神奈川県水産技術センター メルマガ166

掲載日:2014年2月13日

神奈川県水産技術センターメルマガ VOL.166 2006-10-20

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/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.166 2006-10-20
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□研究員コラム
○昨年の冬は寒かったですね  (内水面試験場 相川 英明)
○ワカサギの話(1) ― 県内で育った親魚から卵を採っています ―  (内水面試験場 利波 之徳)
○神奈川県の漁業現場の紹介3 普及指導員現場百景その2 (企画経営部普及指導担当 鎌滝裕文)
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○昨年の冬は寒かったですね
                              (内水面試験場 相川英明)

 飼育施設中心の仕事のため、毎日、ほぼ一日中長靴を履いて過ごしています。冬でも、特に昨年は足が冷え、何か防寒対策をと考えてみました。まず、長靴に使用する中敷を捜してみました。100円ショップの中敷コーナーに行くと、いろいろなもの中に良さそうなものがありました。

 キャンプ用品で寝袋の下に敷いて使用するアルミのフィルムを張ったマット(通称、銀マット)を足型に切り抜いたものが中敷として売っていました。しかし、これは子供用で、大人用だけは売り切れていました。「自分と同じ考えの人が結構いるのだな」と思いつつ、100円ショップの中敷コーナーで他のものを物色しましたが、私が求める性能(長靴を履いたり脱いだりした時に、そのつど中敷がめくり上がらない剛性の高いもの)の中敷はありませんでした。

 次にホームセンターに行きました。 職人用の中敷がずらりと並べてあり、剛性の高いものがありそうだと期待できます。なかには「遠赤外線」と書いたものがあり、700-800円です。先ほど100円の中敷を見てしまったため、ずいぶんと高く感じました。よく吟味した結果、「保温」と銘打ってあるので150円のフエルト製のシンプルなものを購入しました。

 早速、試したところ、剛性は高く、めくり上がることはありません。保温性もなかなか良い具合でした。

 一方、他の100円ショップで銀マットの中敷を見つけました。こちらも購入して試しましたが、2-3日使用するとマットの部分がすっかり潰れてしまい、使用した感じはいまひとつでした。

 結局、高価な中敷は試していませんが、フエルト製の中敷で十分であるというのが私の結論です。

 高価と言えば、靴下は奮発して「発熱するもの」を購入し、試してみました。メールマガジンの順番が寒い時節に回ってきたら、靴下について書きたいと思っています。


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○ワカサギの話(1) ― 県内で育った親魚から卵を採っています ―
                 (内水面試験場 利波 之徳)

 ワカサギは、県内では芦ノ湖を始め、丹沢湖、津久井湖、相模湖等に生息していて、釣りの対象として多くの釣り人に親しまれています。特に芦ノ湖のワカサギは、刺網を使って漁獲されていて、毎年、宮内庁に献上される逸品です。

 このように本県でもスッカリ定着した感があるワカサギですが、元々は全て他県から移植されたものです。ワカサギの主な原産地は網走湖(北海道)、小川原湖(青森県)、霞ヶ浦(茨城県)等の海水の混じる湖(汽水湖)です。しかし、ワカサギは淡水域でも繁殖が可能なため、全国で移植が行われました。現在の主力産地である諏訪湖は、1915年に霞ヶ浦から移植放流されて定着したものです。主力産地である諏訪湖でも近年は不良続きで、昨年には、全面禁漁せざるを得ない状況にまで資源が減少してしまいました。

 本県のワカサギも、各地から受精卵を購入してきて放流を続けた結果、県民の皆さんに親しまれる様になった訳です。芦ノ湖の場合では、毎年、5億-11億粒もの卵を購入して放流してきました。

 

一方、主力産地である諏訪湖でも近年は不良続きで、昨年には、全面禁漁せざるを得ない状況にまで資源が減少してしまいました(今年は、禁漁の甲斐あってか例年並と言われています)。他県に依存した状態では、ワカサギを安定的に増やすことが難しくなってきたため、芦ノ湖と津久井湖では、近年、自湖産の親魚を定置網などで採捕して採卵する取組みを行っています。

 採卵の方法も改良されています。従来は、定置網などで獲った親魚1尾づつから卵と精子を搾り出して受精させていましたが、親魚1尾あたり1万粒(体重10gの場合)の卵が採れるとしても1億粒の卵を確保するためには、1万尾を搾らなければなりませんでした。しかし、今では、親魚を狭い水槽に一昼夜入れておいて、自然に産卵(水槽内自然産卵法)させることができるようになりました。

 このような県内の関係者の努力によって、ワカサギ資源が安定的に利用できるようになってきています。


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○神奈川県の漁業現場の紹介3 普及指導員現場百景その2 

 今回は、普及指導員現場百景その2です。

 前回予告していたものを最初から報告いたします。写真を下記のURLから見ていただきたいのですが、変形したアナゴ筒です。実際に横浜港沖に仕掛けておいて揚げてきたらこうなっていたというものです。熱で変形したようにも見えます。仕掛けた筒すべてが変形していたわけではなく、10本程度が変形しており、この写真のものが一番ひどいものでした。急に力をかけられると割れてしまうものなので、アンカーではないと思っております。専門家にも話を聞いているのですが、はっきりした理由がいまだにわかりません。

 その他にもいろいろな写真を掲載しています。下記のURLからご覧ください。なるべく仕事現場の写真を多くしました。

 現場百景の写真はこちらからhttp://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f450011/p582825.html

                      (取材:企画経営部普及指導担当 鎌滝)

 (次回は、神奈川県の漁業現場紹介4 マダイ放流同行記です。神奈川県沿岸には毎年マダイを多い年で100万尾以上放流しています。これは全国的に見ても誇れることです。財団法人神奈川県栽培漁業協会というところがマダイを育てているのですが、生き物を卵からかえして育てると言う作業は結構大変です。そうした現場の話や漁業関係者が放流に熱心なわけを紹介させていただこうと思っております。周辺のいろいろな景色の写真も撮影しましたので、ご期待ください。)

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