神奈川県水産技術センター メルマガ206

掲載日:2014年2月4日

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/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.206 2007-07-27
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□研究員コラム

○謎の物体  (内水面試験場  原 日出夫)

○鮎の釣りも色々です (内水面試験場 相澤 康)

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○謎の物体

 先日,「河原で直径30cmくらいのゼリー状の卵を見つけた。長年ここで釣りをしているが見たことない。これは何か?もしかしたら,世紀の大発見ではないか。」との連絡を頂きました。「卵」で思い当たる生物はありませんでしたが,「直径30cm」,「ゼリー状」のキーワードで「アレ」かな?という心当たりがありました。

 別の研究員に聞いたところ,「アレ」ですよ。かなり前にも聞かれたことがありますとのこと。しかし,2人とも「アレ」をイメージできるのですが,名前がでてきません。名前が出ないことには詳細な情報を調べることもできません。関連しそうなキーワードを駆使して検索した結果・・・・「コレ」だ!「オオマリコケムシ」(写真)!

 ゼリー状の物体は,北米原産の1.5mmほどのコケムシの群体で直径50センチメートルほどにもなるそうです。餌は水中の微生物や有機物であり,他の生物への悪影響はない模様です。 30年近く前から国内の各地で騒動を起こしているようです。

 それにしても,近所の川にこんな物体が出現したらびっくりしますよね。 

写真はこちらから

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○鮎の釣りも色々です

 鮎釣りといえば、友釣りが有名です。鮎の主な餌は河床の石のコケ(藻類)なので、コケがよく生える石の周りを縄張として、他の鮎がそこに迷い込むと、追い払おうとします。そこでオトリ鮎を縄張に泳がして追い払おうと向かってきた縄張鮎を釣り上げる、これが友釣です。

 でも友釣は、難しそうだし道具も高い。もっと、気楽に楽しめる鮎の釣り方はないか、そんな希望をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

 そこで、お勧めなのが、毛針釣。コケを主食としている鮎ですが、羽虫を模した毛針でも釣れるんですね。私の調査フィールドの早川は、友釣の他に毛針釣も楽しめる川です。型は小振りですが、数がたくさん釣れるのは、友釣よりもむしろ毛針釣です。仕掛けはシンプル、竿も短めで、その手軽さからか、熟年のご夫婦やご家族で楽しんでいる様子をよく見かけます。

 では、実際の釣果の方はどうでしょうか?解禁直後には200-300尾釣り上げる強者(つわもの)もいますが、これは解禁直後なので特別。少し釣れ具合が落ち着いてきた時期に、毛針釣で採集を行ってみると、だいたい0-50尾程度でしょうか。それにしても0-50尾とは随分幅があります。そこはやはり腕の差なんですね。

 いつも調査にご協力をいただいている早川河川漁協の名人やインストラクターの先生方は50尾。一方、試験場の調査員は0尾、なんてこともしばしばでした。ところが2-3年も調査を続けていくうちに、秘技を伝授され調査員も腕が上がって、最近では同じ桁まで釣れるようになってきました。まさに、0(ゼロ)からのスタートです。

 調査では釣れた鮎は成長や由来を調べたるための標本とするので、残念ながら食べることはできません。釣人はきれいな清流の景色を楽しみながら自ら釣った鮎を、塩焼き、てんぷら、唐揚で食味も楽しむ、これは格別なんでしょうね・・・多分・・・、(試験場では全部標本にしてしまうので、食べたことはありませんが・・・)。 

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