともない人
は、漁師さんでさえ気味悪がったその姿に、買う気は起きないのでしょう。

 そういえば私が就職したころには、キンメダイの資源管理にかかわる仕事を
していたのですが、今では信じられないことに「金魚みたいな魚は、誰も買わ
ない」とスーパーでは売っていませんでした。

 しかし、今ではその市民権を確立し、どこへ行ってもおいしい魚として売ら
れています。その裏には、キンメにかかわる多くの人「とにかく一度食べてみ
て」と食べさせた努力がありました。

 世の中には、まだまだおいしい魚が売られずにどこかへ行ってしまっている
と思います。

 どんな魚でも、その姿にだまされず、一度は食べてみてください。
 誰も知らないおいしい魚に出会うことができるかもしれません。

 オキエソは今のところ少量でも扱うところを見つけてどうにか売れているよ
うです。
                  (企画経営部 菊池 康司)
オキエソの姿
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f450011/p583001.html
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○赤潮の話(その1)
 赤くなくても赤潮です。

 「近くの浜で赤潮が出てるけど。」
 「どんな色ですか?」
 「・・・?? 赤に決まってるじゃねぇか。」

 いえいえ、赤でない場合も多いのです。原因となる生物の種類や密度によっ
て色はさまざまです。

 神奈川の海では、朱色や茶褐色、緑色などがよく見られますが、かつて地方
によっては、緑潮(ミドリッチオ)、青潮(アオッチオ)、白潮(シラッチオ)
という呼ばれたこともあったようです。

呼び方がまちまちでは不便ですので、『海水中で、微小な生物(おもに植物
プランクトン)が異常に増殖して,そのために海水の色が変わる現象』を『赤
潮』ということになっています。

湖沼でも植物プランクトンによって水の色が変わる現象が見られ、『水の華』
と呼ばれたりします。これこそ赤くないのですが、最近では『淡水赤潮』と言
われるようになってきているようです。

大雨の後など、赤土が流出して海が茶色く濁ることがありますが、これは生
物が原因ではないので赤潮ではありません。

また、ミズクラゲが大量発生して海が白く見えることがありますが、クラゲ
は微小な生物ではないで、これも赤潮とは言いません。

 赤潮の発生といいますと、水質汚染と関連づけて話題にされることが多いで
すが、古くから見られたものでもあります。
                   (海洋情報部 山田 佳昭)
赤潮情報はこちらで提供しています。
http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/kankyo/akashio/
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[イベント情報]
●三崎港町まつり:10月24日(日曜)
http://www.miura-cci.com/event/sakana/index02.htm
●小田原さかなまつり:10月31日(日曜)
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/suisan/event/event2.html
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[ウ-ミイPRのお願い]
 豊かな海づくり大会かながわ実行委員会では、大会のPRのため、ウ-ミイ
及び大会テ-マの普及をお願いしています。
 また、ウ-ミイグッズを販売していただける企業を募集しております。

詳細は、第25回全国豊かな海づくり大会ホ-ムペ-ジへ
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/suisan/umidukuri/top.htm
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[編集後記]
 オキエソは、ヌルヌルしてますし、顔もいかにも深海魚!です。でも、味は
たしかにおいしい。
 釣りをされる方はその姿を見かけたことがあるのでは?
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発行:神奈川県水産総合研究所 企画経営部 担当 小川
住所:〒238-0237 神奈川県三浦市三崎町城ヶ島養老子
電話:046(882)2311
ご意見・お問い合わせ:fish.415@pref.kanagawa.jp

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