神奈川県水産総合研究所 メルマガ082

掲載日:2015年6月19日

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/KN/ 神奈川県水産総合研究所メールマガジン  VOL.082 2005-2-25
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□□研究員コラム
・磯魚の代表格「カサゴ」・何の因果か「ウッカリカサゴ」
                (栽培技術部 沼田 武)
・空から海を眺める(海洋情報部 樋田 史郎)
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○磯魚の代表格「カサゴ」・何の因果か「ウッカリカサゴ」
 相模の海には多種多様な魚介類が生息し、これら海の恵みによって多彩な漁
業が営まれているとともに、多くの人たちが四季を通じて遊漁を楽しまれてい
ます。

 カサゴは日本各地の沿岸岩礁域に広く分布し、津々浦々に幾つもの呼称があ
るように馴染みの深い磯魚の代表格ですが、冬期に卵巣内で孵化した全長4mm
ほどの仔魚を産み落とす胎生魚としても知られています。

 この魚は、起伏の激しい岩場を好んで棲みかとし行動範囲も狭いことから、
延縄や釣りなどの小規模漁法で漁獲するほかに刺網で混獲されており、根こそ
ぎ獲ってしまうような不合理漁獲の対象にはなりえませんが、近年は全国的に
漁獲量が減少しているようで、地域によっては漁獲規制や種苗放流など漁業資
源を管理する取り組みがなされています。

 本県でも、昭和50年以前には沿岸各地でカサゴ専門の延縄漁が行われ年間15
トンほどの漁獲がありましたが、今では生業とするだけの漁がないために操業
されていないようです。

 店頭でたまに並んでいるカサゴは、イセエビやサザエを狙う刺網に混獲され
たもので、出廻る量が僅かなためか煮付けや唐揚げなどの食味が良いためなの
か、ビックリするほどの破格の扱いです。

 一方、遊漁では子供から大人まで手軽に楽しめるために人気の高いターゲッ
トであり、磯釣りやボート釣りで釣られているほか、東京内湾から湾口部にか
けての遊漁船には釣り物の一つとしてカサゴを看板に掲げているところも多く、
大勢の釣り人が本牧沖や金沢沖、浦賀水道の猿島、海堡、海獺島周りなどで好
釣果を揚げているようです。

 しかし、カサゴは成長が極めて遅いために、沢山釣ればすぐにいなくなって
しまいますので、カサゴ狙いの遊漁船を出船している漁協などでは、年ごとに
県外から購入した人工種苗を放流して遊漁資源の回復を図っています。

 ところで、カサゴの親戚である「ウッカリカサゴ」なる魚をご存じでしょう
か。

 せいぜい全長30cmが最大のカサゴは、潮間帯から水深50m位までに棲息して
いますが、ウッカリカサゴは仔稚魚期にはカサゴと同じ棲み場にいて、成長す
るに従い水深200メートルにまで棲息域を広げ、大きいものでは60cm・4kgに
もなります。

 真偽のほどは定かではありませんが、素人目には区別のつかないこの両者を
プロの先生方もウッカリしていて、別種であると判ったのはごく最近になって
のことだそうです。

 他人事ながら大層気の毒なネーミングであり、まるで粗忽者の如き名前を頂
戴したウッカリカサゴが口を開いたならば、厳つい顔を真っ赤にして「世間体
が悪くてしょうがんねえ!」とでも言うことでしょう。
                      (栽培技術部 沼田 武)
カサゴ
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f450011/p782990.html
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○空から海を眺める
 今回は仕事から離れて趣味からの視点です。

 乗り物好きにとって、旅行は目的地に着くまでの経路も大変な楽しみです。
 私事で九州に飛行機で行くことが多いのですが、今回は飛行機からの海の眺
めについてお話をします。

 飛行機はいくつかの限られたコースを飛ぶため、海岸の眺めがよい方向を狙
うことができます。どの航路を通るかは乗ってみなければ分からないようで、
狙いが外れる場合がありますが、私の経験に基づくお薦めは次のとおりです。

