神奈川県水産技術センター メルマガ273

掲載日:2014年1月27日

神奈川県水産技術センターメルマガ VOL.273 2008-11-21

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/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.273 2008-11-21
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□研究員コラム

○最大で50cm、1kgを超える「マアジ」 (栽培技術部 沼田 武)

○海藻おしば教室  (相模湾試験場長 高田 啓一郎)

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○最大で50cm、1kgを超える「マアジ」

 相模の海には多種多様な魚介類が生息し、これら海の恵みによって多彩な漁業が営まれているとともに、多くの人たちが四季を通じて遊漁を楽しんでいる。

 県下沿岸には、マアジの居つく漁場が、三浦半島の走水や松輪瀬、大磯沖の瀬の海のほか各地に点在するが、資源的には僅かなためにみうら漁協の松輪漁船などが梅雨時期に一本釣りやタル流しで操業するほかは、もっぱら遊漁船が周年にわたり利用している。

 居つきのマアジは、黄色っぽい魚体から「キアジ」と呼ばれ、運がよければ驚くほどの大型魚が釣れることもあり、体高は高く太っており脂も良くのっていて美味い。一方、これとは生態が異なり、全国で大量に漁獲されているマアジがいる。マアジは、ごく少数派の居つきを除くと、サバやイワシと同様な浮魚であり回遊魚である。

 日本近海では、東シナ海から日本海西部が回遊性のマアジの主な産卵場であり、主要な漁場にもなっている。この海域では、回遊するマアジをまき網漁船がハイテク装備を駆使して漁獲している。

 相模湾や東京湾口部の定置網で大量に漁獲されるマアジも、多くは東シナ海由来の稚仔魚が、太平洋岸を北上し南下する回遊の途中で湾内に来遊してきたものであろうが、0歳の小型魚が多く、体色が黒っぽいために「クロアジ」と呼ばれほっそりとした体形をしている。

 以前には、港内や防波堤、磯などでもサビキで手軽に釣れた小アジが、今ではめったにお目にかかれなくなっている。大群を成して回遊するマアジのうち、少しぐらいは変わり者がいて浅場に居ついてもよさそうなものだが。

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○海藻おしば教室

 相模湾試験場では8月3日の「小田原みなとまつり」にあわせ「海藻おしば教室」を開催しました。「海藻おしば」とは耳慣れない言葉だと思いますが、押し花と同じように海藻をきれいな形に整え、厚紙に挟んで押しつけて乾燥させるものです。

 海藻や藻場(海藻が繁茂している場所)は、海の生き物たちが育つ場所として、また、海の環境を保つためにも大きな役割を果たしていますが、このイベントは、海藻について関心を持っていただき漁業や海の環境について理解を深めていただくために開催したものです。

 当日は午前と午後の2回教室を開催し、それぞれ予定を上回る親子30名の方々に参加していただきました。「海藻おしば」の第一人者である野田千代先生から指導を受けた場員が海藻や藻場の役割などを話した後、素材となる海藻の種類や作り方を説明、実習に移りました。使用した海藻(写真1)は、海岸に打上げられたものを集め、あらかじめ冷凍庫で保管したものです。

 参加者は、ピンセットや楊枝を使って、はがき大のケント紙に気に入った海藻で絵や図柄を描いていきます。大人も子供も一心不乱の様子でした。出来上がった作品(写真2)は当場で一旦あずかり、乾燥や保存処理をした後、後日お送りしました。

 「海藻おしば教室」(写真3)が海の環境について考えていただくきっかけになればと思っています。

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