神奈川県水産技術センター メルマガ159

掲載日:2014年2月21日

-- Fish-mag >゜)))< ------------------------
/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.159 2006-9-1
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
□研究員コラム
○機関の名称は時代とともに変わる (所長 今井 利為)
○いわゆるホームページのこと (資源環境部 樋田 史郎)
〇神奈川県の漁協(漁業の現場)紹介34 (企画経営部普及指導担当 鎌滝裕文)
----------------------------------------------------------------
○機関の名称は時代とともに変わる
 (所長 今井 利為)

 神奈川県の水産の試験研究機関は、神奈川県水産試験場、神奈川県水産総合研究所、神奈川水産技術センターと名称が変わってきました。

 私にとっては水産試験場が一番馴染みの名称で、漁業者にもこの呼称が一番定着していると思っています。

 各県の水産試験研究機関では水産総合研究所、水産技術センター、水産研究開発センター、水産振興センター、水産総合研究センター、島しょ農林水産総合研究センター、科学技術振興センター水産研究部、水産海洋センター、水産研究センター、農林水産総合技術支援センター、水産海洋技術センター、農林水産研究センターと様々な呼びかたをしています。

 機関名称は、それぞれの時代の目標や県の組織のあり方などを反映しています。

 水産試験場は水産業の振興を産業政策に掲げてきた時代として区分されます。水産試験場が民間より先駆けて漁場の開発、探索などの先達調査を行って、漁船を誘導する例が典型的なものでした。業界の意向として、魚のとり方、どこに行けば好漁が見込めるかなどに強い関心がありました。この時期は、明治から昭和にかけて水産にとっての開発の時代といえます。

 日本経済が昭和60年のプラザ合意による高度経済成長の終焉と円高不況に見舞われているとき、地域活性化と文化向上のキーワードとして、海を資源とする産業、経済活動を総称する三浦市から「海業」が提唱されました。また、国では漁獲量の減少に伴い、水産資源の特性である再生産の確保と限りある資源を有効利用するため「資源管理」の必要性が叫ばれるようになりました。

 こうした背景とともに、県として科学技術政策が謳われ、さまざまな水産研究課題に対して総合的に対応する目的で「水産総合研究所」に名称を変更しました。

 「水産総合研究所」時代は、従来、水産の対象ではない「遊漁」、「水産物消費」を研究対象に加えるなど、研究分野の翼を広げて、如何に効率的な漁業経営を目指すかに重点が置かれてきたとも言えます。

 現在の機関名「水産技術センター」は「総合研究所」から「技術センター」に変更された意味合いとして、私なりの解釈をしますと次のようになります。

 「学栄えて、業滅びる」ではいけませんので、今までの諸先輩がたの業績を踏まえつつも、次の時代の新しい課題に対して果敢に挑戦し、技術と経営を合わせた生業を漁業者、水産加工流通関係者、消費者とともに作り出し、水域とそれに続く陸域の多面的機能を生かした産業を先導する機関でありたいと願っています。

 また、漁場環境の保全と回復が水産生物生産の基盤ですので、多くの県民の理解を得て、社会活動による環境への負荷を軽減するための情報を発信し、環境改善の方法を実践・実証していく機関にしたいと思っています。

 時代の変化とともに産業の位置付けが変わり、機関の名称が変更されてきましたが、県民の皆様とともに、課題の解決に向かって、職員一同でがんばっていきたいと思っていますので、ご支援のほどよろしくお願いします。

-----------------------------------------------------------------
○いわゆるホームページのこと
   (資源環境部 樋田 史郎)

 メルマガ読者の皆様は、インターネットとホームページという言葉を知らない人はいないと思います。「メールは見るがホームページは知らない」と言う人は、かなりの例外かと思います。「WWWは知っているがホームページは知らない:-)」と嘯く人は・・・それは冗談ですね。ところで、この「ホームページ」という言葉、「いわゆる」と前置きしていますが、実は本来は誤った言葉なのです。ホームページが普及する前からインターネットに親しんでいた者としては、もどかしい気がしますが、すっかり定着した日本語になっており、もはや逆らえません。

