神奈川県水産技術センター メルマガ131

掲載日:2014年2月27日

神奈川県水産技術センターメルマガ VOL.131 2006-2-17

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/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.131 2006-2-17
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□□研究員コラム
・長老“発電機”の話
             (管理部管理課無線担当 加藤 俊明)
・ノリメジナ
             (資源環境部 岡部 久)
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○長老“発電機”の話
             (管理部管理課無線担当 加藤 俊明)

 無線局(通信所・送信所・受信所)には施設ごとに発電機が設備されています。

 これら発電機のなかでも受信所のものは古く、銘板に「昭和37年製造」の刻印がありました。

 無線局が前庁舎(三浦市下宮田)から現在地へ移転したのが昭和46年といいますから、この発電機は前庁舎時代から現在に至るまで、通信を支えてきた現役“最長老”設備ということになります。

 受信所の発電機は小容量のため、無線職員が毎月の点検を行っていましたが、点検項目の中には10分間の試運転がありました。

 テストボタンを押して待つこと数十秒。突然「ガチャン」と大型スイッチが切り替わり、セルモーターが回転してエンジンが始動するのですが、私はこの「ガチャン」が苦手でした。ボタンを押してから数十秒間、静寂の中で今か今かと「ガチャン」を待つのは本当にドキドキし、毎回のように飛び上がっていました。

 数年前、長老はオイル漏れを起こして修理を受けましたが、これを機に発電機の交換が検討され、昨年初め、長老はトラックの荷台に揺られて受信所を去りました。

 よく機械にはアタリ・ハズレがあると言われますが、約40年間を大過なく働き続けた“長老”はアタリだったと思います。

 現在、受信所には長老に代わって最新パッケージ型ディーゼル発電機が据え付けられています。

 停電検知から電源供給までの時間が大幅に短縮され、その性能と信頼性は飛躍的に向上しました(低騒音で「ガチャン」もありません)。

 後継機にも先輩を見習って末永く働いてくれることを祈っています。

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○ノリメジナ
             (資源環境部 岡部 久)

 過去の投稿で、私が食べるための魚釣りを楽しんでいることをご紹介しましたが、また一つ、季節感を感じることのできる釣りに出合いましたので報告します。それはアオノリで釣るメジナです。

 冬の磯には様々な海藻類が繁茂します。その仲間に、かなり高い位置の潮溜まり(タイドプール)でも見られるヒラアオノリ、ボウアオノリがあります。これらは食用にもなる薫り高い緑の海藻ですが、三浦半島では漁獲の対象にはなっていません。これを餌にしてメジナを釣るということは、知識としてはありましたが、実際に試したことはありませんでした。その理由は、私の冬の釣りはウミタナゴねらいと決まっていたからで、ここ数年はハズレなくウミタナゴを釣って食べていました。しかし、今シーズンの最初の釣行で釣れたタナゴがほとんど全て10cm以下と小さく、「食べる」という目的が達せられない状況になりました。そこで試してみたくなったのがノリで釣るメジナというわけです。

 この釣りに関しては、2人の師匠がいます。一人は城ヶ島生まれ、島のレストハウスの加藤さん、もう一人は東京海洋大学の丸山先生です。加藤さんは以前からノリメジナの話しを聞かせてくれた方で、今回の釣行では、釣り場と潮の流れ、仕掛けの流し方まで丁寧に教えて下さり、実際に大満足の釣果につながりました。丸山先生は、学生に実施に釣りをさせることで、その釣りの成り立ちを教え、漁労という行為の基本を体感させておられ、私のフィールドである城ヶ島でノリメジナを釣らせる実習を行った際、同行、見学させていただいたことがありました。

 さて、実釣開始です。ウミタナゴの支度をして、丸山先生に教えていただいた仕掛けを一応用意して釣り場に向かいました。先行者のまくコマセに集まるタナゴが相変わらず小さいのを確認し、メジナ釣りを初めて試してみます。すると、意外にもアオノリ餌に頻繁にアタリがあり、合わせてもかからないという状態が暗くなるまで約1時間続きました。餌はとられるので、小さなメジナがついばんでいるのだろうと思いました。この日は感触をつかんだだけで満足でしたので、「ボウズ」で帰途につきました。

