神奈川県水産技術センター メルマガ134

掲載日:2014年2月27日

神奈川県水産技術センターメルマガ VOL.134 2006-3-10

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/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.134 2006-3-10
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□□研究員コラム
〇標準和名・地方名・市場名etc.(その2)
             (資源環境部 田島 良博)
〇昨年横浜で開催された全国豊かな海づくり大会(展示ホール)での
  「もっと知ろう!! かながわの魚」(体感イベント)の様子について
             (企画経営部 長谷川 保)
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○標準和名・地方名・市場名etc.(その2)
             (資源管理部 田島 良博)
 前回(VOL.112)http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f450011/p582915.html は、魚を中心に地方名称や市場名のごく一部を紹介しましたが、今回は更に担当者を混乱させるイカ類についてお話します。
 市場の伝票データに登場するイカの種類は、魚に比べればずっと少ないのですが、イカ素人の担当者としては、実に混乱しやすい名前が出てきます。
 まず「あかいか」ですが、これは標準和名で「ケンサキイカ」を指します。しかし、標準和名で「アカイカ」という種類は別にいて、これは三崎周辺では「むらさき」とか「むらさきいか」あるいは「ばかいか」などと呼ばれます。さらに、沿岸で獲れる「ケンサキイカ」の小さなものを「めといか」と呼びます。
 既にお気づきの方もいると思いますが、ここでは、標準和名を片仮名で、地方名、市場名を平仮名で書くことにします。
 さて続きですが、「まいか」といえば、主に「スルメイカ」を指しますが、「コウイカ」を「まいか」と呼ぶ地区もあるようです。イカ天やイカフライに用いられる「もんごういか(紋甲烏賊)」は、一般的には輸入される大型のコウイカ類の総称として用いられているようですが、水揚伝票の中にもこの「もんごういか」が登場します。恐らく「カミナリイカ」というやや大型のコウイカの仲間を指すものと思われます。
 また、県東部では標準和名で呼ばれている「アオリイカ」も、西湘あたりでは「ばしょういか」と呼ばれます。伊豆方面でもこの「ばしょういか」の方が通り名ではないかと思います。
 遊漁での呼び名と漁業関係での呼び名が異なるものもあります。最近釣りでも人気のある「まるいか」は、先の「めといか」と同じ「ケンサキイカ」ですし、「すみいか」は「コウイカ」のことを指します。
 イカの名前も追求するときりがないくらい多様ですが、やはり水産物として古くから日本人に親しまれてきた証なのでしょうね。
 ここに紹介した以外にも、市場の魚種コード表にはいろいろな名称が登場します。まだ未解明のものも多くあり、担当者の頭の痛い日々は続きます。
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○昨年横浜で開催された全国豊かな海づくり大会(展示ホール)での
   「もっと知ろう!! かながわの魚」(体感イベント)の様子について
             (企画経営部 長谷川 保)
 昨年の10月7日 no112 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f450011/p582915.html のメールマガジンで表題の体感イベント(魚展示と魚の見分け方等の解説)を行うことをお知らせしましたが、その大会も昨年11月19,20日に開催され、もう3ヶ月が経過しました。
 しかし、当日、多くの方々が来場された時の様子など、まだ鮮明に覚えており、その折の様子を少しご紹介したいと思います。
 私達のイベントのブースでは、魚の展示と魚の見分け方教室を行うため、机の上に発砲スチール箱を置き、箱の中には、アナゴ、ウナギなど似た魚を数尾入れて、それぞれの魚の鰭が体のどこに付いているかなどで魚の見分け方などを解説しました。
 さて、前置きが長くなってしまいましたが、特に印象に残ったのは、子供たちの魚への反応です。
 大人の方は、「なるほど-」、「フムフム」と行儀よくこちらの話を聞いていただけましたが、小学生、特に低学年や幼稚園クラスになりますと、こちらの解説よりもまず、生の魚としばらく「にらめっこ」、また「じろじろと見る」。そして、やおらこちらの方に小さな顔を上げて、「さわっていい?」という反応です。
 「いいですよ」「ただし、強く握らないでね」というと、すぐ小さい手で腕をまくり、人差し指で少しさわってみたり、あるいはいきなり魚をギューと掴んだりします。子供は、魚にさわりたくてしかたがないのか、普段、丸のままの魚にさわったことがないのか、よく分かりませんが、とにかくさわりたがります。
 魚は何度もさわられたり、握られたりし1時間もすると、特にイカなどではグニョグニョ、ニュルニュルになり、目玉がとれるなど、見るも無惨な状況になります。魚の見分け方どころではありません。
 このとき、別のことも感じたのですが、解凍してしばらくした魚では特有の臭いがします。それをさらに子供が強く握ったりするので、子供の手に臭いがつきます。机の上には、手ぬぐいをおいていましたが、手に臭いは残ります。これで子供は、魚は臭いものだと思うようになるのかな-と、少し気になりました。タッチプールで泳いでいる魚をさわっても、こんな心配はいりませんが・・・。
 今回の体感イベントでは、いろいろとがありましたが、子供たちには、いつもとは違った体験ができたのではないかと思っています。
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[編集後記]
 渓流域では、ヤマメやイワナが解禁になりました。内水面試験場では、在来のヤマメとイワナを探しています。
 ヤマメやイワナの放流は歴史が古く、在来の系統を見つけ出すのは非常に困難ですが、諦めずに探していきます。
 これは、遺伝的多様性を保全すると同時に、「その沢にしかいないヤマメやイワナを釣りたい」という釣り人の欲求を満たすことにもつながります。
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