神奈川県水産技術センター メルマガ262

掲載日:2014年1月28日

神奈川県水産技術センターメルマガ VOL.262 2008-09-05

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/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.262 2008-09-05
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□研究員コラム

○カマボコ作ってみました (資源環境部  清水 顕太郎)

○新型の水質事故  (内水面試験場  原 日出夫)

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○カマボコ作ってみました

 先日、城ヶ島で懇意にさせていただいている釣り船にお願いして職場の仲間数人とキス釣りに行きました。キス釣りと言っても、私はもっぱらネズッポ類やハゼ類などキス釣りの外道を餌にマゴチねらいで行ったんですが・・・

 城ヶ島周辺でマゴチの外道としてよく釣れるのが、エソ(オキエソ)です。このときも少ないですが船中で2匹のエソが釣れましたので、「エソと言えば練り物の原料だよね。こりゃぁ、カマボコつくらにゃぁいかんだろ!」と勝手に決心して、食品加工担当の臼井さん指導のもと、カマボコづくりに挑戦してみました。

 カマボコづくりの詳しい工程は当センターのウエブサイトで写真付きのページをごらんいただくとして、簡単には・・・

 原魚をウロコをとって三枚におろす → 皮をはいで、腹骨をとる → 包丁でたたいて身を細かくする → たたいた身に塩(今回は魚肉の1.6%としました)を加えすり鉢で良く擂(す)る → 1-2時間ねかせる → 板や皿に盛る、笹カマボコのように整形する → 蒸し器で蒸して出来上がりとなります。

 出来上がったカマボコはところどころ小骨が残っていたのはご愛敬として、塩味もちょうど良く、味の方はなかなかのものでした。

 え、「マゴチはカマボコにしなかったの?」ですって?マゴチはまずは刺身で食べたいですよね- やっぱり! 私も釣れていればそうしていました・・・残念!

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○新型の水質事故

 河川等で魚が大量に死亡した場合、原因が特定できない初期段階は水質事故として、関係機関が連携して死亡魚の回収や原因究明に取り組みます。内水面試験場も、死亡魚の検査や現場の情報から原因究明に取り組んでいます。近年、この水質事故において、新しいタイプがでてきました。都市河川の上流域におけるアユの死亡事故です。この不幸な事故発生には3つの要因が考えられます。

 要因1:アユは冬の間、海で生活し、春になると河川を遡上します。堰堤など遡上を妨げるものがなければ、どんどん上流を目指す習性があります。

 要因2:下水道の普及で水質が向上し、魚道の整備等でより上流へ魚の移動が可能となってきています。

 要因3:都市河川の上流部には3面護岸やU時溝に排水が流れているような所があります。

 川の上流ほど水質が良いというのは、誰もが思うことです。当然、水質事故も上流は発生し難いと思うでしょう。しかし、一口に上流と言っても、渓流や湧水のある谷戸等、きれいな水が流れている所はよいのですが、要因3のような所もあります。

 このような場所は水質の変化が急激です。条件が良いときに迷い込んだアユは、急激な変化が発生したときに対応しきれないのでしょう。この新型の水質事故は河川が良くなってきている過渡期の不幸な事例と考えます。最近、多くの人が身近な環境に関心を寄せるようになり、環境改善の動きが始まっています。今後、都市河川の源流部の環境も改善されていくことでしょう。 

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