 ・羽田→福岡・長崎: 左側の座席
 ・羽田→高知・鹿児島: 右側の座席
 ・いずれも帰りは、左側の座席

 空から眺めた海の写真と説明をホームページに掲載しましたので、ぜひご覧
ください。その概要は次のようになります。

 ○福岡・長崎方面は、横浜上空を通って、山梨、名古屋、琵琶湖、山陽地方
へと飛んでゆきます。

  左の座席から見える景色は、鎌倉・江の島→富士山(北側)→瀬戸内海(北
 岸)の大パノラマです。

 ○高知・鹿児島方面は、相模湾に出て、潮岬を経由する太平洋を飛びます。
  右の座席から見える景色は、城ケ島→富士山(南側)→遠州灘から熊野灘の
 沿岸→室戸岬から足摺岬の土佐湾のパノラマ→日向灘です。

 ○長崎・福岡からの帰りは、左の座席から、国東半島→瀬戸内海(南岸)の大
 パノラマ→鳴門海峡・関西空港→富士山(南側)→相模湾→房総半島が眺められ
 ます。

 ○鹿児島・高知からは、ほとんど往路の眺めを逆にたどりますが、相模湾か
 らは、上記の長崎・福岡からの航路と一緒になります。

 ホームページに掲載した写真はほとんど全てデジカメで撮影しています。

 デジカメは枚数を気にせず撮れるのでとても便利ですが、離着陸時には使用
が禁止されています。

 東京湾の写真を撮るには、離着陸時なのでフィルムを使ったカメラが必要で
す(電池を使うものであっても許可されている)。

 フィルムでの撮影は、コストの点で躊躇してシャッターチャンスを逃してし
まうこと、撮影結果をその場で確認できないことなどから、なかなか良い映像
資料を集めることができません。

 青潮の様子を捉えたいのですが実現していません。
                       (海洋情報部 樋田史郎)
空からの海
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f450011/p782993.html
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[イベント情報]
全国豊かな海づくり大会三浦地域大会シンポジウム
「海のめぐみ・魚食文化の創造」が開催されます。
日時:平成17年2月26日(土曜)13:00-15:00
場所:三浦市「うらり」市民ホール(入場無料)

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[イベント情報2]
夢ワカメ・ワークショップ ―ワカメ回収のお知らせ―
日時:平成17年2月26日(土曜) 10:00から14:00まで
場所:横浜市西区みなとみらい21地区臨港パーク内・潮入の池前

(注意:対象者について)昨年の11月、プレ大会にて自分で種付を行った
ワカメを収穫し、みそ汁の試食や、水質浄化の勉強会を行うものです。
ワカメの種糸を取り付けた方だけのイベントとなりますが、その他の方でも
見学が可能です。

http://www.yasumoto.com/wakame/
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[イベント情報3]
アマモ場移植会のお知らせ -一人一株ずつアマモ移植に参加しませんか-
日時:平成17年3月5日(土曜)08:30受付開始
集合場所:横浜市金沢区金沢漁港
申し込み期限:平成17年2月28日
申し込み・問い合わせ先:NPO法人海辺つくり研究会

http://www.amamo.org/
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[コメント募集]
第5次神奈川県栽培漁業基本計画(案)について
御意見、御提案を募集しています!
〇募集期間:平成17年2月17日(木曜)から平成17年3月18日(金曜)まで
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/suisan/saibai/iken-bosyuu.htm
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[最近のホームページ更新情報(2日18日)]
漁況情報・浜の話題No05-03(平成17年2月17日号)
市場を歩く!その三十六 -番外版「ヒラメはえなわ漁へ行く」

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[編集後記]
 いよいよ、明日は公開講座「かながわ 海・さかな塾」です。
 初めての試みということもあり、至らない部分もあると思いますが、
講演者等はりきって準備しておりますので、ご期待ください。
 また、予定していた定員数を大幅に上回ったため、今回ご参加いただけ
なかった方々には、大変申し訳ありませんでした。改めてお詫び申し上げ
ます。

http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/event/sakanajuku/
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発行:神奈川県水産総合研究所 企画経営部 担当 小川
住所:〒238-0237 神奈川県三浦市三崎町城ヶ島養老子
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ご意見・お問い合わせ:fish.415@pref.kanagawa.jp

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