神奈川県水産技術センター メルマガ150

掲載日:2014年2月25日

-- Fish-mag >゜)))< ------------------------
/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.150 2006-6-30
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
□研究員コラム
○どんなときに魚が釣れるのかを考える      (資源環境部 秋元清治)
○初めての職場です。よろしくお願いします。       (内水面試験場 水津敏博)
----------------------------------------------------------------
○どんなときに魚が釣れるのかを考える
                              (資源環境部 秋元 清治)

 釣りは釣り糸を垂れてボーとしているだけで楽しいものであるが、どんな時に魚がよく釣れるのかを考えるのもまた楽しいものである。例えば、潮が止まると魚はぱったりと釣れなくなるが、潮が動き出すとよく釣れるようになるのはどうして・・・?などと。 

 ちょっと考えると、魚も人間も、腹が減ればご飯にありつけそうな場所へ行き、暑くなると涼しいところへ逃げ込むというのは自然の道理であろう。しかし、人間は魚の都合からではなく、自分の都合からばかり考えるので、いきおい「ドジョウはいつも柳の下にいろ。」と無理な注文をすることとなる。

 しかし、それは無理な相談であって、魚を上手に釣り上げるためには、水温や潮の流れなどの変化によって、魚がどのように行動するのかを考えてみる必要がある。

 釣りばかりではなく、漁業においても漁場の海況の変化に伴って、漁況(魚の獲れ具合)がどのように変化するかを理解することは重要である。しかし、両者の関係を明らかにすることは、言うのは容易いが、実際にはそう簡単ではない。

しかし、近年は様々な観測計器が発達し、以前に比べて、海況と魚群の関係を詳細に調べられるようになっている。 

 昨年、建造した本センターの調査船(江の島丸105トン)にも、航行しながら海流を立体的に観測する音響ドップラー流速計、水温と塩分を精密に観測して海の立体構造を把握するCTD、魚群や餌生物の形成量を推定する科学計量魚群探知機、海底地形を詳細に探査する高精度音響測深器などの観測計器が搭載されている。

 「どんなときに魚が釣れるのか。」という漁業者や釣り人の素朴な疑問に対して、少しでも科学的な回答ができるように、様々な調査において、これら観測計器類を積極的に活用していく予定である。

写真は調査船江の島丸   

http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f450011/p758846.html
-----------------------------------------------------------------
○初めての職場です。よろしくお願いします。            
                                (内水面試験場 水津敏博)

 4月1日付けで東部漁港事務所から初めて内水面試験場に異動となしました。よろしくお願いいたします。 

 私は、横浜から当試験場がある相模原市橋本までJR横浜線で通勤しています。以前の勤務地は京浜急行で三浦海岸までの通勤でした。通勤時間はほとんど同じですが、横浜線がいつも混んでいて、特に朝の町田から橋本までは首都圏のラッシュアワー並みの混雑です。これには驚かされました。 

 東神奈川ではホームに並んで始発電車を待ちます。電車が入線するとすぐに座席は一杯となり、発車する時はかなりの人が立っています。新横浜、長津田と乗客が増え、町田でほぼ満員、淵野辺、相模原と増えて身動きが取れない状態となり、橋本で一気に降りることとなります。

 私は、小田原にも通勤したことがありますが、三浦海岸も小田原も目的地に近づくと乗客が少なくなっていたので、横浜線とは正反対の状況です。

 通勤電車は、東京や横浜に近づくと乗客が増え、離れると減っていくものと思っておりました。横浜線沿線の状況を十分認識していればあたりまえのことなのでしょうが、私の通勤電車に対する常識は思い込みでありました。このような思い込みは日常良くあることで、判断を誤らないためには十分な注意と観察を心がけなければいけないということです。

 さて、横浜線がもっとも混雑する区間は相模原市です。相模原市は平成18年3月20日に津久井町と相模湖町と合併しました。さらに相模原市と藤野町も平成19年3月11日に合併することを決定し、また、城山町も藤野町と同日に合併することを目標に協議中とのことですので、来年3月には人口70万人を超す新相模原市の誕生となるわけです。地域はますます発展し、横浜線はますます混雑するものと思います。

