神奈川県水産技術センター メルマガ182

掲載日:2014年2月7日

神奈川県水産技術センターメルマガ VOL.182 2007-2-9

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/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.182 2007-2-9
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□研究員コラム

○浜の変化と定置網管理  (相模湾試験場 石戸谷 博範)

○アジ切りのススメ  (企画経営部 清水顕太郎))

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○浜の変化と定置網管理  (相模湾試験場 石戸谷 博範)

 海中に設置してある大型定置網の各部網は、垣網2万坪、運動場1万坪等広大な面積に及ぶ(図1)。図1 定置網の網面積

 これらの網には、浸漬時間の経過とともに生物付着が発生する(写真1)。写真1 定置網の付着生物

 生物付着による抵抗の増加は漁獲減を引き起こし、最終的には急潮等による漁具損壊の危険性を高める。これを防止するためには、短期間(夏期には10日に一度)に網を交換する必要がある。

 これらの網を修繕点検のために陸上で展開するには、網を分割しても、なお広大な作業用地が必要となる。嘗ては、広々とした浜(写真2)が各漁場にあり、そこで網を大きく広げた修繕作業が可能であった。写真2 昭和29年当時の小田原市早川河口

 しかし、現状では、海岸侵食による浜の減少や道路建設、後背地に迫る住宅街等(写真3)により、十分な作業用地が確保できない漁場が多くなっている。作業用地の狭隘化は、網地の細分割による手間増加を引き起こし、漁具管理作業の遅れを生む原因となっている。写真3 現在の小田原市早川河口

 漁港周辺の作業用地の整備は、定置網経営を左右する重要な問題であり、用地内で大型トラックやクレーンを駆使できる1000坪レベルの用地確保が是非とも必要である。

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〇アジ切りのススメ  (企画経営部 清水顕太郎)

 突然ですが、「魚を調理する包丁にはどのようなものがありますか?」ときかれた時に、どのようなものを思い浮かべるでしょうか?恐らく、「出刃包丁」・「刺身包丁(柳刃)」といったところが代表的なところでしょうか。

 試しに、当センターにある魚用の包丁を並べてみますと、出刃、柳刃、アジ切のほかに、タコ引、身卸し、相出刃、カツオ切り、ウナギさき、ハモしめ、薄口出刃等々がありました。(写真)日本は魚食の国だけあって、様々な魚用の包丁があるもんですね。もちろん日本中で見ればこの数倍の種類があることでしょう。また、一部の包丁には片刃と両刃があります。

 一昨年開催された「豊かな海づくり大会」で来場者のみなさんにどんな魚用の包丁をお持ちかアンケートをお願いしたところ、「出刃包丁を持っている」と回答された方が約62%、また、「刺身包丁を持っている」と回答された方が約28%となりました。一方、タイトルにあります「アジ切り包丁」をお持ちの方は8%しかいませんでした。やはり魚用の包丁といえば「出刃包丁」なのでしょう。

 ところで、私の所属する企画経営部は「魚食普及」も業務の一部としています。このため、ときどき魚のおろし方を一般の方にお教えすることがあります。このとき生徒さんたちに使ってもらっているのが「アジ切り包丁」です。アジ切りは出刃包丁を小さくしたような形で、だいたい12cmくらいまでの小振りな包丁です。同じくらいの大きさの小出刃に比べて刃の厚さが半分程と薄いことも特徴のひとつです。出刃包丁に比べて小さくて薄く、軽いので、女性の方も扱いやすいと思います。またお値段もリーズナブルでホームセンターなどでは2000円ほどで購入できると思います。名前は「アジ切り」ですが、サバも十分おろせます。ご家庭で食べるであろうほとんどの魚に対応できると思います。

 実際、魚のおろし方教室では教材にサバ、アジ、ソウダガツオ、カマスなどを使うことが多いのですが、アジ切りですべておろしていただいています。やはり、アジ切りの知名度は高くはないのですが、実際に使っていただいた感想は上々で、中には「これ売ってくれない?」などとおっしゃる方もいます。

 もし、読者の方でこれから魚用の包丁の購入を考えている方がいましたら、「アジ切り」を買ってみてはいかがでしょうか?

包丁の写真はこちらから


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[編集後記]

 暖かい日が続いています。早くも花粉症に悩まされる研究員が出ています。

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