神奈川県水産技術センター メルマガ108

掲載日:2014年3月11日

神奈川県水産技術センターメルマガ VOL.108 2005-9-9

-- Fish-mag >゜)))< ------------------------
/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.108 2005-9-9
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
□□研究員コラム
○三崎漁業無線局について(その2)
                   (管理部管理課無線担当 木村 潤一)
○海の秩序について(第1回)
                     (管理部管理課無線担当 田村 亮一)
----------------------------------------------------------------
○三崎漁業無線局について(その2)
                       (管理部管理課無線担当 木村 潤一)

 当局の生い立ちについては、メルマガ(2004-05-21 VOL.044 「三崎漁業無線局の生い立ち」)に掲載されましたので、今回は、無線設備についてご紹介したいと思います。


 はじめに、送信設備ですが、19台の送信機と23基の送信用アンテナが送信所(三浦市南下浦町毘沙門大乗)にあります。
 通常は、沿岸小型漁船(19トン未満)とは、出力1-25ワット、27-40メガヘルツ帯(超短波)の無線電話で、沖合中型漁船(20-150トン未満)とは、出力50-500ワット、1-8メガヘルツ帯(中短波・短波)の無線電話で、遠洋鮪漁船及び水産高校の漁業実習船とは、出力1-2キロワット、8-22メガヘルツ帯(短波)の無線電信(モールス)で通信しています。大別すると、無線電話用送信機が10台、無線電信用送信機が9台です。
 つぎに、この送信機と接続されている送信用アンテナですが、無線電話用として、垂直ダイポール型が8基、水平ダイポール型が4基、T型が4基、回転LP型が1基(計17基)、無線電信用として、双扇型が5基、回転LP型が1基(計6基)の合計23基が敷地面積約4,800平方メートル(約1,455坪)に展張されています。また、これらのアンテナを支える鉄塔ですが、60m型が1基、30m型が5基、17m型が2基あります。(次回は、受信設備について紹介します。)


 三崎漁業無線局については、こちら(漁業無線施設の紹介)もどうぞ。


-----------------------------------------------------------------
○海の秩序について(第1回)
                         (管理部管理課無線担当 田村 亮一)

 初めてメールマガジンに投稿させていただきます。21世紀の海洋秩序は如何にあるべきか、海洋に依存するところの多い日本人の一人として、常々考えていることの一端を2回にわたり紹介します。


 私達が住む地球は72%が海で覆われており、海が普通で、陸が例外的なものであるにもかかわらず、我々は陸から海を眺め、陸を中心とした世界観を常識として来た面があります。


 海に対する国家の領海権、排他的経済水域の設定、管轄権など海洋の利用と支配は、各時代の先進国が国際関係を調整して自国に有利になるようにして来ましたが、近代の科学技術の進歩と第二次世界大戦後の植民地独立により、海洋をめぐる国際紛争は、それまでのような海洋秩序では防げなくなりました。


 それまでの伝統的海洋法は、18世紀から19世紀に成立した「海洋の自由使用」と「狭い領海(3海里 1海里は1852m)」を基本とするもので、公海における航行の自由、漁業の自由等が認められ、船舶への管轄権は船舶が掲げる国旗の国にありました(旗国主義)。沿岸国の船舶に対する管轄権行使はわずかしか認められず、自由放任と自由競争がすべての人に最良の結果をもたらすという、資本主義の発展段階における国際制度でしたが、この制度の下で海洋は通商航海の場として、また漁業の場として一定の貢献を果たしてきました。


 この背景には、古代ローマ時代の「海」は万民の共有物で「国家の所有物にも属さない」「私的所有権にも属さない」というすべての人に開放された空気の使用と同じような考え方がありました。


 海の領海が法的に主張されたのは、中世のイタリア諸国ジェノア、ヴェネツィアなどの海上交易港とされています。そして1609年オランダのグロティウスによる「自由海論」とバインケルスフークの「着弾距離説」による公海の自由と領海3海里がつい最近まで続いてきたのです。


 着弾距離説は、海を「広い公海」と「狭い領海」に分け、公海における先進国の通商航海の安全確保と、中立国が自国沿岸の安全を確保するため、中立国沿岸における戦争当事国同士の軍艦の交戦防止を目的とするものでした。


 この続きは、平成18年2月10日の予定です。

 
-----------------------------------------------------------------
[最近のホームページ更新情報(9月9日)]
9月5日
  漁況情報・浜の話題No05-15(平成17年9月5日号)を掲載しました。
  市場を歩く!その八十四を掲載しました。佐島漁港です。

-----------------------------------------------------------------
[編集後記]

 日中は、まだまだ暑い日が続きますが、朝晩は大分涼しくなり、秋を感じられるようになりました。

 秋は、スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋等と言われるように、何をするにも良い気候です。皆様はどんな秋を楽しみますか?

 また、この時期は夏の疲れがでる頃です。寝冷えなどしないように気を付けましょうね。

-----------------------------------------------------------------
■水産技術センターメールマガジン(毎週金曜日発行)
■配信の変更、解除は、こちらから↓
http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/mailmag/

発行:神奈川県水産技術センター 企画経営部
住所:〒238-0237 神奈川県三浦市三崎町城ヶ島養老子
電話:046(882)2311
ご意見・お問い合わせ:fish.415@pref.kanagawa.jp

-----------------------------------------------------------------

メルマガTOPへ

神奈川県

このページの所管所属は 水産技術センター です。