 十年一昔と言いますが、十余年前にはインターネットにホームページはありませんでした。World Wide Web(WWW、ホームページの本名)は、研究者間の知識ベースの共用の支援を目指して、ティム・バーナーズ・リー卿(一昨年にエリザベス女王からナイトに叙せられたそうです)によって発明されました。ホームページは、HTML(ハイパーテキストのマーク付け言語)で記述して、HTTP(ハイパーテキスト転送規格)でコンピュータ間で転送して閲覧されます。これらの技術規格が正式に規定されたのが1996年で、まさに十年前です。日本でインターネットが家庭に徐々広まりだしたその頃から、「ホームページ」と言う表現が早くも広まっていました。当所を含む本県の農林水産系試験研究機関は、1997年にホームページで情報提供を開始しました。その後、国内でホームページは爆発的に普及するようになり、当所はイベントやトピック情報を提供して皆様のニーズに応えてきました。現在の当所のホームページ入口のデザインは、そのころの1999年に作られました。

・・・紙面も尽きてきましたので、ホームページのデザインに関するお話しを続編で書きたいと思います。

-----------------------------------------------------------------
〇神奈川県の漁業現場の紹介34 

 今回は、横須賀市東部漁業協同組合鴨居支所を紹介いたします。

 横須賀鴨居は、三浦半島の東端の観音崎のすぐ南側に位置し、温暖でのどかな漁村という感じです。晴れた日には対岸の房総半島が良く見え、特にギザギザした鋸山はよく目立ちます。私ごとではありますが生まれ育ったところなので、この地には愛着があります。仕事で現場に行ったときに小学校時代の友人と2回ほど偶然にも遭遇したことがあります。友人が多い漁村です。この漁村も漁師さんは減っているだけに友人に漁師さんがいないことがすこし寂しい気もしますね。

 ここは鴨居のタイというくらいマダイが有名なところでもあります。また、横須賀市の無形文化財に指定されている「とっぴきぴーおどり」などもあり歴史もある漁村です。

 この地区の主な漁業は、中型まき網、刺網、一本釣り、はえなわ、ワカメ、コンブ養殖等です。

 この漁協には、港がふたつあります。鴨居港と大室港です。鴨居港は、小さな漁船と釣り船がある小さな港という感じです。典型的な漁村のイメージそのままという感じですね。一方、大室港は釣り船が多いですが、中型まき網船団もあり、漁港というイメージも色濃く残っています。すぐ隣にはかもめ団地と光洋小学校があり、団地の中の漁港というイメージがあります。鴨居港とはイメージがちょっと違います。

 鴨居港はのどかな漁港というイメージですが、昔とは港の形が変わりました。港内が埋め立てられ作業スペースがかなり広くなりました。昔の漁港の面影が私の頭の中に残っているだけに少し残念という思いもあります。

 大室港は、昔とほとんど変わっていませんね。変わっているものといえば船の大きさくらいです。大室港はペリーで有名な浦賀というところに近いところにあります。漁協職員の中西さんと斉藤さんは、怖くて近寄り難いイメージのある漁港にやさしいイメージを与えてくれています。

横須賀市東部漁業協同組合鴨居支所
住所 〒239-0813横須賀市鴨居2-31-7
電話 046-841-0334
行き方 京急線浦賀駅より京急バス観音崎行きで鴨居(かもい)バス停下車徒歩7分、または、京急バスかもめ団地行きで脇方(わきがた)バス停下車徒歩3分です。

 鴨居港周辺などの写真はこちらからhttp://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f450011/p758044.html

                      (取材:企画経営部普及指導担当 鎌滝)

 (次回は、横須賀市東部漁業協同組合北下浦支所を紹介させていただきます。私が普及指導員として受け持っている地区は、横浜市の鶴見から横須賀市の津久井というところです。北下浦支所は私が受け持つ担当区の最南端に位置します。のどかな地区ですが立派な漁港を持っています。ご期待ください。)

-----------------------------------------------------------------
[編集後記]

 8/24に、相模湾の小田原沖においてマメジ(クロマグロの幼魚)41尾に標識(黄色のチューブ)を付けて放流しました。再捕された方は当センターまでご連絡をお願いします。 


-----------------------------------------------------------------
■水総研メールマガジン(毎週金曜日発行)
■配信の変更、解除は、こちらから↓
http://www.agri-kanagawa.jp/suisoken/mailmag/

発行:神奈川県水産技術センター 広報部会
住所:〒238-0237 神奈川県三浦市三崎町城ヶ島養老子
電話:046(882)2311
ご意見・お問い合わせ:fish.415@pref.kanagawa.jp

-----------------------------------------------------------------

メルマガTOPへ

神奈川県

このページの所管所属は 水産技術センター です。