 そして数日後、大雨と雷で大荒れの夜が明けた休日の午後、波しぶきのかかる城ヶ島裏磯に立ちました。ここは加藤さんに教えてもらった場所で、いわれたとおり仕掛けを流すと、50mくらい先のサラシの中で浮きが「スポン」と沈みます。一呼吸置いて大きく合わせると確かな手ごたえ。根に潜られないように強引に寄せると、30cmを超えるメジナです。後で計ると640gでした。食べるにはもう一枚ほしいと思ってさらに仕掛けを流し、やはり20mくらい先にできたサラシの中から900gを一枚追加して納竿しました。周りでオキアミ餌で釣っている人たちを尻目に、磯で獲ったアオノリ餌、コマセは釣り場付近の砂と刻んだアオノリに市販の配合コマセ1/3袋でこの釣果。今後、私がこの季節感満点の釣りにはまる事は間違いありません。当然のことながら、釣ったメジナは翌日刺身、から揚げ、あら汁でおいしくいただきました。

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[最近のホームページ更新情報(2月17日)]

 三崎瀬戸のクロロフィルと濁度の公開をはじめました。

 リアルタイム海況データは測器修理中につき暫くお待ちください。

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 [お知らせ]

横須賀市東部漁協走水大津支所が走水大津みなと祭を2月26日(日曜日、10:00-14:00)に開催します。

開催場所は、横須賀市東部漁協走水大津支所です。車での来場も可能です。

公共機関の場合は、京急馬堀海岸駅より京急バス観音崎行きで走水神社バス停下車(約15分)です。

祭りでは遊漁案内や海苔の佃煮、エイの干物・すり身、イシモチのすり身などの試食会、生海苔、乾海苔、生ワカメ、生コンブなどの販売のほか、海苔すき体験も行います。

エイの干物はかなり美味しいです。海苔すき体験はなかなかできませんよ。読者の皆さん、お友達などお誘いあわせの上、是非、ご来場ください。

お問い合わせ先

横須賀市東部漁業協同組合走水大津支所

〒239-0811 横須賀市走水2-698-4

電話番号046-841-0680

ホームページ
http://www.hashirimizu-ohtu.com/
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[編集後記]

  神奈川県の農林水産系研究機関では、水産技術センター本所、水産技術センター相模湾試験場、水産技術センター内水面試験場、農業技術センター、畜産技術センター、自然環境保全センターの計6所でホームページを開設していますが、1月に開催された情報システム関係の会議で各所ホームページへのアクセス数の報告があり、当所へのアクセス数が1番多かったので編集後記に代えて紹介させていただきます。

 平成17年の各所トップページへのアクセス数は、水産技術センター本所が18万8千で3年連続第1位、内水面試験場が9万1千で3年連続2位でした。

  また、6所のコンテンツは合計1万5千ページを超えますが、その中で水産技術センター本所と内水面試験場のページが次のとおりアクセス数上位1位から5位までを占めていました。

1位 一都三県漁海況速報(水産技術センター本所) 42万1千件 http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/Kaikyozu/1to3ken.asp

2位 東京湾口海況図(水産技術センター本所) 19万4千件 http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/Kaikyozu/TokyoWanko.asp

3位 淡水魚図鑑(内水面試験場) 19万4千件 http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/naisui/n_fish.asp

4位 水産技術センター本所トップページ 18万8千件 http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/top.asp

5位 内水面試験場トップページ 9万1千件 http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/naisui/n_index.asp

  1位の一都三県漁海況速報と4位の水産技術センター本所トップページのアクセス数を比べると、漁海況速報は約42万件で本所トップページ約19万件に対し倍以上多く、ブラウザのブックマークを使って直接アクセスしている人が多い、つまりリピーターが多いということが窺え、漁業者をはじめ海洋レジャー関係者の重要な情報源として利用されているのではないかと考えています。

  当所のホームページには漁海況に関する情報だけでなく、水産業や海の生物などについての情報も沢山掲載していますので是非ご利用ください。

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