神奈川県水産技術センター メルマガ243

掲載日:2014年1月30日

神奈川県水産技術センターメルマガ VOL.243 2008-04-25

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/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.243 2008-04-25
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□研究員コラム

○増水は要注意!その2 (内水面試験場  原 日出夫)

○秋谷沿岸漁業研究会の紹介 (企画経営部  池田 文雄)

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○増水は要注意!その2

 前回,河川水を利用している養殖場では増水時に「エドメ」により酸欠を防ぐという話をしました。今回は,また別の増水時の話です。通常,養殖場では取水口に金網やスリットなどを設け,養殖池に落ち葉などの流下物が入ることを防いでいます。

このため,定期的に取水口の掃除をしています。特に、秋は落ち葉で詰まりやすくなるので、掃除が頻繁に行われます。場合によっては、夜中も落ち葉掃除をすることがあります。

 しかし,台風などの増水時は落ち葉だけでなく,大きな木の枝やゴミなどが流れ、これらが取水口に詰まります。水も凄い勢いで流れ込むので,掃除とはいえ大変危険な作業となります。

 さらに,ひどくなると土砂が流れ込みます。こうなると,もうお手上げです。土砂は流れに乗って取水口を通過し,養殖池を埋めていきます。

 台風一過,水が引いた養殖池は,トラックで持ち込まれたような大量の土砂が・・・。文字どおり,「自然に」運ばれてきた土砂ですが,これを取り除くことは「自然に」とはいきません。養殖業者の方から,最近,ひどい増水や渇水が多くなったという話を聞きます。

 山の保水力が落ちたのか,雨の降り方が不安定になったのか分かりませんが,養殖業者の苦労が増えたのは明らかです。 

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○秋谷沿岸漁業研究会の紹介

 秋谷沿岸漁業研究会は、横須賀市大楠漁業協同組合秋谷支所の漁業者が、漁業の活性化を図ることを目的に平成4年11月26日に会員12名で結成した会です。現在の会員数は14名です。

 会員は1945年(昭和20年)1月1日以降に生まれた漁業者で、尚且つ、地域内の漁業の発展と活性化に賛同しているもの。本会は、会長、副会長、会計を中心に運営しております。 主な活動は

 (1) 秋谷夕市の開催(会員が自分で獲った新鮮な魚介類を消費者に提供する。) この夕市は毎年5月の第4土曜日午後4時から横須賀市秋谷の久留和漁港の荷裁き所で研究会 員が主体となり、開催の準備から販売までを行います。

 当日は、会員以外の秋谷支所の漁業者も 参加し自分で獲った魚介類を販売し、漁業者が研究会に積極的に協力しているのが特徴です。 また、漁業者等が作っている農産物、花なども同時に販売し、訪れる消費者が喜んでいました。

 (2) アワビ中間育成試験(研究会員と秋谷支所の漁業者が協力して実施している。) 毎年実施しているアワビ中間育成試験に研究会が主になり、そこに秋谷支所の漁業者が協力 し、試験は筏で養殖篭を吊るす方法で行う。使用するアワビは(財)神奈川県栽培漁業協会が 育てた25mmサイズのものを使用している。

   試験の期間は、11月から翌年3月ごろの5ヶ月間、会員と漁業者が輪番を組み給餌、管理及び 篭掃除を行い丁寧に養殖し育てます。試験終了後は、平均殻長45mm以上に成長したアワビをタコ篭等 に入れ海底に沈めて、秋谷地先数ヶ所に放流します。

 (3) 先進地視察(会員の資質の向上と会員相互の情報交換を図る。) 今後の研究会活動をしていくために先進地視察を実施している。 最近では、

     (1)千葉県富津市にある千葉県水産総合研究センター東京湾漁業研究所

     (2)横浜市中区にある竹内化成株式会社

 に視察し、魚介類の中間育成試験方法や篭等使用した養殖等を視察、また、竹内化成では漁 船の簡単な修理、塗装(特にFRPの塗装、修理の仕方)等を学んだ。 今後は、みづき漁に使用する道具等を製造している工場等の視察を考えている。

 (4) その他(他地区、異業種の研究会、青年部等と情報交換を行う。) 漁協が実施する各種(アワビ、サザエ、ヒラメ等)種苗放流(地区内の幼稚園児等を放流体 験に招いたりして住民との交流をしている)、イベント等には会員が積極的に協力している。 

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