神奈川県水産技術センター メルマガ136

掲載日:2014年2月27日

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/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.136 2006-3-24
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□□研究員コラム
〇「美しいヒラメはより美しく、そうでないヒラメは・・・・・?」
                    (栽培技術部 長谷川 理)
〇イカ釣
                    (資源環境部 高田 啓一郎)
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○「美しいヒラメはより美しく、そうでないヒラメは・・・・・?」
                    (栽培技術部 長谷川 理)
 現在、当所では、病気に強い(耐病性)、成長が早いなど、遺伝的に優れた性質を持っているヒラメの育種研究に取り組んでおり、色々なかけ合わせをするため、例年、3月中旬から5月中旬までの2ヶ月間はほぼ毎日採卵しています。
 親魚の選抜に際しては、生物的な特性を個体ごとに把握する必要があります。このため、当所の親魚には小さなタグ標識(写真)が魚体内に装着されています。この標識はアルファベットと数字の組み合わせによって個体を判別するもので、この標識を用いることにより各個体の履歴(ふ化日、親の遺伝的な性質など)が我々の戸籍のように判ります。今日では、このタグによる親魚管理が多くの研究機関で実施されています。当所では、このタグによる親魚管理を10年以上にわたって実施しており、各個体の祖先を5-6世代まで遡ることが可能です。
 このような研究を通じて、耐病性や成長などのほか、餌のとり方や獰猛さといった性格なども遺伝的な影響をかなり受けているらしいことが判ってきました。また、毎日ヒラメを観察していると、同じヒラメでも、家系ごとに面相が随分と違うものだと思います。(ヒラメの世界にも美魚もいれば、それなりの魚もいます。)
 水産育種の分野でも、競走馬の世界で実施されているようなしっかりとした血統の管理を行っていくことにより、品種改良が促進されるものと思います。
● 「ヒラメのタグ標識」は下記からどうぞ!
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f450011/p759458.html
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○イカ釣
                    (資源環境部 高田 啓一郎)
  「イカ釣」と言えば、夜間、集魚灯を灯した漁船がイカを釣っている光景を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。また、釣船を利用して釣を楽しまれる方の中には、昼間、 沖で「イカ釣」をされた人もいるのではないかと思います。
 いずれにしても、「イカ釣」は船で沖に出てするものと相場が決まっていますが、私の「イカ釣」は、このような船を使った釣ではなく陸からヤリイカを釣るものです。1月に入ると、城ヶ島の磯近くにヤリイカが産卵のために回遊してきます。これを狙って、夜、乾電池で光る「電気浮き」を磯場から投げて釣ります。「電気浮き」の下には水深4-5mにセットされるよう調整されたテイラ(写真)と呼ばれる釣具があり、テイラに釣具屋で売っているサメの肉片をつけて釣るのです。
 この釣りは「電気浮き」を投げてヤリイカが掛かるのを待つだけのものですが退屈はしません。釣場は城ヶ島の南側、太平洋に面した人家のない磯場なので周囲は真っ暗闇です。このため、冬の星座が鮮やかに空一杯拡がり、特に、シリュウスやリゲルなどが青白い光芒を放って輝いているのを見ていると時間を忘れます。もちろん流れ星も見ますし、以前には、新聞記事にもなった大火球を見たこともありました。そのときは大火球とは判りませんでしたので、一体何だろうと不思議に思ったのを覚えています。
 釣期は1-3月の寒い時期、まして夜の釣ですので服装は防寒着を着重ねた重装備ですが、北風を避けることができるような窪みを釣座とすれば意外と暖かいものです。「私のイカ釣」が終わると春です。
  ● 「イカ釣に使うテイラ」は下記からどうぞ!
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f450011/p759460.html
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[最近のホームページ更新情報(3月17日-3月24日)]
3月17日 市場を歩く!(番外編)-白いシビレエイ- を掲載しました。
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[編集後記]
 内水面試験場のある相模原市大島は、桜の名所になっています。
 昼間はもちろん綺麗ですが、夜にはライトアップされてお祭気分が倍増します。
 今年は、桜の開花が早いようですので、入学式までは持たないかもしれませんね。
 私は満開の時よりも、葉桜の緑とピンクの絶妙なバランスの時が一番好きなのですが、皆様は如何ですか?
 それとも花より団子でしょうか?

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