 私はこのようにして内水面試験場に向かうわけですが、ここは橋本駅から約6km、相模原市の施設である「相模川自然の村」に隣接しています。このあたりは春は桜が、初夏は新緑が美しいところです。

 試験場の業務について関心がある方は、当試験場のホームページをご覧下さい。 当試験場は平日の9時から16時までは一般の方々の施設見学を受け入れています。 関心がある方は、一度お尋ねください。

http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/naisui/n_index.asp/


-----------------------------------------------------------------
〇神奈川県の漁協(漁業現場)紹介 32 

 今回は、横浜市漁業協同組合本牧支所です。

 横浜本牧は、横浜港のすぐ南側に位置し、対岸の大黒(だいこく)と並んでふ頭の町で、トラックが多いという感じがしますが、周辺にはマイカル本牧を始めとした商業施設や山手、根岸といった高級住宅街もあります。

 かつて、本牧十二天や本牧元町あたりは海岸から断崖が切り立っていて、本牧岬や本牧の鼻などとも呼ばれ、もともとは漁師まちでした。現在も本牧市民プール周辺にこの断崖を見て取ることができます。

 現在の漁協事務所は、本牧ふ頭D突堤の入口、本牧海づり公園の近くにあります。漁港の中は、トラックが行き交うふ頭の中とは思えないくらい静かで、まるで別世界のようです。

 本牧支所の漁業の主力は、小型底びき網です。現在、小型底びき網船が20隻あります。他にも刺網漁船などがあります。今年の東京湾の漁業は厳しいようです。漁師さんのどなたに聞いても「厳しいな」という声が聞こえてきます。

 現在の漁で、もっとも多く水揚げされているのは、セイゴ、フッコといったスズキという魚の小型のものです。また、学名にヨコハマの名前をもつマコガレイも水揚げされていました。冬場のタチウオは、本牧の名物ともされていて、昨年度にみなとみらい地区で開催された、全国豊かな海づくり大会にもタチウオの干物やみりん干しを出しました。

 本牧には間門小学校(まかどしょうがっこう)という小学校があります。ここには付属の水族館が併設されています。公立小学校に併設されている水族館は、非常に珍しいのではないでしょうか。お魚の提供には本牧の漁師さんも一役かっています。都会の中の漁師さんは意外なところで、県民、市民の人たちと接しています。

 取材は、横浜市漁協本牧支所の職員の方や漁業者の方からお話をうかがっています。

横浜市漁業協同組合本牧支所
住所 〒231-0812横浜市中区錦町7-1
電話 045-622-0283
行き方 根岸駅から54系統横浜市営バス海づり桟橋行きでD突堤入口徒歩5分、横浜駅から26系統横浜市営バス海づり桟橋又は横浜港シンボルタワー行きでD突堤入口下車徒歩5分

 本牧漁港や周辺の写真を載せました。http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f450011/p758852.html

                      (取材:企画経営部普及指導担当 鎌滝)

 (次回は、横浜市漁協金沢支所を予定しています。横浜金沢といえば日本一釣り船のお客さんが多いところです。毎年、夏に開催されているキス釣り大会の優勝商品は、ハワイ旅行です。また、走水と並んで海苔の産地です。いろいろ紹介していきますので、ご期待ください。)

-----------------------------------------------------------------
[編集後記]

今日は6月の最終日です。まだまだじめじめした梅雨が続くようですので、食中毒などには十分に気をつけていただきたいものです。

-----------------------------------------------------------------
■水総研メールマガジン(毎週金曜日発行)
■配信の変更、解除は、こちらから↓
http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/mailmag/

発行:神奈川県水産技術センター 広報部会
住所:〒238-0237 神奈川県三浦市三崎町城ヶ島養老子
電話:046(882)2311
ご意見・お問い合わせ:fish.415@pref.kanagawa.jp

-----------------------------------------------------------------

メルマガTOPへ

神奈川県

このページの所管所属は 水産技術センター です。