神奈川県水産技術センター メルマガ095

掲載日:2014年3月13日

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/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.095 2005-6-10
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□□研究員コラム
・海の観測網
                 (資源環境部 樋田 史郎)
・水産課って何?
              (栽培技術部 照井 方舟)
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○海の観測網
                 (資源環境部 樋田 史郎)

 「一都三県漁海況速報」等の海況図は、多くの皆様にご利用いただいています。いつもありがとうございます。


  天気図の気象は全国を網羅した自動観測網のたくさんのデータを使いますが、海況図で使う海のデータはごくわずかしか手に入りません(メルマガの過去記事 58号)。そんな、海のデータの「ごくわずか」の観測網について紹介します。


 海の中(深さごとに水温がどのようになっているか)を知るには、大変な時間がかかり、1ヶ月に一度しか観測できません。これは、毎日の天気図のような海況図には使えません(数ヶ月先の予報に活用しています)。毎日の図に必要な毎日のデータは、地先の水温観測、ブイの観測、走っている船の観測から入手しています。


 地先の水温観測は、毎日(毎時観測しているものも多い)安定してデータがとれます。しかし、広い海の様子は、岸辺での水温観測そのままでは知ることができません。ブイでの観測は、岸から離れた海の情報を、毎日たくさん得られます。広い海を、気象観測のように網羅するには、ブイが欲しいところです。しかし、ブイは高価です(何億円もします)。宮崎、高知、静岡では、何基も設置していますが、神奈川では1基しかありません。いずれにしても、現実的に広い海を網羅できません。


 広い海で水温観測を網羅するには、船での観測が必要です。各県の調査船のほか、定期船に水温観測システムを付けさせてもらったり、漁船から水温の情報をもらったりしています。それでも、定期船は航路が決められていて、漁船も漁場は限られているので、やはり広い海を網羅することはできません。


 広い海を網羅できないながらも、いろいろなデータがあります。これらは、1県だけでは入手可能な範囲が限られてしまいます。そこで、近隣の都県と共同のネットワークでこれらのデータを共有しています。そのようにして、例の「一都三県漁海況速報」は、昼に過去1日分のデータを持ち寄って作成しています。


※関連記事 メルマガ 58号
http://www.pref.kanagawa.jp/f450011/p583014.html
※一都三県漁海況速報
http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/Kaikyozu/1to3ken.asp
※三崎の地先とブイの観測データ
http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/Kaikyo/
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○水産課って何?
                     (栽培技術部 照井 方舟)

 はじめまして。この4月に、県庁の水産課から水産技術センターへと転勤してまいりました(出戻りです)。水産課にいた頃は、このメルマガの一読者でしたが、ついに執筆することになってしまいました。


 ところで皆さん、水産課って何をしている所かイメージ湧きますか?水産技術センター(個人的には昔の「水産試験場」の方が判りやすいと思いますが…)なら、大抵の人はなんとなく「魚や海の研究をしている所だろう」位のイメージが湧くと思います。でも、「水産課って何?」、友人や知人に聞かれても即座には返答に困ります。簡単に言えば、「県内の水産に関する行政」です。こんな説明では、ますます判りませんよね。


 例えば、水産業基本対策に関する計画策定・進行管理、漁業権免許や漁業許可、漁業の調整・取締り、漁協の指導や金融対策、漁港・漁場の整備・維持管理、水産資源の管理などなど、遊漁、流通加工、消費に至るまで幅広く、さらに今年11月に横浜で開催される「全国豊かな海づくり大会」も水産課の大切な業務です。


 水産技術センターの研究員は、「水産職」といって、「水産関係の専門知識と技術を持った専門職」として県に採用されています(もっとも私は怪しいですが…)。水産職の半分は水産課等で行政の仕事、半分は当センター等で研究の仕事をしています。


 行政の仕事はスーツ姿で机に向かっての事務仕事が中心になります。一方、水産技術センターは作業服に長靴、もちろん机に向かう作業もありますが、現場が一番です。


 私は県庁で行政に携わったお陰で、議会だ予算だ会計検査だと、研究員生活だけでは体験できないことをたくさん経験させていただきました。また、「県の業務は全て県民のため」ということも再認識させてくれました。


 どこに転勤しようとも、この基本だけは忘れないよう心がけていきたいと思います。


水産課ホームページ
http://www.pref.kanagawa.jp/div/0511/
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[最近のホームページ更新情報(6月10日)]

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水産技術センター メールマガジン読者の皆様へのお願い


 いつも、水産技術センター メールマガジンをご愛読いただきありがとうございます。


 さて、県の農業振興課という部署が「農産物認証について」のアンケートを実施しています。

 このアンケートは、県で行っている、農産物の新しい認証制度の検討に使うことを目的として、行うものです。

 水産技術センターメールマガジンの読者の皆様、ご協力をお願いいたします。

 アンケートはこちらからお願いします

「農産物認証について」のアンケートのページ

http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/nogyosinko/ank/f050801.htm

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[編集後記]

 早くも台風4号が日本の南岸をかすめています。昨年は台風の当たり年でしたが、今年も注意が必要でしょうか。

 今年は被害が少ないことを願っています。

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