神奈川県水産技術センター メルマガ323

掲載日:2014年1月22日

神奈川県水産技術センターメルマガ VOL.323 2009-11-27

-- Fish-mag >゜)))< ------------------------
/KN/ 神奈川県水産技術センターメールマガジン  VOL.323 2009-11-27
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
□研究員コラム

○人生初の・・・         (資源環境部 加藤 充宏)

○「よもやま話 10」        (栽培技術部 村上 哲士)

----------------------------------------------------------------

○人生初の・・・  

 だんだん寒くなってきた今日この頃ですが、今回は梅雨時に起こった出来事についてお話します(ちなみに水産とはなんの関係もありません。悪しからず)。
 6月のある朝、車で出勤してセンターの建物に入ろうとした私は、アスファルトの上になにか茶色いものが落ちていることに気がつきました。 なんだろう? けっこう大きい・・・ 
 近寄ってみた瞬間、私は思わず「あっっ!!」と声を上げてしまいました。 アスファルトの上に落ちていたもの・・・それはシンジュサンという蛾の一種でした(写真)。

 この名前を聞いて「ああ・・・」と思った人は、おそらく幼少期に虫ばかり追いかけていた方でしょう(まあ私の場合は今でもですが)。 このシンジュサンは翅を広げると最大で14センチにも達し、褐色の翅に三日月型の斑紋が入る、シックながらも華麗な大型の蛾です。
 私は自然豊かな神奈川県西部で生まれ育ったのですが、これまで一度もシンジュサンには出会ったことはありませんでした。それが今、まさに目の前に・・・「人生初シンジュサン」です(笑)
 残念ながらこの個体は、すでに半分つぶれて死んでいました。先に出勤していた職員は「階段の踊り場でバタバタしていたよ」と言ってたので、あるいはどなたかキレイ好きな方が「キタナイ虫を退治」して外に捨てたのでしょう。
 こういう世間との価値観のズレは、これまでの人生で数え切れないほど経験していますので、いまさら怒りもしませんでしたが・・・この時ばかりはもうちょっと早く出勤するんだった、と後悔しました。

 三浦半島の昆虫に詳しい方に尋ねてみたところ、シンジュサンは三浦半島でもあまり多くなく、年に1回見るかどうかといった程度だそうです。
 幼虫は城ヶ島に多いカラスザンショウ(VOL.258参照)などを食べることから、周辺で発生したのではないか、とも教えてくださいました。緑が多いという印象の三浦半島ですが、やはり自然は徐々に失われているようです。
 さて、その後このシンジュサンはどうなったかというと・・・実は我が家で標本になっています。翅や体は傷だらけの上、展翅(体が固まるまで翅を整えておくこと)に失敗してちょっと翅が曲がってしまいましたが・・・なにしろ「人生初シンジュサン」ですので、大切に飾っておこうと思います。

----------------------------------------------------------------

○「よもやま話 10」

  前回の話から三ヶ月ほどが過ぎ、ヒラメの生産も何とか終了し、魚チームは来年の生産に向けて準備中です。(もっとも生物餌料は一年中いますので、その管理や親魚や生産して残した魚などの飼育は継続してありますが。)

 魚がいない間に飼育水槽やら使用機器などの整備を行います。昨年はアユの試験を行っていたので、円形水槽の整備をしなかったのですが、今年はやっておかないといけません。なにせ年数が経ってきていますから日頃の手入れは怠れません。
 今回は底掃除機を支えるレールを外して錆び落としをし、防錆塗料を塗る予定です。

 他にもボイラーや酸素発生器などの点検整備(これは専門家にお願いします。)も実施します。
 それから次回生産用の物品を発注するために餌料や資材の在庫調査、細かな飼育機材の点検・補充など地味な仕事が続きます。
 当然それらに付随して各所の掃除などもあります。まァ良い機会ではあるのですが、私掃除は苦手でして、片づけも下手ですね・・・。

 その合間には貝チームの手伝いもします。今年採卵したサザエの稚貝は順調に育っていて、波板という飼育器から剥離し、生け簀に収容して飼育する段階になっています。

 波板から剥がしたら大きさを揃えるために選別(大きさに合わせた篩で篩う)という作業をします。それから死殻やゴミを取り除き、生け簀に応じた数量を量って収容し、飼育します。

 私は最初が貝の仕事でしたので、懐かしいものです。ただ当時より体力は落ちているようで、そこかしこが筋肉痛になることも・・・。目も悪くなりましたようで、今の時期の細かいサイズ(2-4mm)には難儀します、って単なる老眼か・・・。
 何だかんだ一年を通して仕事はあるもので、この不景気な昨今に仕事がある事を感謝しつつ、来年の作戦を思い浮かべる日々を過ごしております。
 寒さが厳しくなってきましたので、皆さまも気をつけてお過ごしください。                     

-------------------------------------------------------------------

■水技Cメールマガジン(毎週金曜日発行)
■メルマガの配信の変更、解除、ご意見やお問い合わせはこちらのメルマガお問い合わせフォームからお願いいたします。

発行:神奈川県水産技術センター 企画経営部
住所:〒238-0237 神奈川県三浦市三崎町城ヶ島養老子
電話:046(882)2311

-----------------------------------------------------------------

メルマガTOPへ

神奈川県

このページの所管所属は 水産技術センター です。