神奈川県水産技術センター メルマガ191

掲載日:2014年2月4日

神奈川県水産技術センターメルマガ VOL.191 2007-04-13

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/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.191 2007-04-13
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□研究員コラム

○魚のすみかを調べる  (資源環境部 秋元 清治)

○新年度を迎えて  (内水面試験場 水津敏博)

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○魚のすみかを調べる

 私たちにも生活しやすい場所があるように、魚たちにもそれぞれ生活しやすい場所というものがあるようだ。例えば、泥場、砂場、岩礁、平坦、斜面、急流、緩流など、魚種によって好む環境もそれぞれ異なる。

 魚がすむ海底地形を調べる際にマルチビームソナー(写真 1)は強力なツールとなる。この機器は船底から複数の音波を同時に発信し、海底からはね返ってきた音波を解析することで詳細な海底地形を描くことができる。本センターの調査船江ノ島丸には同機器が装備されており、現在、定置網周辺の海底地形、魚礁の設置状況、キンメダイ漁場の海底地形などの調査を行っている。

 海底地形、海況、漁況の三者の関係を考えていくと、なぜそこに魚が集まってくるのかについてのヒントが見えてくる。一例を挙げると、キンメダイの漁場調査では、ある海山では潮流のあたり方によって湧昇流を発生させるような海底地形があることが示唆された。このような湧昇流は餌生物の発生を促し、これに伴ってキンメダイの集群量を大きくしていると考えられる。(写真 2 キンメダイ漁場の海底地形図)

 キンメダイだけに限らず、海底地形をとらえるマルチビームの応用範囲は広いことから、今後、他の魚種や漁業種類においても積極的に活用していきたいと考えている。

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○新年度を迎えて

 4月は新入生や新社会人で町が活気に溢れています。皆さん、希望に胸を膨らませて勉学に仕事に張り切っていることでしょう。

 当試験場にも新人が採用されました。毎日毎日、初めての経験に戸惑いながらも試験場の仕事を覚えようとがんばっている姿を見ると、私も新採用のときは分からないことばかりで、苦労したことを懐かしく思い出したりしております。

 4月はまた桜の季節でもあります。試験場に隣接する相模川の川沿いは桜の名所で、この季節になるとたくさんの花見客が訪れ、とても賑やかな場所となります。

 アユの遡上もこれから本格的に始まります。本年は近年になく海産稚アユが豊漁で、漁業者の方もたくさんの稚アユが川に遡上することを期待しています。

 試験場の最も重要な仕事はアユに関することですが、本年は人工産アユ種苗について、新たな取り組みを始めることとなりました。

 内容は、人工産アユ種苗の放流サイズ、放流時期、放流時の水温などについて漁業者と一緒になって調査研究を行い、放流に当たっての最もよい条件を探ろうとするものであります。今回は「漁業者と一緒になって」ということがポイントです。お互いに情報や意見を交換しながら両者が一丸となって本県のアユを育てていくこで、大きな成果が上がるのではないかと考えています。

 アユのシーズンはこれからです。6月の解禁には太公望で川がいっぱいとなり、沢山のアユが釣れることを祈念しております。

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[編集後記]

 先日、一日中屋外にいたら、日焼けで顔の皮が剥けてしまいました。春は最も紫外線が強いとのこと、野外で遊ぶときなどには、帽子や日焼止めクリームをお忘れなく!

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