神奈川県水産技術センター メルマガ087

掲載日:2014年3月13日

神奈川県水産技術センターメルマガ VOL.087 2005-4-1

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/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.087 2005-4-1
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■■お知らせ
 平成17年4月1日より、神奈川県水産総合研究所は、神奈川県水産技術
センターとなりました。
 住所、電話番号、e-mail、URLなどは変更ありません。
 引き続きよろしくお願いいたします。
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□□研究員コラム
・うまいさかな(資源環境部 岡部 久)
・ほんとうに怖かった話-小笠原群島南方海域編(その1)
           -船乗りの回想(管理部船舶課 星野 哲)
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○うまいさかな
 「さぞかし、おいしい魚を食べているんでしょう?」とよく聞かれます。

 「ええ、もちろん。」と答えますが、中身は質問者が期待しているような
「インドマグロの中トロ」とか、「松輪サバ」「大トロキンメダイ」などでは
ありません。

 これらはもちろん旨いですが、日常のご飯のおかずとして食べるものではあ
りません。私は旬の時期に、おいしい魚を釣って食べています。

 春はメバル。
 最近、ソフトルアーでねらう「メバリング」と称する釣りが流行っています
が、私は5cm程のハードルアーを使います。

 釣り場は海藻の生えた浅い岩礁や漁港などで、夕刻から1、2時間が勝負です。

 なかなか釣れませんが、かかるものは大きく、18cm以下は放流します。2,3
尾で十分おかずになります。
 薄めのだしにねぎと生姜で浅く炊いていただきます。

 夏はウルメイワシやマアジ。
 回遊してくると、サバ皮で自作したサビキとアミコマセをを持って釣りに行
きます。

 ウルメは刺身、アジは小さいのは揚げて南蛮漬け、大きいのはタタキにしま
す。醤油には自家栽培の島唐辛子をつぶして入れると青物がおいしいです。

 秋はカワハギ。
 私は陸から投げ釣りでねらいます。餌は青イソメ。

 15cm以下を放流して、5枚獲ったら帰ります。肝合えや甘辛い煮つけ、鍋だ
ねにしていただきます。

 冬はウミタナゴ。
 外道扱いする人が多いですが、私はフナを釣るような簡単な立ち浮き仕掛け
で専門にねらいます。

 これも15cm以下は放流、20尾釣ったら帰ります。

 小さいものは煮付けか香草焼き、20cmを超える大きいものは迷わず刺身にし
ます。雌のおなかに子供が沢山入る3月には、春の釣りに切り替えています。

 下は2歳、上は8歳になる娘たちと、これらをご飯のおかずとしておいしく
いただいています。

 子供らは魚が大好きですし、私の奥さんもいつのまにか魚が食べられるよう
になりました。

 やはり魚には旬があり、その時期には入手も簡単ですし、何よりおいしい。

 自然の恵みをいただくわけですから、釣れているからといってむやみに獲り
すぎないよう気をつけています。といっても、ボウズの日も結構ありますが…。

                      (資源環境部 岡部 久)
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○ほんとうに怖かった話-小笠原群島南方海域編(その1)-船乗りの回想

 漁業指導船「相模丸」(6代目 240.78トン)は、平成6年まで日本海の
スルメイカ、東シナ海のケンサキイカ・クロサバフグ、小笠原群島南方海域の
底魚(キンメダイ)調査を実施していました。

 相模丸は乗組員16名で全長約50メートル、船速10ノット(時速約18.5km
:自転車並のスピード)で漁獲試験操業を伴う先達調査を行い、一航海30日-
50日で計画され、4月-12月はイカ類調査、1月-3月は底魚(キンメダイ)調
査という運行形態でした。

 これからお話することは、底魚(キンメダイ)調査を11月、12月で行ったと
きのことです。

 底魚(キンメダイ)調査は、水深300-600メートルの海底に底はえ縄を仕掛
け、漁獲試験を行います。

 調査地点は、小笠原群島から更に丸一日航走したところの北緯22度,東経
142度付近(300-600メートルの海山が多数存在)、海図ではマリアナ諸島の
北西側になります。

 三崎漁港を出港しまるまる4日間、南の水平線には南十字星が輝き、そこは
常夏です。

 悠々とうねる太平洋に身をゆだね順調な航海でしたが、気象ファックスによ
り比較的近い地点で突然台風が発生しました、ほとんど同時に2つも。

 船長は思案しました。発生したての台風のタマゴは速度がゆっくりで、時期
からして発達するとしても限度があり、今後の進路は小笠原群島の東方海上に
向かうと予想をし、台風の影響が及ばない範囲で調査を継続していました。

 べたなぎでしたが妖しげな朝焼けが印象的な早朝、投縄を終え揚げ縄までの
時間待ちをしている間に昨日までの青い空、白い雲に鏡のような海だったのが、
鉛色の雲に覆われ相模丸めがけ白い牙を剥き出して襲いかかる海に豹変しまし
た。

 台風は予想に反し915ヘクトパスカルにまで発達し、ゆっくりと近づきつつ
あったのです(位置的には大分余裕でしたが)。

 波高5メートル、波が船体を越える程の大シケの中やっとの思いで揚げ縄を
終え西に針路をとり台風の影響からの脱出を試みました。

 フルスピードで航走し、安全圏までたどりついたところで気象ファックスを
見ると、台風は北に進路を変えつつある(予想どおり小笠原群島東方海上へ向
かうコース)ということで、しばらく様子をみたあと、この台風の安全圏付近
にポツンと存在する海山で試験操業することにしました。

 忘れてはいけません、台風は2つあったのです。

 紙面の都合上、つづきは次回のお楽しみということにします。
                    (管理部船舶課 星野 哲)

漁業指導船「相模丸」
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f450011/p582956.html
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[最近のホームページ更新情報(3月25日)]
漁況情報・浜の話題No05-05(平成17年3月25日号)を掲載しました。

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[編集後記]
 水産総合研究所から、水産技術センターへの再編が行われました。
各行政センター等に所属していた、水産業改良普及員が企画経営部に
所属することとなりました。
 普及員の方々には、「漁況情報・浜の話題」情報の提供をいただいて
おりますが、同一の部所となることから、さらに現場の情報を発信する
ことが可能になると思います。ご期待ください。

「漁況情報・浜の話題」
http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/fukyu/
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発行:神奈川県水産総合研究所 企画経営部
住所:〒238-0237 神奈川県三浦市三崎町城ヶ島養老子
電話:046(882)2311
ご意見・お問い合わせ:fish.415@pref.kanagawa.jp

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