神奈川県水産技術センター メルマガ099

掲載日:2014年3月12日

神奈川県水産技術センターメルマガ VOL.099 2005-7-8

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/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.099 2005-7-8
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□□研究員コラム
・アユ解禁! アユの資源調査
                  (内水面試験場 相澤 康)
・乗船調査はばかり事情
                 (相模湾試験場 北沢 菜穂子)
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○アユ解禁! アユの資源調査
                  (内水面試験場 相澤 康)

 清流に住むアユは、美しい姿と食味の良さから、日本を代表する川魚の一つです。

 アユは石に付いた微細な藻類(水アカ)を餌とし、餌場である石の周りに縄張をつくり、侵入する他のアユを追い払おうとします。この性質を利用したのが、アユ独特で代表的な釣法である友釣りです。おとりアユを縄張の近くで泳がせ、攻撃してきた縄張アユを引っ掛けて釣り上げるのです。一方、小さくて弱いアユは縄張を作れず群アユとなって淵等で群れて生活しています。縄張アユが釣り上げられて場所が空いた時には、次に自分が縄張アユになることを虎視眈々と狙っているのです。そして、縄張アユになると栄養価の高い藻類を食べることで、大きく成長します。

 ここで、「縄張の面積はどれだけ必要なのか?」「餌となる藻類はどれだけあるのか?」、また「どれだけの量のアユがいるのが適当なのか?」といった疑問が生じます。

 そこで、内水面試験場ではアユの資源調査を実施し、アユの生息量、縄張アユと群アユの成長具合、餌となる藻類の生産量等を調べています。ここから、先ほどの疑問を解消し、「友釣りを楽しんでもらうために、どのようなアユを、いつ頃、どれだけ放流すればよいのか」を明らかにしたいと考えています。

 特に、小田原市を流れる早川においては、川に潜って目視による計数調査や釣獲調査等を実施しています。釣獲調査では、早川河川漁業協同組合と神奈川県釣りインストラクター連絡機構の皆様の協力をいただいています。さすがに釣り名人の皆様、友釣りで2-3時間の内にコンスタントに10尾程度の釣果が得られています。今後、ここで得られたサンプルを詳細に分析することで、成長や放流された時期を明らかにしたいと考えています。


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○乗船調査はばかり事情
                    (相模湾試験場 北沢 菜穂子)

 本県には「江の島丸」「うしお」の2つの調査船がありますが、諸事情により漁業者の船をお借りして調査を行うこともしばしばです。そこで、女性調査員にとって問題になってくるのが、「トイレのない借り上げ船が多い!!!」ということでございます。

 調査で乗船したらトイレがない、さあどうする!国及び他県の女性水産研究員2人に聞いてみたところ、「前の晩から水断ち」「調査の途中でも岸に戻ってもらう」と、非常に対照的な答えが返ってきました。

 私には喉の渇きに耐える忍耐力も岸に戻るよう頼む勇気もありません。そこで折りたたみ式の携帯バケツを簡易トイレとして持ち込み、人目に付かない所で対処するという方法をとっています。これなら、尿意で調査に集中力を欠くこともなく、趣味の手漕ぎボート釣りや面白い調査に行くのをあきらめる必要も無し!

 しかし、この方式が通用しない調査船が1つだけありました。それは、しんかい2000。

 1畳半くらいの空間に3人の人間が乗り込みます。2人床に寝そべって観察と作業、一人はその頭上に着席。潜水艦の中は水深1300mの外水温と同じ。つまり2℃。そこに8時間。尿意的に非常に厳しい条件です。トイレは入れた液体がすぐに固まる特殊な袋を使用するのですが、男性の場合ピンポイントで袋に入れられるけど、女の場合は困難そう。

 仕方がないので大人用紙おむつを購入。しかし、おむつって嵩張るんですね。家中のズボンが履けない。さらに仕方がないので昔のラッパーのような、腰までずり落ちたジーンズを購入。何とか履けましたが非常に歩きづらく、ズボンの上におむつがカルバン・クラインのパンツのロゴの如く(古いな・・・)はみ出しています。

 結局、おむつは諦め、水断ちで対処しました。あれから6年経った今となっては、尿意と、マリンスノーがきれいだったことと、海底にスーパーのレジ袋が腐らず無数に転がってたことだけが印象に残っています。そして、『しんかい2000のトイレ袋、同じことなら体験しておけばよかった・・・』と、未だに後悔しているのです。


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[最近のホームページ更新情報(7月8日)]

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[編集後記]

早々に梅雨明けかと思いましたが、ここにきて鬱陶しい空模様が続いています。

水不足の地方では恵みの雨でしょうが、大雨被害は御免蒙りたいものです。

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