神奈川県水産技術センター メルマガ245

掲載日:2014年1月30日

神奈川県水産技術センターメルマガ VOL.245 2008-05-09

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/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.245 2008-05-09
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□研究員コラム

○花粉のスープ・・・? (内水面試験場  相澤 康)

○漁業者が考えていかなければいけないこと-普及指導員の役割-(後編) (企画経営部  鎌滝 裕文)

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○花粉のスープ・・・?

今や国民病の花粉症。春はスギとヒノキ、夏はススキやイネ等、秋はセイタカアワダチソウ、流石に冬はないでしょうけど、季節ごとに悩まされます。

 内水面試験場の調査では、ススキやセイタカアワダチソウの河原、スギとヒノキの山の渓流で作業するので、花粉症の調査員は目がシバシバ、鼻はグズグズ。埃だらけ泥だらけで汚れたマスクをして、投網を打ったりタモを振るったりするのは、哀れというか、怪しいというか、何とも形容し難いです。

 少し変わって、潜水調査の話。読者の皆様は、潜水調査のお話をご覧いただいているかと思います。冬は寒い、夏は暑い、機材は重い、耳が抜けなく鼓膜が・・・。ところがもう一つ難問を発見してしまいました。

 以前、海で仕事をしていた時には、潜り終えると鼻はスッキリ、目の痒みも取れてけっこう爽快です。たぶん、海水で洗い流されたり、塩分で炎症が抑えられたりするのでしょう。

 ところが、湖では潜るほどに症状が酷くなり、湖水で目を洗ってもよくなりません。鼻も詰まって耳が抜けなくなるので中々厄介です。

 よ-く水面を見ると、何か黄色っぽい埃が幕になっています。吹き寄せられると厚くなってシワシワに、そして水に溶けるとパンプキンスープのように。周りを見渡せばスギ林、これは間違いなく花粉でしょう。

 そういえば以前、先輩から「見慣れないプランクトンがたくさん採集されたので、よくよく調べてみたらスギ花粉だった。」と聞きました。その時は笑い話でしたが、まさか花粉のスープで泳ぐことになるとは思いもしませんでした。しかも、それで目を洗っていたなんて・・・。

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○漁業者が考えていかなければいけないこと-普及指導員の役割-(後編)

 前回は生産主体の漁業者の古い体質について話をしてきました。儲かっていればそれはそれでよかったのかもしれません。あまり細かいことを考えない豪放さが漁業者らしくも感じます。しかし、燃油の高騰や魚価低迷等経営環境が厳しくなっている中で、漁と経費のバランスを考えていく必要があります。

 経営分析というのはいろいろ難しい専門用語なども出てきますので、あえて分析の手法までは書きませんが、分析をするまでにはあらゆる資料を集めなければなりません。例えば、支出調査の中で、減価償却、損害保険料などの固定費のほかに燃料代、氷代、エサ代、雇用労賃など変動費などもあります。

 これらのデータから赤字をどの部分で出しているのか、調べるわけですが、これらの調査は漁業者との信頼関係が不可欠なので、普及指導員がやはり適任であると感じています。

 次に売るほうの問題です。「獲ってきたら売るのは誰かに任せた」と言うのが今までの漁業者の考えで、これからは獲れたものを少しでも高くお金に換えることを考えないといけないと思います。インターネットや朝市などで直接売る手法もひとつの答えであったと思います。

 しかし、まだ、売る手法はいろいろあると感じます。できるかぎり売り先を手広く、門戸を広げることです。もちろん所属する漁協との話し合いも不可欠です。そして異業種交流なども重要でしょう。とにかく多くの人たちと人脈を築くことがこれからの漁業者には求められると思います。

 流通、飲食、旅行、農業などいろいろな分野の人たちとの関わりあいの中で、多様な販売方法が考えられるのではないかと思っています。

 いろいろな人に新鮮な魚介類を提供していくというのは重要なことです。いままでやってきたことを急に変えることは漁業者にとっては大変なことです。それでも変えていかなければいけないところまで来ていると思います。そのための手段を考えたり、情報提供したり、実際に手助けをするのが普及指導員の役目だと思っています。

 漁業者の経営感覚-生産主体の古い意識がまだある-(前編)はこちらから 

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